- Amazon.co.jp ・本 (616ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198930370
作品紹介・あらすじ
世界最先端の施設警備システムROMESを擁する西日本国際空港に届いた複数の脅迫状。そしてある日、ROMESの警報装置が作動した!だがROMESの全貌を知るのは、西空警備チームでも最高運用責任者の成嶋優弥ただひとり。愛犬ハルとシステムしか信じない若き天才・成嶋と、テロリストたちの知と情を賭けた攻防の行方は…?大藪賞作家が描く大型サスペンス。
感想・レビュー・書評
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久々に五條瑛さんが読みたくなり。
五條さんの小説は、なんといってもキャラクターが魅力的!働く男たちが、とにかく格好よすぎるんだよなぁ……。
2006年刊行だからか、事務職の女性に「おい、お茶」とか、時代を感じる描写が……。あと、年の頃30そこそこの美人がやってくると、『若くはないが美人だ』。一般に会社なんかでは30歳の女性は若いんじゃないのか……?女は短大卒で寿退社するのがテンプレだったのか……?
肝心のストーリーは面白かったんですが、セキュリティシステムの描写が、本職のため粗が見えてしまい、痛恨……!こういうの、十代くらいまでは純粋に楽しめたのに、粗が見えてしまうとストーリーが入って来なくなってしまう悲しさ。
それを補ってあまりある成嶋と砂村の良さ。そしてそれを囲むサブキャラクターたち……いいっ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いまさらいまさら~初五條です。
何年も前にNHKドラマ化された原作。
最先端警備システムROMESを導入している西日本国際空港に届く複数の脅迫状と、次々起こる事件。
愛犬ハルとシステムしか信じない天才と、振り回されるちょっくら屈折した部下。
どっちもあんまり好ましくはないキャラですが面白いです。
もうちょっと短くても良いのだけど。
しかし犯人達はXデーをどうやって確定できたのやら……
あと、この手の奴は大人の事情か架空の名称を使うけど、使うなら他も統一してほしいな~
成田羽田は会話に普通に出てきておきながら、江丹とかしばらく考えた……伊丹じゃダメなんかい。
カバーデザイン / 松 昭教
注記 / 文庫化にあたり加筆修正あり -
西日本国際空港に“チーム”を名乗る連中からの脅迫状が届いた。セキュリティセンターの統括責任者であり、西日本国際空港を守る最新地上施設総合システムROMESの全貌を知る唯一の男・成嶋優弥は、愛犬のハルや部下の砂村らと共に空港を守るためにひそかに動き始める。
かなり分厚い本だったが、スラスラ読み進んだ。テロなどの脅威から空港を守るため、あらゆる機能を備えたROMESが人知れず空港をずっと監視している。プライバシーの観点などから、現実社会ではここまでの運用は許されていないのだろうけど、本当にこれだけの機能があるとしたらすごい。ちょっと「プラチナデータ」を思い出した。人間を信用せず、システムと愛犬のハルのみを信頼する偏屈男・成嶋と、彼に信用してもらおうと一生懸命になり暴走しがちな砂村。シリーズとして続くようなので、また続きも読みたい。 -
五條作品2つ目。06って書いてるから“ああ、6巻しかないのか”と思った、違った。テンポよくキャラや設定も魅力的なお話。事件があって犯人がいるからミステリなんだろうけど、主人公が警察さんじゃなくて、警備さんだから、犯人探しに重きがおかれないところが、気に入った!映像化してるのかな、映像化に向いてると思う。面白かったし次も読もう。
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世界最先端の施設警備システムROMESを擁する西日本国際空港に届いた複数の脅迫状。そしてある日、ROMESの警報装置が作動した! だがROMESの全貌を知るのは、西空警備チームでも最高運用責任者の成嶋優弥ただひとり。愛犬ハルとシステムしか信じない若き天才・成嶋と、テロリストたちの知と情を賭けた攻防の行方は…?
(2006年)
--- 目次 ---
プロローグ
Act.1 ROMES01/監視
Act.2 ROMES02/探索
Act.3 ROMES03/追跡
Act.4 ROMES04/警告
Act.5 ROMES05/防衛
Act.6 ROMES06/未知
エピローグ -
世界最先端の施設警備システムROMESを擁する西日本国際空港に届いた複数の脅迫状。そしてある日、ROMESの警報装置が作動した!だがROMESの全貌を知るのは、西空警備チームでも最高運用責任者の成嶋優弥ただひとり。愛犬ハルとシステムしか信じない若き天才・成嶋と、テロリストたちの知と情を賭けた攻防の行方は…?
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配置場所:摂枚文庫本
請求記号: 913.6||G
資料ID:95100728 -
主人公が孤立してしまうお話かと思ったら、そうではなくて、面白かった。
続編も楽しみ。 -
精密さの点で少し物足りなかったけれど、逆に読みやすくなって展開が早く感じられた面もあったと思う。ちょうど、飛行機出張時に読んだので空港でキョロキョロ。