猫を抱いた死体: 葬儀屋探偵・明子 (徳間文庫 や 2-37)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198926212

感想・レビュー・書評

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  • 2時間サスペンスで過去高視聴率をキープしていた人気シリーズの原作という事で、つい手にとってしまいました。
    ドラマでは、ストーリーというより人物が魅力的だから面白かったのだ、という事を再確認。本作、主人公(探偵役)・明子は全てにおいて中途半端。本業に誇り・責任感もなく、探偵としてもいいかげん。ただただ恋人と一緒に居られればいいというスタンスです。
    勿論他の山村作品と比較して、トリックもお粗末。量産型の著者なので元々トリックは劣化傾向だったにも関わらず、です。

    ドラマを楽しく見ている方がずっと有意義です。と言うよりもこの原作のキャラクター達をあれほど好感度高く仕上げているドラマスタッフに頭が下がります。

  • 葬儀屋探偵・明子シリーズは,テレビの当たりだと思う。

    大村崑と山村紅葉のダブルぼけ俳優がいい味を出している。

    大根役者の参加があっても,楽しめるような番組にしているところが大村崑の力なのだろう。

    テレビを見てから原作を読むと二度楽しめる。

    消えた配偶者
    血の鎮魂歌
    死をよぶカーディガン
    を含む4つの短編集。

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著者プロフィール

山村美紗
京都府京都市生まれ。京都府立大学文学部国文科卒業。教師として教壇に立つかたわら、一九六七年ごろから執筆活動を始め、テレビドラマの脚本などを担当。七〇年「京城の死」(『愛の海峡殺人事件』と改題)で江戸川乱歩賞候補になる。七四年『マラッカの海に消えた』で本格デビュー。八三年『消えた相続人』で日本文芸大賞受賞。九二年に京都府文化賞功労賞、京都府あけぼの賞受賞。九六年九月没。

「2022年 『在原業平殺人事件 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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