ゴルゴタ (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198931957

作品紹介・あらすじ

最強と謳われる陸上自衛官・真田聖人の妻が惨殺された。妊娠六ヶ月、幸せの真っ只中だった。加害少年らに下った判決は、無罪にも等しい保護処分。この国の法律は真田の味方ではなかった。憤怒と虚無を抱え、世間から姿を消した真田は復讐を誓う。男は問う-何が悪で、何が正義なのか、を。本物の男が心の底から怒りをあらわにしたその瞬間…。残酷で華麗なる殺戮が始まった。

感想・レビュー・書評

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  • 自衛官版『さまよう刃』。終わり方が最高。続編期待。

  • いや〜常にしんどい!悲惨!
    任務中に家族を殺された自衛官
    加害者は未成年、反省もしているとのことで少年院を数ヶ月で出所。たまったもんじゃない!
    エリート自衛官は殺しのプロと化し、事件に関わった人物を追いつめ復讐していく
    銃や武器の専門用語が多すぎて訳わからなくなるが、ハラハラドキドキ常に胸を締めつけられている感じ、読めば読むほど辛い

  • “平和主義者とは、戦わない人間のことなのだろうか? 聖人はそれは違うと思う。平和を守る人間が平和主義者なのだ。”

    最強と謳われる陸上自衛官・真田聖人の妊娠中の妻が斬殺された。加害少年らに下った判決は、無罪にも等しい保護処分。憤怒と虚無を抱え、世間から姿を消した真田は復讐を誓う。

    映画“ジョン・ウィック”のようなダークヒーローの主人公。眠っていた怪物を起こしてしまったという残忍ではあるが華麗な復讐劇をノンストップで描いている。

    細かい銃の描写が長めに描かれるので、興味がない人はそこは斜め読みでもよい。
    自衛官×警察官の両者とも国民を護る立場にある漢たちのバトルが新鮮で面白かった。

    身長は足りないものの、岡田准一あたりで映画化して欲しい(最近、ヘルドッグスを鑑賞)。

    まるで、アクション映画を観ているような臨場感が味わえる1冊だ。


    こんな人におすすめ .ᐟ.ᐟ
    ・アクションものが好きな人
    ・復讐劇が好きな人
    ・ミリタリー系が好きな人
    ・銃マニアの人





  • 特戦群でも随一の真田。
    そりゃそうなるよねと。
    大事な奥さんとお腹の子供やられたら
    頭おかしくなると思う。

    やり方も合ってる。
    そうされても仕方ない連中。

    最後の1人をやった後
    どうなるんかと思ったけど
    微妙な感じで。
    そこはちょっと足りない感じ。

    日下部さん大好き。
    いい上司で家族。
    日下部さんに次の指示を仰ぎに行って
    泣きじゃくったんがぐっときた。

    古馬のクレイジーさが
    どうなるんか。
    古馬はさっさと死んで欲しい。

  • 重厚な復讐型バイオレンス、一気読了。拷問の描写はやりすぎかな、それがなければ正にダークヒーロー。

  • 妊娠中の妻が凌辱された上に殺された。
    犯人は少年法に守られた少年5人!?
    しかし、少年達に下された審判はあまりにも軽すぎた・・・

    主人公に課された試練があまりにも重過ぎてやりきれない気持ちになりました。
    東野圭吾さんの作品にも似たような題材の『さまよう刃』がありますが、その作品の結末は私にとって納得のいくものではありませんでした。
    そのせいか、本作の結末と主人公の行く末が非常に気になり、アッと言う間の一気読みでした。


    コレ系の作品を読むと『法律が犯罪者の更生に何故そこまで期待するのかと疑問に思い、犯罪者の人権や命よりも労ってあげなければいけないものがあるよね』と思ってしまう。

  • 面白かった。

    拷問や殺人の場面は残酷な表現も多く、銃器の説明に字数を多く割いていたが、概ね復讐劇としての爽快感は満たされた。続編はあるのか?期待して待ちたい。

  • ダークヒーロー登場!自分としては続編希望です。しかしながら難しいでしょう。最後は主人公は殺されて終わりと思いましたが生き残った。今後の二人の将来が気になる。

  • 意外といろんなことを考えさせられました。単純な復讐劇かと思ったら壮大な復讐劇でした。妻やお腹の子が残酷な方法で殺されたのにそれを政治利用されて、加害者と被害者の立場が逆転されたかのようになって、挙げ句加害者たちはぬくぬくと生きてまた悪事を働いて…真田のやったことはやり過ぎだったのでしょうか?あれだけのことをやらないとわからせられなかったのでは。でも殺された警官にも職務があって家族がいたのにと思うとなんともいえない。私はやっぱり政治家が諸悪の根元のように思えてなりません。最後、真田は生き続けた方が良かったのかな?と思いました。これもまた利用されたような最後でかわいそうな気がしました。

  • 最強と謳われる陸上自衛官・真田聖人の妻が惨殺された。
    妊娠六ヶ月、幸せの真っ只中だった。

    加害少年らに下った判決は、無罪にも等しい保護処分。
    この国の法律は真田の味方ではなかった。
    憤怒と虚無を抱え、世間から姿を消した真田は復讐を誓う。男は問う―何が悪で、何が正義なのか。
    男が心の底から怒りをあらわにしたその瞬間…残酷で華麗なる殺戮が始まった。

    ま、こんなクズ野郎どもは、その親もろとも地獄に落ちろ!って感じの設定だったので、スイスイと読み進む。
    真田はすごくまとも。法律とその周辺の奴らがクソ。
    一番コワいのは、真田の助っ人の元自衛官のオンナw

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著者プロフィール

2000年に第1回富士見ヤングミステリー大賞を受賞、2002年角川Next賞を受賞。代表作は『ヤングガン・カルナバル』シリーズ、『ゴルゴタ』、『GENEZ』シリーズなど。『魔法少女特殊戦あすか』原作、『ちょっとかわいいアイアンメイデン』原作、『王様達のヴァイキング』ストーリー協力。TVアニメ『PSYCHO‐PASS』1期、『PSYCHO‐PASS 劇場版』(ともに虚淵玄と共同脚本)にて、ニュータイプアニメアワード脚本賞受賞。TVアニメ『ベルセルク(2016)』シリーズ構成。

「2017年 『バイオハザード ヴェンデッタ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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