大江戸あやかし犯科帳 雷獣びりびり (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198933081

感想・レビュー・書評

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  •  悪事を働く妖を取り締まる江戸のお役所「妖怪改方」。主人公の同心と許婚の少女、彼女のおともの雷獣(見た目は黒猫)が、お江戸の平和を乱すあやかしと戦う人情妖怪捕物帳。
     …と、ジャケ買いならぬ設定買いをしてしまった一冊なのですが、残念ながら本文が読みづらくて読みづらくて。平易というより私には稚拙な文章にすら思えました。
     アマチュアの方が書いた小説を読む時には、相手がどういうシーンを描きたいのか、こちらも頭で補完して読み進めなければならないことが多々ありますが、同じことを書店で買った本でしなければいけないなんて。ここまで思ったのはリアル鬼ごっこ以来のことです…。
    こんなに面白そうなのに…。

  • ジャンルは妖怪捕り物帳?
    時代物が苦手なひとでも、読みやすいけど、ちゃんと時代背景やその時代の感覚を書き込まれているとこが素敵。
    あと、妖怪捕り物帳だけど、全然、おどろおどろしくない。
    なんてったって、タイトルになってる雷獣は可愛いし。
    続きが、楽しみです。

  • 「妖怪改方」
    皆が切りかかった。
    素性を知った時の驚きと、やってしまったという焦りはすごかっただろうな。

    「黒天狗」
    桁違いの力の差は。
    暴れられてしまったら危険ではあるが、無理難題を押し付けてはないだろう。

    「包丁幽霊」
    成仏できない理由。
    比べ物にならないぐらい平凡なものでも、一工夫するだけで変わるものだな。

    「火鬼」
    厄介なものたちを。
    感情だけで動きたくとも、役人である限りは明確な理由が必要となるもんな。

    「山姥」
    戻ってきた母親は。
    覚えがあるのであれば仕方ないのかもしれないが、本当に関係はあったのか。

  • 面白かった!
    クロスケさんや統子さんが可愛い☆とにかく笑ってしまいます!妖怪たちもちょっとおマヌケな感じで、九助さんや落ち武者なんて、なんで下僕になってんだよ!とツッコミながら読みました(笑)これぜひドラマ化してほしい〜夜ノ介さんは鬼面代表ということで遠藤憲一さんで。としたら刀弥さんは菅田将暉さんかなぁ⁇続篇も積んであるので読むの楽しみ‼︎
    あ〜面白かった☆

  • 「探偵びりびり」のちびっこコンビを辿り、初登場の生前の二人かもと思われる八歳児統子と雷獣クロスケの登場する本書に至った。江戸を舞台に妖怪や妖怪改方と共に、変わらず可愛く微笑ましく、なのですしたり、黒猫にしか見えないびびりだったりしている。内容はあまり印象に残らなかったけれど二人の有り様だけで和んだ。

  • 江戸に住む雷獣クロスケと妖怪のお話。章タイトルの妖怪ごとのお話でさらっと読めます。主人公のはずの刀弥がほぼ空気...。長官の夜ノ介さんはいいとこ取りのかっこよさでした。妖怪が好きな人には面白いと思います。ほんわか系なので怖い妖怪のようなホラーはありません。河童の九助がかわいい。まったく人使いの荒い連中だぜ。そう愚痴りながらも働きまくる河童ステキです。
    h29.5.20

  • タイトルの雷獣の出番があまりなかったような。

    お江戸で火付盗賊改方と並んで設けられた妖怪亡霊改方。平和になると深川へ厄介払いされた形でなんとか存続している。
    そんな妖怪改方の同心、冬坂刀弥の周りの愉快な仲間たちのおはなし。

    短編だからかオサキシリーズよりもさらりと読めて楽しかった。
    刀弥が二枚目らしいけれど、それが全く活かされない。
    妖怪たちが明るく楽しくて、これから善鬼との対決がどうなるの?とか雷獣の成長とか楽しみなシリーズ。

  • 可愛い雷獣と妖怪達の時代劇って感じ。
    読みやすい1話完結。
    河童のキャラ良かった。

  • 時代小説に触れてみたい方には良いのでは。
    登場人物に魅力を感じれば、楽しく読み進められるかと。

  • 読完2011.08図書館

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著者プロフィール

高橋由太:第8回「このミステリーがすごい!」で最終選考まで残った作品を加筆修正したデビュー作「オサキ江戸へ」が10万部を記録。以来、時代物を中心に執筆活動を行っている。亜沙美:講談社「ITAN」を中心に活躍するイラストレーター・漫画家。

「2015年 『雷獣びりびり ⑥ 大江戸あやかし犯科帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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