- Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198932046
作品紹介・あらすじ
東の坂東の地で、阿高と、同い年の叔父藤太は双子のように十七まで育った。だがある夜、蝦夷たちが来て阿高に告げた…あなたは私たちの巫女、火の女神チキサニの生まれ変わりだ、と。母の面影に惹かれ蝦夷の地へ去った阿高を追う藤太たちが見たものは…?"闇"の女神が地上に残した最後の勾玉を受け継いだ少年の数奇な運命を描く、日本のファンタジーの金字塔「勾玉三部作」第三巻。
感想・レビュー・書評
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勾玉三部作の最終話。
倭誕生、ヤマトタケル、そして今回、蝦夷アテルイと坂上田村麿の戦い。壮大な日本古代史のファンタジー。
4人の若者の友情が中心で、とても良い話にしている。
下巻はいざ京へ。長岡京、田村麿だから桓武天皇が待つ花の都で怨霊退治。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
17歳まで共に育ってきた藤太と阿高。同い年の叔父と甥。
藤太にとって、今までと違う千種の存在。
阿高の中にいる、母であり蝦夷の女神でもあるチキサニ。
チキサニを追う都人・坂上田村麻呂に蝦夷。
様々な人の存在が二人の関係を変える。
蝦夷と共に消えた阿高。
坂上と共に阿高を追う藤太、広梨、茂里。
チキサニの記憶を得た阿高は、怨霊はびこる都へ行くことを決める。 -
ハードカバーが出たばかりの頃、学校の図書館で出会って以来の愛読書。待っていましたの文庫版。これで、どこでも読める!先の勾玉三部作の二作すっとばして、薄紅天女が一番好きな作品なので、先に読んでます。
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坂東の若者、阿高を主人公に据えて周りを描く上巻は、かなりブロマンス的(個人的には「シンメ的」「コンビ的」な表現のがしっくりくるけど)。
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下巻で