濁流 下: 企業社会・悪の連鎖 (徳間文庫 た 15-23)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198928674

感想・レビュー・書評

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  • メンターの方のお務めの会社がモデルとなった経済小説。「○○さんの会社ってどんな感じなんですか!?」と聞いたら、これを読むと面白いと言われて、しばらく積読状態だったのですが、読み始めたら一気に読了しちゃいました。

    バブル崩壊直前までの日本の経済界の動きをダイレクトに感じられますし、なるほどそういうビジネスモデルなのかという驚きが満載。
    一番端的なのが「多少飛ばしでも企業を叩く→全国紙と中刷りに広告を出す→飛ばしの見出しが全国にリーチする→叩かれた企業やってられない→雑誌に何かの形でお金を払う」という方式。

    こんなマフィアな方式を考えた人は本当にすごい。いや、真似は出来ないですけど。ある意味、最近のメディアは新聞もテレビも、礼参ステマが乱発されてるのでその逆な訳ですけどね。

    最後まで読んだら、続編があるとのことで、早速購入しました。ちょっと間を開けて、楽しく読みたいと思います。メンターの方には「○割ぐらいは本当」と聞いたのですが、○割かは伏せておきますw 本書を読んだ方で○割かを聞きたいご友人の皆さんは、口頭で質問くださいw(2012.05.22読了)

  • 湯河原などを舞台とした作品です。

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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