短篇ベストコレクション現代の小説2011

  • 徳間書店 (2011年6月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198933814

みんなの感想まとめ

多様なジャンルの短篇が収められたこの作品は、読者を引き込む魅力にあふれています。特に、森絵都の『ラストシーン』では、飛行機の乗客たちが法廷モノの映画の結末を観られないという状況から生まれる緊迫感が描か...

感想・レビュー・書評

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  • 森 絵都さんの

    『ラストシーン』が気になってしょーがなかった。

    飛行機着陸の為、あと10分で終わろうとする法廷モノのDVDを
    消されてしまった乗客。

    映画で、イチバンの見所である『ラストシーン』を観ずに終われるかっ!
    ちょっとでいいんだ、
    見せてくれ、
    見せてくれ!

    と、大騒ぎする。(その気持、良くわかる!)

    すると、まわりの乗客たちも、
    彼が何の映画を観ていたか?を、知り、

    その『ラスト』を観れないなんて、あまりにも過酷すぎる!と、
    わいわい騒ぎ始める。

    とにかく、どんでん返しがすごい事になっているらしいのだ。

    物語は、映画を普通に観る事も敵わぬ土地にて生きる人々の苦悩を描いているのだが、
    私は、とにかくその映画が観たくてたまらなくなってしまった。

    『検察側の証人』
    調べてみたら、本当にある映画の様でして。^^♪

    私は、誰にも邪魔される事なく、
    ゆるり、と観賞できる事の幸せをしみじみ思った。

  • 角田光代の作品が印象に残った。なぜ、主人公がブログを書き続けるか? この問いに対しての結論。

  • 18編も並べて良いと薦めることが出来るのは浅田次郎さんと森絵都さんの2編のみ。及第はもう少しあるが総じて酷い水準だ。作家側にも作品毎に良し悪しがあるだろうし読者(私)との相性もあるだろうから、作家は責めないが、明らかに編集は悪い。どう考えても著名な作家の作を拾い集めただけの最低の選だ。このコレクションの類型は二度と買わない…。

  • 面白かったのは、「人生の駐輪場」と「ラストシーン」
    「ラストシーン」は、コミカルでテンポのいい舞台劇になりそうな内容でした。

  • 日本文藝家協会が選んだ傑作を収録したアンソロジー。18人の作家の短編〜中編の作品。SFやホラーなど。
    森村誠一さんの作品「人生の駐輪場」、森絵都さんの「ラストシーン」、橋本治の「聞く耳」が個人的に好き。
    「人生の駐輪場」は、お馴染みのあの棟居刑事が登場。ある初老の男性が自ら働く駐輪場で毎日顔を合わす若い女性に恋をし、そしてその女性がある事件に巻き込まれてしまう話。「人間の証明」のような情緒的な部分があまりなかったのが少し残念。
    「聞く耳」は陪審員に選ばれてしまう男性と、心が離れてしまった息子とのちょっとした交流の話。二人が何年かぶりに心を通わせるシーンはなかなか見所がある。
    そして「ラストシーン」は素晴らしい!森絵都さんの今までの作品の中で一番かも。短編ならではの良さが見事凝縮されている。
    飛行機が離陸して着陸するまでの密室劇。そしてテーマがまた面白い。主人公の隣に乗り合わせた男が、着陸する数分前、機内サービスの映画のエンディングを観れずに憤慨し、それに対して乗務員と周りの乗客が口論をする、という独創的なストーリー展開。会話のテンポも、少しシュールなところも良い。
    この作品はもっと多くの人に知られても良いくらい魅力的

  • all in most likely top seller. this book have 18 stories include SF, Era, action, love and more. i like that...柔海蜇,红海蜇,

  • 気に入ったから2011年版

     しかし、オープニングで躓いた。ラブストーリーチックな「帰り道(浅田次郎)」。意味がわからない。文章はわかるし、読み飛ばしてもいないのに意味がわからん。好きな男にアプローチして男が結婚してくれと言ったら、壊れた? 苦労したんだね?って言葉が突き刺さった? わからん。誰か解説してほしい。

     絶望的なオープニングの次は、裁判制度をきっかけに父を大学生の息子が見直す話だが、とにかく文体がとてもおもしろい「聞く耳(橋本治)」。この作家さんのほかの作品群読んでみたいなと思うんだが、他の作品は私にはちょっとあいそうにない感じだなぁ。

     別れた思い出と妻である現在を比べてみる「こともなし(角田光代)」では、Blog は幸せだというメッセージをもうひとりの自分に宛てたのだという洞察に恐れ入った。

     ミステリータッチの「人生の駐輪場(森村誠一)」は王道だが、イマイチ。既読の記憶がある「メトセラとプラスチックと太陽の臓器(冲方丁)」には興味津々。SFタッチでまぁまぁかな。

     非常に読みやすい文体の「フェイス・ゼロ(山田正紀)」もSFタッチでおもしろいがオチがわかりにくい。叙情的な「ヴェニスと手袋(阿刀田高)」は平坦で好みじゃないかな。ハチャメチャ「アニメ的リアリズム(筒井康隆)」は意味不明。くだらない。同様に「グッド・バイ(森見登美彦)」も意味不明。

      しかし「冷たい雨(伊野隆之)」は近未来のバトルスーツ戦争でなかなかワクワクする展開だ。いい感じだなぁ。しかし、次の「病葉(道尾秀介)」は最後まで意味不明。父の偉大さを知る「上陸待ち(伊集院静)」もいい作品かもしれないが、好きではない。ホラーといえる「二つ魂(高橋克彦)」は怖くもないし、面白くもない。その勢いで読み飛ばしてしまったのが「薊と洋灯(皆川博子)」。ごめん。

     気を取り直して「ラストシーン(森絵都)」はたいへん気に入った。映画のラストと飛行機の着陸=自身の帰国が重なって、最近まれに見るすばらしいエンディングだ。惜しいのは、ここで重要な役割を担う映画『検察側の証人』を私が知らないことだ。是非とも大どんでん返しというのを体験してみたい。読書しようか、映画にしようか迷うけれど。
    (追記:既読だった!忘れていたみたい)

     気分良く「防波堤(今野敏)」を読む。いい感じだ。タイトルが優秀! そして、意外なオチを見せる「ドナー(仙川環)」。この作家さんは、是非とも他も読みたいと思っていた作家さんだった。思い出したからマークしておこう。最新作を是非読みたい!

     ラストの「闇(三崎亜記)」はホラーなんだが、読めるオチで面白くなかった。玉石混淆ではあるが、やっぱりアンソロジーはいいなぁ。この勢いで、2009年版読破しよう!

  • 帰り道 浅田 次郎
    聞く耳 橋本 治
    こともなし 角田 光代 ★★★★★
    人生の駐輪場 森村 誠一
    メトセラとプラスチックと太陽の臓器 冲方 丁
    フェイス・ゼロ 山田 正紀
    ヴェニスと手袋 阿刀田 高
    アニメ的リアリズム 筒井 康隆
    グッド・バイ 森見 登美彦/著
    冷たい雨 A Grave with No Name 伊野 隆之
    病葉 道尾 秀介 ★★★★
    上陸待ち 伊集院 静
    二つ魂 高橋 克彦
    薊と洋燈 皆川 博子
    ラストシーン 森 絵都 ★★★★★
    防波堤 今野 敏 ★★★★★
    ドナー 仙川 環
    闇 三崎 亜記

  • 細切れの時間に読むのに良いかも。
    全体にあまり好みじゃないSFやホラー気味なのが多かったように思うので★二つ

  • うまい作家の作品は押しなべて短篇も面白い…と思う。
    逆に短篇が面白くない作家の作品はダラダラ感がある。若い作家がどんどん現れてそれはそれで面白いのだが、この本に収録されてある作家はさすが…が多い。阿刀田高、筒井康隆、高橋克彦…夢中で読んでいたときがありました。移動時にもってこいの1冊。バックにどうぞ。

  • ミステリーやホラー系18作を集めた短編集。18作ということで、1つ1つがかなり短い「超短編」といってもいいぐらいなので、移動中に読むのに最適。

  • 大変期待して読み始めましたが、多くの作品は期待はずれ。
    帯と作家陣で読み始めたのですが、悲しい限りです。

  • 短編集は読みやすい!娯楽読書久しぶりで楽しい~*° 電車内で読める短い話がわさわさ。それぞれ作者の特色出てるなーと思いますね!好き嫌いは別として、読んで損はないと思う。

  • 好みの問題だろうが,SFの短編はいまいち

    半分くらいの作品は面白かったけど,いまいちのも数編あり。ベテランはさすがに読ませるね。

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著者プロフィール

日本文藝家協会(にほんぶんげいかきょうかい)
昭和21年(1946)、作家、劇作家、評論家、随筆家、翻訳家、詩人、歌人、俳人等、文芸を職業とするものの職能団体として誕生。大正15年(1926)に劇作家協会と小説家協会とが合併、設立された文藝家協会を前身とする。戦後、「社団法人 日本文藝家協会」として生まれ変わり、文芸家の権利を守るだけではなく、日本の文芸文化全般の隆盛を願って活動を続けている。


「2023年 『文学2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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