読書会 (徳間文庫)

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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198932466

感想・レビュー・書評

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  • 作家さんによる読書感想会を本にしたもの。やっぱり作家さんだけあって、本への見方が私とは全く違っていて面白かった。けれども、一つ残念だったのは、テーマとして取り上げられる本を知らない、読んだことなかったコト。
    テーマとして取り上げられる本を読んでいたらもっと面白かったかもしれない。その証拠に恩田さんの常野作品を読んでいるので、そのテーマの時には面白かった。
    でも、読んでいなくても「家畜人ヤプー」なんてのはその内容に衝撃を受け、そしてそれをするするーと語ってしまう作家さんたちにまたびっくりしたりもした。

  • 桜庭一樹さんの読書日記より。

  • 再読。SFの読書会なのでほとんど読んだことがないので残念。でも楽しそうな雰囲気はきちんと伝わってきた。「いまの読者はわからないから、すべて書いたほうがいい」「読者は馬鹿じゃないけど、親切でもないんだよね。わかんないから何だろうって考えるほどの時間もないしね」って読者として身につまされます。恩田さんの《常野物語》も題材に取り上げられていて、裏話も知ることができる。

  • 二人の作家とプラスαの人たちが、SFやファンタジー、伝奇モノ中心に繰り広げる座談会。

    5、60冊くらい出てくるけど、どれもほぼ読んだことない。
    「幼年期の終わり」くらい。これもほぼ覚えてない。

    「果しなき流れの果に」なら読んでみよかな。ほかはちょっとヘビー過ぎて無理だわ。家畜人ヤプーとか、もうその存在さえ分かればいいわ。
    それにしても手塚治虫はやっぱりどんな作家にとっても評価が高い。何か読もう読もうとは思ってるんだけども。

    作り手がほかの作り手の作品を通してその作り手の作っているときの頭のなかを作り手自身の創作過程と比べながら語り合う。
    ライトな座談会形式ながらも作り手目線の鋭い考察には結構響くものがある。
    レベルの高い読書会です。

  • 最初意外に思えた二人。でもそういえば山田正紀『ミステリ•オペラ』と恩田陸の諸作品は雰囲気似てるかな。お二人が絶賛する半村良『岬一郎の抵抗』を読まねば!

  • なんと本読みというのは、ここまで読み込まねばならないのかと驚いた。私は深く考えずに本をそのまま素直に文字通りに読むので、作家のことを考えたり時代背景を考えたりだなんて目が回りそう。
    でも、色んな考えがあってやっぱり読書って楽しいと思えた一冊だった。

  • SFが読みたくなったときはいつも開きたい。対談形式。

  • 山田正紀と恩田陸のブックガイド対談集。二人とも好きな作家なので興味深い。特に萩尾望都が読みたくなった〜!

  • ここまで読み込まねば本読みとは言えない?! 
    作品への熱い愛に、身が引き締まる。
    本読みとしての恩田さんと山田さんに、あらためて敬意をかきたてられます。

  • 読んだこと無い本、いっぱいあるな~。

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著者プロフィール

1950年生まれ。74年『神狩り』でデビュー。『地球・精神分析記録』『宝石泥棒』などで星雲賞、『最後の敵』で日本SF大賞、『ミステリ・オペラ』で本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞を受賞。SF、本格ミステリ、時代小説など、多ジャンルで活躍。

「2023年 『山田正紀・超絶ミステリコレクション#7 神曲法廷』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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