金融報復リスクヘッジ (徳間文庫 あ 50-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198931506

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  • 府中純。ヘッジファンド主宰者。
    ヘッジファンドの思考方法と決断が見える。
    なん億というお金を、自分の覚悟の中で動かす。
    ロングとショートを組み合わせる。
    サブプライム問題で、日本の銀行が毀損してないと読むが、
    農協系の銀行のサブプライムにはまっていた。
    それをどう切り抜けるのか?
    確かに、グローバルなんだね。
    そのグローバルさに、興味を引く。
    ドイツで起こったことが、日本に届く。
    情報が、突然 市場をかき乱す、その奥に何があるのか。
    それを読み切る中で、判断と行動が決まる。
    レアメタル ルテリウム。リサイクル→フルヤ金属。
    で起死回生をする。

    宮島は、新聞記者だった。
    そして、脱新聞記者をして、
    ネットで、自分の情報を発信する。
    しかし、経営的に存立が難しい。
    ライバルだった磐田が自殺した。
    その原因を探る。
    新聞社の不正に、謎が秘められていた。
    宮島は、弔いのたたかいを進める。

    イメージ戦略とスキャンダル対応のリスク管理コンサル。
    莉子は、嘘をつかないことを信条としていた。
    莉子は、日銀総裁の秘書だった。
    六本木の角浩二は、府中、宮島、莉子の繋がりがあった。
    絆という怪しげなセレブの会社のコンサルをしたのだが。

    真っ正直な不動産会社 リートの社長が自殺した。
    なぜなのか?官僚の締め付けと思われたが。

    府中、宮島、莉子、角浩二 という4人組の
    嘘をつかない たたかい。
    ふーむ。活劇だね。

著者プロフィール

1967年、新潟県生まれ。専門学校卒業後、時事通信社へ。経済部記者を務める。2005年『デフォルト 債務不履行』で第2回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞しデビュー。『震える牛』がベストセラーに。『血の轍』『ガラパゴス(上・下)』『不発弾』『トップリーグ』他、映像化作品多数。主な著書に『ファンクション7』『偽金 フェイクマネー』『復讐の血』『共震』『アンダークラス』『Exit イグジット』『レッドネック』『マンモスの抜け殻』『覇王の轍』がある。

「2023年 『心眼』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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