謀将直江兼続 下 (徳間文庫 な 13-32)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (449ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198923853

感想・レビュー・書評

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  • 上巻の倍も面白かった。上巻を「北国の長い冬」とするなら この下巻は「待ちに待たれた春」から「一気に緑萌ゆる短き夏」である。米沢再開発と江戸への参勤とが淡々と繰り返される上巻の いつ明けるとも知れない景色の薄暗さは そのまま兼続の忍耐と雌伏とに置き換えられる。耐え抜いて下巻を開いてみれば 何やらその長き冬を兼続と共有出来たような心地さえ生まれている。だが歴史を変えることは出来ない。それまでの展開がどんなに魅力的且つ信憑性に富んでいても 徳川幕府は15代264年の永きに渡って続くのだ。

  • 幕府の基礎を着実に固める家康を横目に、上杉家執政・直江兼続は家康打倒の時期を狙っていた。折しも豊臣方の大物が相次いで亡くなり、豊臣家は存亡の危機に。兼続の胸に秘められた未曾有の謀略がいま明かされる! 著者渾身の大河歴史長篇。

    2009.2.21読了!

  • 悪くないです。皺を畳んでいるであろう風貌に青春の匂いが漂った、珍しい兼続が描かれています。かと言っておかしな現代感をあてているわけでもなく、立派な歴史人物小説です。……江宮、中村、童門を読んでしまった後では、どの作品も秀でたように見えるんですけどね。

  • 関ヶ原の後の直江兼続を描いた小説。

  • 大坂の陣をまたいで続けられる打倒徳川!!!
    犬猿の仲同士だった者が手を取り合うのが自分的にわくわく!!!
    佐竹さん&三成息子の再会とかあったらよかったのにとか津軽にいるほうの三成息子とか出てきてもいいのにとか想いながら、それでも次はどうなるのかとか結果はどうなるのとかどきどきはらはらしました!!!

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