闇の争覇 (徳間文庫 こ 6-14)

著者 :
  • 徳間書店
3.36
  • (1)
  • (6)
  • (15)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 94
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198926441

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 今野敏の格闘技小説は相変わらず面白い。今野敏自身が格闘家であるがゆえか闘いの描写は迫真に満ちている。

    歌舞伎町に突如現れた中国マフィア・大虎と格闘家・五条が男のプライドを賭けて闘う…

    ストーリーは至って単純であり、勧善懲悪格闘技小説といった体裁になっており、非常に読み易い。

    『大虎の拳』の改題。

  • 2011/5/8 Amazonより届く。
    2013/1/24~1/25

    今野氏の初期作品「大虎の拳」の改題文庫化。新宿歌舞伎町を舞台に中国マフィアと元空手選手の戦いを描く。典型的なノベルス向け作品であるが、ドライブ感が類似作品よりもあり、楽しめた。

  • 新宿・歌舞伎町への進出を狙う香港マフィア。その手先となって素手で殺人を重ねる大男が、小さな診療所の外科医を組織に取り込もうとする。しかし拒んだ外科医は、見せしめに命まで狙われることに。。。新宿署の刑事や、外科医の息子とゲームセンターで知り合った格闘家が、外科医を助けることになるが、格闘家と大男の間には、過去の因縁があった。

    実は、100ページほど読んだあたりで、ようやく既読本(1996年刊「大虎の拳」)であることに気付いたというていたらく。てっきり最近の作品かと思って読んでいて、、、ゲームセンターでの格闘ゲームの描写あたり、10年前の作品とは思えない、最近の作品にも通用しそうな面もありましたしね。

    冷酷無情の殺人マシーンだった悪役も、最後には善人になってしまうという、今野小説の真骨頂本でした。

    (2007/9/4)

著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

今野敏の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×