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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198925079
AIがまとめたこの本の要点
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みんなの感想まとめ
宗教の成り立ちやその影響を深く理解することができる一冊で、特に信仰の違いが引き起こす争いの根源に迫ります。読者は、宗教についての知識を得ることで、これまでぼんやりとしていた理解が明確になったと感じてい...
感想・レビュー・書評
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甲府へ出張になったので、列車の中でしこたま読めるぞと思って、重たい荷物を更に重くして持っていったのだけど、体調優れず、結局、読み差しだったこの本だけ読了。
昔、洋画が好きでそればっかり見ていた時期があって、その時から、こうした洋物の根にあるところを感じるには、宗教に対する理解が必要と思い、こういうジャンルにも手を染めていました。
心の問題だし、私は「神を信じて神を頼まぬ(by星飛雄馬)」を標榜しているので、心底理解することは到底出来ないのだけど、知識として吸収するには、こういった本がお手頃かなと。
しかし、まあ、何と話の噛み合わないこと。
後半のそれぞれの宗教の代弁者と著者の会話の件りですが、そういうことが分かっただけでも非常に有意義。
また、ここに出てくるような人たちによって世界が動かされているのだとしたらちょっと恐ろしい。。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
20年近く前の本ですが、以前観た池上彰先生の某番組と併せてなんとなくのイメージができた気がします。世の中に多々存在するの争いごとの根源の一つに宗教が挙げられますが、信仰の違いで争いなんて…ホントは違うのかもしれません。
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自分が偏見を持っていたユダヤ教とイスラム教を、もう少し理解したいという興味を持てた。「ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座」後半のインタビューに怖そうなパットロバートソンが登場していたので読むことをやめようかと思ったが、全部読んでよかった。井沢さんの主張もすべてその通りではない、それぞれに正義がある、宗教問題とみせかけて実は権力者の欲望問題かもしれない、また日本人は行動動機に潔癖さを求めすぎるのでは…いろいろ疑問を持てた。ユダヤ人のタフさ、祖国を求める切実な感情と理由…他国を知ることで日本が少しわかる。
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三大宗教による壮大な兄弟喧嘩が、どれほど世界を混乱させてきたことか、慨嘆に堪えない。
イエスを救世主としては認めないユダヤ教とイスラム教、その点で手を結べそうなものだが、これがそうも行かない。
ユダヤ人の帰国事業を後援するアメリカの思惑は、聖書の預言を成就させてハルマゲドンを招来することにあり。←これをトンデモ説と一蹴できない。大真面目に「最後の審判」を待望するファンダメンタリストがアメリカの国政を左右しているようだ(映画評論家 町山智浩の主張でもある)。
三大宗教のスポークスマンの顔ぶれを変え、10年おきに改訂版を出して頂きたい警世の書。 -
宗教は難しい。情けないが一神論は馴染みがなく、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の歴史もちゃんと理解していなかった。ちゃんと宗教を理解しないとほんとうの世界情勢が見えて来ないと思う。
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キリストを神と認めないユダヤ教、キリストによって新たな契約がなされ神とキリストと精霊が三位一体であると考えるキリスト教、キリストを預言者の1人と考えるイスラム教。。私の想像には限界があるけど、こういう知識はもっておかないと。
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ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の成り立ちからそれぞれの意見や立ち位置、なぜお互いに争うのかがとても分かりやすく書かれている良書。これを読むと国際情勢の見方が変わる。
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第2部の各宗教の言い分は、(きれい事を言っているためか)それぞれになるほど、と思わせるところがあり、何が問題の本質なのか分からなくなってしまった。ともあれ、本書を読んでなるほどと思ったことは結構ある。
・新約聖書(マタイによる福音書)は、ローマ人のピラト総督はイエスを助けたかったがユダヤ人が磔にせよと求めたために十字架にかけられた、としており、これがユダヤ人が差別される要因になっているが、実はローマ帝国にキリスト教を布教したい弟子達によって都合良く書かれたものではないか、という著者の推測。
・差別されたユダヤ人には市民権がなく、土地所有ができず役人にもなれないため、当時は卑しい仕事とされていた金融業、芸能、マスコミや、資本も土地も要らない弁護士やジャーナリストなどの職業についた、ということ。
・「イエスの再臨」は、すべてのユダヤ人がイスラエルに帰還を果たしたあと、ユダヤ人がみなクリスチャンに改宗したときに起こることから、西欧諸国はユダヤ人のシオニズムを支援している。
・コーランなどには、アラーがユダヤ人を罰して猿や豚に変えた、とあることと、豚肉を食べない戒律が関係あること。
などなど。
「後書きにかえて」では、「「天国に行くため」表面的のみ他人に優しくするクリスチャン」に違和感を覚える旨の友人の記述があるが、計算ずくであっても他人に優しくできることはいいことだし、キリスト教の効用といえるようにも思う。ただ、親切の押し売りの裏に打算があると気づいてぞっとする気持ちもよく分かるような気がする。 -
イスラムは根本的に民衆の自由を認めません。
聖書の時代に他の民族はユダヤ人をユダヤ人とは呼ばずに、ヘブライ人と呼んでいた。ヘブライとは向こう岸の人々の意味。
ユダヤ人はなんで強いのか、それはやっぱり宣伝効果であり、お金です。 -
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ユダヤ教、キリスト教、イスラム教という一神教についての基礎講座。1つの神(同じ神)を信じるという共通点があるこれらの宗教は、キリストを神とみなすかどうか、ムハンマドを偉大な預言者とみなすかどうか、その他の教義の違いにより深く対立している。
聖書には、キリストの処刑のシーンがあるが、その時ユダヤ人たちはキリストが死刑になる事を望み、そのために自分たちの子孫に罰が下ってもかまわないと叫んだ事が、その後2000年近くユダヤ人差別の根拠になったとは恐ろしい話だ。(それだけでなないだろうが・・・)
歴史を知り、世界情勢を知るには宗教の知識が不可欠。
もっともっと勉強しなければ。 -
ユダヤ、キリスト、イスラムのそれぞれの言い分が読めて面白かった。
考え方に理解、同調できるかは別として。 -
三宗教を分かりやすく対峙。神が同じか違うかの意見の相違が特に。旧約新約聖書の粗筋を頭にいれておくとわかりやすい。宗教だけでも政治だけでもない、両者を総合した人間の営みが怖いということだろうか。
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それぞれの宗教リーダーへのインタビューとアメリカの友人からの手紙。どれも緊迫していて、興味深い。宗教者が宗教に対して、どういうスタンスを持っているのか?この問いは、非常に重要だ。かつ、その宗教の本質がえぐり出される質問でもある。これを読むと、宗教がいかに弱い基盤の上に、強大な権威を有しているかが分かる。宗教や思想に概して弱い日本人にもってこいの本だ。
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プロテスタント運動以降、一般の信者も自国の言葉で聖書を読めるようになり、一人一冊ずつ聖書を持つ時代を迎えました。聖書を重視するプロテスタントはローマ教会の権威を認めません。(…)プロテスタントは基本的にみな独立しているわけです。たとえばアメリカでも、クエーカーとかバプテストとか多くのプロテスタント宗派があります。多くの宗派ができるのは、同じ聖書でも自分たちはここの部分の解釈が違うということになると、そこで分かれてしまうわけです。55
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ホロコーストについては一般に誤解があります。ホロコーストは戦争犯罪ではありません。(…)もともとはドイツの国内政策として始まったことですから、これは一種の政治犯罪です。しかも、ナチスが勝手にユダヤ人を弾圧したのではありません。民衆の合意によって、戦争下ではなく、理性的、冷静に考えられる平時において始められたという点できわめて悪質です。65
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我々の目に神の働きは三つに映る。つまり、父(エホバ)が行動し、子(イエス)が行動し、もう一つは聖霊が何事かをなす。三者があって、それが相互に行動しているように見えるが、その根源は一つなのだというのが三位一体の考え方です。(…)カトリックもプロテスタントも九九%は三位一体説をとっています。そうでないと、イエスの神性を認めることが不可能だからです。70
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ユダヤ教とイスラム教は、全く離れているようで、じつは共通点もあります。その共通点とは、三位一体説の否定、つまり、イエスがキリスト、神であることの否定です。(…)そのただ一つの神は天地を創造した神、つまり同じ神様ですから、本来ならば、この三者は同じ宗教を信じていると言ってもいいことになります。それなのになぜ殺し合いになるかといえば、預言者が聞いてきた言葉がそれぞれ違うからです。76
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イエスの再臨は、すべてのユダヤ人がイスラエルに帰還を果たしたあとである。また彼らユダヤ人がみなクリスチャンに改宗したときであるという。そういう予言が新約聖書にあるから、クリスチャンたちはユダヤ人に親切をし、キリスト教に改宗するように手助けをしなければならない。そういう動機がある。このように福音派クリスチャンたちは、イエス再臨のためにイスラエルやユダヤ人が決定的に需要なことだと、考えているのです。(トケイヤー) 124
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ざっくりと3大宗教に触れ、その後、各宗教の伝導師らに話を聞いてまとめている点は凄く良かったと思う。
凄く地味で緻密な調査を重ねた上で完成したものなのだろうな、ということが伝わってくる。 -
<決定版>世界の[宗教と戦争]講座が良かったこともあり期待はずれ。
インタビュー相手と意見が一致せず議論になっていること、文章の体裁が整理されきれていないことの2点から非常に読みづらい。 -
彼らが本当のことを言っているのなら問題は根深い。果てしなく深い。だけど彼らの中にもお互いを認め合って生きている者も少ないながらいるはず。それが大事。
宗教戦争と呼ばれている現象の背後には誰かが何かしら利益を上げている。利益のために宗教を持ち出し戦わせ、一見宗教だけが問題かのように見せている。確かに宗教の相違が紛争に繋がっているのも事実だけど。
彼らの声を聞きたい。本に載ってない人達がお互いにどう感じ考えているのか知りたい。強烈に。
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