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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198929077
みんなの感想まとめ
秘密サロンで繰り広げられる百物語は、各界の名士たちの運命や人生の選択を描き出します。特に印象的なのは「草原からの使者」という物語で、競馬を通じて人間の実力の本質が「運」であることを示唆します。主人公が...
感想・レビュー・書評
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本書は、<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198923299/ichiromarin09-22/ref=nosim" target="_blank">沙高樓綺譚 </a></div>の続編。沙高樓で繰り広げられる奇妙な4話(綺譚)からなる。特に印象に残ったのは、最後の「星条旗よ永遠なれ」。男の最後には赤玉が出るという話は聞いたことあるが、この話によると米兵の最後には、なんと星条旗がでるということである。
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『沙高樓綺譚』の二作目。南青山のビルの最上階、秘密のサロンでひっそりと開かれる人には言えない秘密を語る会合。
今回はカジノに競馬にと作者の趣味が大きく出ていた本でした。どちらも特に興味はないのですがイギリスの会員制のカジノの様子や競馬の薀蓄は面白かったです。
最終話の下ネタ話は…これを〆の物語にしなくてもいいのでは、と思ってしまいましたが温かい物語でした。 -
「…あるべきようを語り、巌のように胸に蔵う…」
自分の名誉とたったひとつしかない命の為に他では決して語られることのない話。闇の中でほのかに灯りが灯され、その中で上質の椅子に座り、思い思いに酒を飲み、とっておきの話に酔いしれる。前作はどちらかというと周囲を混沌にみちびく話だったが、この作品はなんだろう‥不思議な話が語られます。秘密を持った人より誰かに語りたくても信じてもらえない話がある人にお勧めです。 -
「各界の名士が集う秘密サロン「沙高樓」で、
私は彼らの数奇な運命に耳を傾けることになった..・・・」
こんないきさつで始まる浅田さんの百物語です。
●宰相の器
●終身名誉会員
●草原からの使者
●星条旗よ永遠なれ
名誉も財力もある彼らの運命が
どのように切り開かれたのか、
サロン参加者ばかりか、読者までも気になって
お話の中へ引きずり込まれて行きました。
私が一番印象深かったのは、「草原からの使者」です。
有名な大馬主が競馬で人生最大の大ばくちをするお話ですが、
そこでの人間の実力論にはナルホドと思いました。
主人公の父が後継者たちに問いかけます。
Q:「人間の実力のうちでもっとも物を言うのは何だと思う?」
A1:「努力、もしくは忍耐」
A2:「能力」
A3:「誠実さ」
どれも私には大切なものに思えますが、実は違うのだとか。
正解は、「運」でした。
やはり、人生は大きな博打(?)
一世一代の大博打など、無縁のような毎日を過ごしている私には
目からうろこのこのひとこと。
そして主人公はみごとに運を勝ち取ります。
各界の名士の運の掴み方、
まだ続きがあるのなら、
ちょっと聞いて見たくなる、素敵な百物語でした。
余談ですが・・・
自分の運を試す為、
ジャンボ宝くじ、買ってみようかなと思いました。(笑) -
14.10.10
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うーん、これは一作目の方がだいぶ良い雰囲気を醸し出してるとおもう。特に最後のやだー。
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趣味のカジノに競馬、そして自衛隊やフロント企業に属して得たであろう知識を余すところなく発揮していただいた。風刺を利かせた短編娯楽は、展開がこれぐらい無責任であった方が面白い。オールマイティーなストーリーテラーだ。
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ミステリアスな短編が多数。
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南青山の片隅「沙高樓(さこうろう)」で深夜密やかに開催される現代版百物語の続編。
スッカリこの不思議な世界に魅せられてしまった。コレ墓場まで持ってゆくまでの話??というネタもありますが、どれも人生情緒溢れ、哀愁と神秘とが背中合わせで漂います。
サブタイトルでもある一編「草原からの使者」では、浅田氏の競馬愛はもちろん「人が生きる上で最も大切なものは、努力でも忍耐でも能力でも誠実さでもなく、運!」という強烈なメッセージにしばし愕然としつつ、わが身に重ね妙に納得してしまった(笑) -
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思ったよりは、なけなかった。
一番印象的だったのは「草原からの使者」だろうか。 -
短編 高級バーで夜ごと催される人々の秘密話
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皆さんのレビューからすると不評も多いのかな?私的には面白かった(´∀`)
「星条旗よ永遠なれ」を下ネタかよ!な感想の方もいるみたいだけど、面白かったけどなぁ。男性が素敵に見える。私が年とったって事なのかな? -
違う出版社で文庫化されたのを気づかずに、2冊目の購入。図らずも再読です。
読み始めて再読である事に気付いきました。とはいえ、内容はすっかり忘れているし、確か前回もさほど高い評価しなかったよな〜などと期待せずに読んでいたせいか、それなりに楽しく読めました。
今度の文春文庫の解説は有川浩さん。
「ベタを恐れぬ反則作家はシモネタすらもやはり王道にしてしれっと回し切った。その膂力に若輩作家はもはや震え上がるのみである。」
なるほど。。。
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09-012 2009/01/31 ☆☆☆
浅田さんにしては。。。。
浅田作品には独特の「臭み」があります。それが嫌いな人、気にならない人、好きな人、評価が分かれる作家さんだと思います。私はと言えば「気にならない人」ですね。
それがこの作品では、少々気になりました。浅田さんは平均点の高い人なのですが、時々アレッ?と思う作品もあります。これもその一つのようです。何時もは「これでもか」という執着を感じる作品が多いのですが、この本についてはそれが感じられない。そして没入できないだけ臭みが気になってしまいました。 -
沙高楼奇談(本来の題名は旧字を使っているけれども、私のPCでは出てこないので、新字を使っている)の2作目。
題名通りの「奇談」が続く。4作が収載されているけれども、好きだったのは最初の「宰相の器」という話。浅田次郎は上手いな、と思う。 -
沙高樓綺譚の2作目。テーマが偏っており、前作よりも確実にクオリティが低い。
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このシリーズはどれ読んでもすごくドキドキするね!
浅田次郎は本当にとんでもないです。
表題作のワクワク感と云ったら!!!
競馬好きなら読むべし。 -
また浅田次郎の短編です。
本当にこの人の短編集は読ませますねぇ~。
今回の短編集も秀逸です。
この短編集はシリーズ物で、沙高樓という不思議な空間で、いろんな人がそれぞれ不思議な体験を語るっていうシリーズです。
だから基本的に話の内容はなんでもアリです。
今回は政治家秘書、元財閥当主、大馬主、米軍退役将校が語り部となってそれぞれかなり味のある話をしてくれております。
どれもこれも電車で読むには不向きな話でしたが、個人的に気に入ったのは米軍退役将校の語ってくれた『星条旗よ永遠なれ』でした。
退役将校ってコトで、いろんな歴史秘話の話かな?とは思うのですが、そこは名人浅田次郎。そんなコトはしません。
極めてプライベートな話を語ってくれております。
内容は読んでのお楽しみですが、こんな老夫婦、本当にいいなぁ~と、素直に憧れてしまうようなラストでした。
でも、浅田次郎が卑怯なのは、自分の得意分野のギャンブルネタを今回は二本も持ってきてること。
これで半分はギャンブルネタじゃないか!なのですが、充分に満足がいったから何も文句は言いません。
文句といえば、もっと書け!ってコトくらい。
我儘な読者です。 -
浅田次郎の小説はやっぱりしっくりする。
若干回りくどい言い回しや表現は読み心地ごいい。
あえて書かなくていい事は書かずに読者に考えを促す。
でも考えれば正解が分かるように必要な説明はされている。
綺譚シリーズの話の進み方が好き。
登場人物のしゃべり口調で話が進んでいるから、ちゃんと登場人物がしゃべっているのを聞いている感覚になる。
また、話の途中にある中休みもイイ。
読者を飽きさせない工夫でもあり、話を別の角度から見ることで、読者に理解を促す場面となっている。
ただ、残念なことに「星条旗よ永遠に」は微妙だった。
下ネタをこれだけサッパリ書けるのはすごいのかもしれないが、私は好きにはなれないかな。
「終身名誉会員」は星5つ。
「宰相の器」「草原からの使者」は星4つ。
「星条旗よ永遠に」は星2つ。
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