- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198929879
感想・レビュー・書評
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新宿南口から徒歩5分の場所にある白いホテル、20階のティールームで繋がっているオムニバス作品。
切なくて美しくて好きなかんじでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ホテルを舞台に描かれる恋愛たち。そこには女性の欲望があり、性に対してもさまざまな形がある。恋愛の激しく狂おしい部分が強く描かれていて、時折苦しい気持ちになったりした。
2013.1.23 -
【存在の耐えられない軽さ】
【25th hour】
【フォロー・ミー】…
作中に出てくる映画は気になるものが多くて、観たい映画が増えました。
コレはジャケ買いした一冊。
短編のオムニバス作だけど、どの話も一つのホテルの20階のティールームで繋がってて、そうゆうのって、好き。
ほぼ不倫の話でちょっと嫌だったけど、まぁ、純だったのかしら?
何度か泣きそうになっし、好きな方だとおもいます。
作者さんの他の作品も読んでみたいな~ -
オムニバスで、それぞれのメイクラブの話
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この作者の文体とか溢れだす言葉はとても好きだが、
出てくる女性たちに共感はしにくい。(笑)
どの短編にも、新宿南口の高層ホテルをシチュエーションに使っていて、
たとえば全部の話が同じ日に起きてる出来ごとだとしたら面白いかも。
全体的にネットリ湿った空気を感じるが、
不思議と暗さは感じなかった。
それはたぶん、作者の操る言葉の魔術だと思う。 -
全体的に大人の女性向きの内容だったので、
10年後くらいにまたじっくりと味わいたいと思った。
それにしても、小手鞠さんが紡ぐ言葉は、本当に胸に刺さる。 -
◆あらすじ◆
「あなたにあげられるものはすべて、あげる。わたしは決して、出し惜しみはしない」女は言う。
「彼女の躰と僕の躰が別々なのはおかしい。絶えられない。一つになりたい」男が熱望する。
新宿のホテルを舞台に恋が錯綜する。
働く女、人妻、アーティストなど、心に傷を負いながら、恋に向き合い、欲望に忠実に生きる女性たち。