刺殺犯: 警部補郷原弘 (徳間文庫 あ 37-3)

著者 :
  • 徳間書店
4.25
  • (1)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 15
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198930028

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 同級生の少年を集団暴行で殺害、死体遺棄。少年院から出所した加害者の少年たちが刺殺される事件が続出。犯人の名前だけは最初からわかっているんだが、被害者との関係が最後あたりまで伏せられるというストーリー展開。


    香山二三郎さんの解説によれば、阿木さんの小説も「ハードアクションからシリアスにして等身大の捜査小説へ」ということで、本書の主人公(郷原弘)は草食系で、お話の進むテンポも少々じれったい。

    本書だけの読感であれば、これまでのスタイルを貫き通して欲しかったの感ですが、続編もありそうで、ま、ひとつの変革点と思って、もうちょっと永い目で見ておきましょう。

    (2009/8/9)

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1939年、東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、東宝に勤務、東宝映画取締役を経る。
75年『愛と憎しみの宴』で文壇デビュー。以後、アクション、ハードボイルド小説などで活躍。累計111万部を突破したベストセラー「闇の警視」シリーズ(祥伝社文庫)はじめ、リアリティに溢れるエンターテインメント作品の執筆を続ける。『兇暴爺』(祥伝社文庫)など、著作多数。

「2020年 『ピグマリオンの涙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

阿木慎太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×