『七都市物語』シェアードワールズ (徳間文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198933609

作品紹介・あらすじ

地軸が約90度転倒し、南北両極が赤道地帯に移動した「大転倒」後の地球-月面から降りた人々は七つの都市を築き、互いに覇を競いあっていた。月世界人が遺したシステムにより、地上500メートル以上を飛ぶ飛行体は総て衛星に破壊される世界で繰り広げられる攻防戦の行方は?田中芳樹の不朽の名作『七都市物語』に触発された四名の気鋭作家が夢の競演、新たなドラマを生み出した。

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり田中さんじゃないとイマイチ
    面白くない。途中、単なる軍事オタクみたいな作品があって
    電話帳でも読む私が投げ出したくなりました。
    買うんじゃなかったわー 後悔

  • 最近、田中芳樹の新作は、年のせいか、とんと少なくなり、中途半端なまま。、結末まで至っていないシリーズが多い。これを若い作者に続編を書かせて、原案のみということになってしまうのではないかと思われる。生きている間に手を打つ作者と死んでしまってから、作者の意を汲んだ別の作者が作品を引き継ぐという二つのパターンがあるが、死んだ後だと、本人のお墨付きがなく、ファンにそっぽを向かれてしまうこともある。どんな人間にも一生の間に書くことができる作品の数には限界があり、残念ながら未完の作品は数多く世の中にある。7都市は作者の作品の中で、長編ではなく連作もので語られる話であり、作者の好きな権力に媚びないが優秀で、あくの強い登場人物が数多く登場することと、未来とは言え近い将来の今の延長線上で語られる世界での話で、比較的単純な小競り合い的な戦争ものなので、スピンオフ的な短編を紡ぐのは比較的容易だろう。続編がでるかは分からないが、できればもう少し、長編でお願いしたい。

  • 2011/04/25:以前トクマノベルズで出てきたものの文庫版だとは思いますが、何か進展があるといいな…と期待を込めて。

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著者プロフィール

’75年岐阜県生まれ。’96年、河出智紀名義『まずは一報ポプラパレスより』でデビュー。’04年『第六大陸』で、’14年『コロロギ岳から木星トロヤへ』で星雲賞日本長編部門、’06年「漂った男」で、’11年「アリスマ王の愛した魔物」で星雲賞日本短編部門、’20年『天冥の標』で日本SF大賞を受賞。最新作は『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2』。

「2022年 『ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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