謀将直江兼続 上 (徳間文庫 な 13-31)

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  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (439ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198923846

感想・レビュー・書評

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  • (大坂城を除く)全てがほぼ徳川の下に帰したところから幕は開く。日本屈指の大大名:上杉家の執政という立場から一転 米沢三十万石という一介の徳川家臣:上杉家の家老に零落した 兼続の後半生にのみ照準が据わる。『北の王国』(童門冬二著)の兼続は 米沢の土に生きることを新たな甲斐とした。この作品の兼続も会津百二十万石からの大減封に遭う訳だから 勿論米沢の再開発には身を粉にして臨む。だが彼を真に支えるのは 土着への情熱ではない。機が熟したれば徳川を相手に今度こそ天下を争おうという 乾坤一擲の野望である。

  • 直江兼続といえば関ヶ原における活躍の印象が強いですが、この作品では物語の最初の方で関ヶ原が終わり、その後の兼続の策謀が描かれるため、意表をつかれました。
    個人的には設定に無理があるのではと思ってしまったり、最後の展開にやや不満を感じたりと不完全燃焼の感がありますが、関ヶ原以後の兼続はほとんど知らなかったので興味深く読むことができました。

  • 上下巻

  • 上下巻

  • 全2巻(上下)。

  • 11/29-1/10

  • 太閤の死後、徳川家康は奥州の上杉景勝に兵を向けた。だが西で石田三成が挙兵。徳川軍は西へ戻り、関ヶ原の戦いで三成を破る。覇権を握った家康は上杉家に米沢三十万石への減封を命じた。上杉家執政・直江兼続は困難の中、策を講じるが……。

    2009.2.18読了!

  • 悪くないです。皺を畳んでいるであろう風貌に青春の匂いが漂った、珍しい兼続が描かれています。かと言っておかしな現代感をあてているわけでもなく、立派な歴史人物小説です。……江宮、中村、童門を読んでしまった後では、どの作品も秀でたように見えるんですけどね。

  • 関ヶ原らへんから始まる兼継の壮大な対徳川計画!!!
    三成の遺児が出てきたりとか、養子が前田家に行った事がこんな理由付けが!!!というサプライズ満載!!

  • 思ったより三成がでてこなくて残念…(私の視点がおかしい)

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