- Amazon.co.jp ・本 (555ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198933906
作品紹介・あらすじ
世間にうまく馴染めないおたく青年五人と一人のコスプレ美女。彼らは"無料の情報ユートピア"を目指し、画期的なAI型サーチエンジンの開発に成功。瞬く間に時の人となるなか、巨額ビジネスをもくろむカリスマIT実業家の魔の手が伸びる。ネットの未来のため、知恵と勇気で立ち向かうが-。聖なる夜、秋葉原で起きた奇跡の物語。ドラマ、映画の原作としても話題を呼んだ青春小説。
感想・レビュー・書評
-
吃音障害を抱えたページ、極度の潔癖症かつ女性恐怖症のボックス、定期的な光の動きを見るとフリーズしてしまうタイコ。始めはこの3人からストーリーが始まる。
その後、アルビノのイザム、引きこもりを回復し、逆に出っ放しになってしまったダルマ、そして「あかねちゃん」というコスプレ喫茶で働いていたアイコンアキラが加わり、おたくならではのアイデアで、あたらしいサーチエンジンを開発する。
この本のしてんは、この人工知能を持ったサーチエンジンの主観で進んでいく。
久々に500ページ越えでボリューム満点!
石田衣良さんらしく、個性あふれるキャラクターばかりで、特に今回悪役となった中込威というベンチャー大手の社長のくず感は絶品だった。
こういうネット関係の取材よくされたのでしょう。描写も細かくかかれていました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オタっぽい題名なので敬遠してました。スミマセンw
痛快、爽快、ワクワク、ドキドキ、ハラハラ!
おもしろかったでーす!! -
ライトノベルかな?
-
タイトル(カタカナでアキハバラや、"@")からしてあんまり期待できないけれども、ちゃんと石田衣良を読んでみるかと手にとったのがこれ。
秋葉原のメイド喫茶にたまっている、オタク仲間がつるんでなにか作ろうというストーリーからして、浅そうでしょ?浅いです。時代的に2001年のADSL/クリアG3 Macの頃の話なので、今からその時代を見てしまうと、どうしても浅くならざるをえないのかもしれないけれども、とにかく秋葉原の街の描き方が雑。
聞きかじったり資料を集めたりしたコンピューター用語も、全く小説の血肉になっていなくて、「○○って何?」「○○とはなんとかのテクノロジーを応用した…」と登場人物に説明させてしまうわけで、それ以上触れないのなら、説明せずに触れておくだけで良かったんじゃないかというレベル。
中盤から「GoogleやYahoo!に負けないサーチエンジンを」とか言い始めるあたりも、マンガじゃないんだからと、逆に冷めてしまった。せいぜい日本ローカルの話にしてしまえばよかったのに。
浅い話なので、するすると滑るように読みやすい。バラエティー番組でしゃべっている石田衣良そのものという感じで、そこんとこは許せる所。
ただ、いちいち章や段落が終わるたびに「このことがのちのち彼らの運命を左右することになろうとは、予想だにできなかった」というような安っぽい引張り方は、星2つくらい減らすのに十分なくらいに目に余る。 -
前半は読みにくくて読むのに2日がかりだった。
後半からは、専門チックな文章に慣れたのかグイグイよめた。
どんな人でも、何かしら欠点はあって、みんなで力を合わせれば奇跡が起こる的な熱い感じは根暗なオタク達と半比例なイメージで楽しかった。
映画のアキラは山田優・・おっぱい小さいから微妙な気が(笑)
リアルアキラは私意見では絶対サトエリだわ! -
アキバを舞台にしたストーリー。
オタクたちが会社を設立し、次世代のネット社会を描く近未来のお話。 -
20130208
-
オタクメインの話だからって甘くみていた。アクションシーンもたくさんあって爽快!笑えて感動出来る良い作品。
-
ドラマ化されたのを深夜の再放送で見てから、原作があることを知って購入しました。
ドラマとはちょっと設定が違ったり、説明が入れれる分話がコアだったりしたかな、と思います。
確かさらに設定を変えて映画化もされていましたが、そっちは見ていません。
秋葉原=オタク文化が根付き、でも一般的にオタクという単語を頻繁に使わなかった(偏見を込めていた)時代の話ですが、
オタクもやればできるんだ!という感じでしょうか。オタクだからこそやればできるんだ!かな?
『電車男』とは違う方向への飛躍の話だと思います。 -
爽快!石田衣良サイコー