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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198929756
みんなの感想まとめ
貧しさの中で助け合いながら生きる子供たちの物語が描かれています。京都の長屋を舞台に、彼らの厳しい現実と心の葛藤が浮き彫りになります。主人公の少女は、酒びたりの父や無情な継母に翻弄されながらも、自らの運...
感想・レビュー・書評
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京都、建仁寺脇の宗椿長屋を舞台に、そこで暮らす子供たちの物語。
冒頭では、皆がまずしいながらも助け合って暮らしている様に、温もりを感じたが、貧しさからくる厳しい現実が、彼らを襲う。
酒びたりの父をもつ貴和。後に彼女は遊郭へ行くことになる。継母の言うなりとなって、娘を遊郭に売ろうとした不甲斐ない父親を持ってしまった富士太、千代、きく。宮大工として生きることを決め、10才から奉公に励む宗吉。同じように、奉公に励む弥市。
哀しい話だけど、本来ならば自分も貴和と同じように女郎になっていたかもしれないという思い、自分を救ってくれた兄、富士太が貴和を想っていたこと。長屋の幼馴染だった皆が、同じように幸せになれるように、と願った千代の痛いほどの気持ちをいつかきっと宗吉も分かってくれると思う。きっと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
京の長屋で、兄弟同然に育った少女たち少年たち
貧しいながらもけなげに生きる人ボトの哀歓を描いた時代小説
解説の「人の情けで生きさせてもらった者は、自分ひとりが幸せになることを許すことができない」
このセリフが切ないなぁ
主人公の少女は自分が選んだ道だから、それでもよかったのだろうけれど
ひたすら彼女を愛し、嫁にもらうことを決心していた少年が可哀そう、、
著者プロフィール
澤田ふじ子の作品
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