大江戸あやかし犯科帳 雷獣びりびり クロスケ、吸血鬼になる (徳間文庫)

  • 徳間書店 (2011年9月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198934316

みんなの感想まとめ

吸血鬼と人間の恋を軸に、江戸時代の幻想的な世界観が描かれた物語です。登場人物たちの個性が際立ち、特にクロスケと統子のコンビは可愛らしさを引き立てています。新キャラクターのミクニも魅力的で、金髪碧眼の斬...

感想・レビュー・書評

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  • 「なんじゃこれ」

    この本読み終わって開口一番に出た言葉。

    最初の本で『雷獣』と言う割には「雷獣」は、ほとんど出ないし活躍らしい活躍もないし
    話の主格でもないのは解っていて「タイトルだけに使われている」のは解っているので
    問題はないとして、今回の内容は悪い。
    素人が作った物語じゃないんだから・・・としか言いようがない。

    まず
    吸血鬼と言う設定。
    妖怪・妖かしの類なら何でもいいとして、どうして西洋妖怪が日本にも出てきたのか?
    京を追われて江戸に来た理由もイマイチ。
    京で追いかけまわされていたとしても自分が弱いと言うならまだしも京で一番強いミクニに勝っているのに京を出た理由が解らん。
    そこら辺が曖昧なのも目をつぶるとしてもだ!

    今回の話は吸血鬼と町娘の恋の話が書きたいのだろうが
    そこら辺が全て弱い!と言うか中途半端だ!
    惚れた女の血が吸えないのか、体力がないから吸えないのかいい加減な書き方しかできてないし
    このダメ医者に感情移入して良いものなのか、どうかも、あそこまで描かれると
    解らない。
    吸血鬼が血を吸えない理由も江戸に来た理由も恋愛話もないのに、どうしてダメ医者はダメになった経緯を書くのか?
    町娘も恋愛話の割にはこの娘に出さえも入れ込む事は出来ないでしょ。
    人に無償で知識の相談に来ておいて、嫌いだからと言う理由で態度悪い女って。
    「知識財産」はタダだと思っている。
    そう言う風に設定して、最後に死んだとしても『可哀そう』とかチョット思えない。
    て言うか殺され方も強引でしたけどね。

    で仁科さま。
    前回同様『ダメだけどイイ人』設定何ですが・・・
    多少『必殺』の中村さん。みたいな事を期待したんですが
    ただ単に白蛇出す為だけの伏線だった。
    それがもうちょっと自然ならまだしも無理やりかん爆発でしょう。
    奥さんとの馴れ初めか?これが?
    いくら一目ぼれした設定であっても、奥さんが仁科様に惚れる要素がどこにあった?

    単にオチとして
    吸血鬼を殺すのは嫌だからひっそりとどこかでどうにかなってくれる。という事で
    「白蛇」と言うどうとでもなるキャラ出しました。
    と言う所か・・・

    今回の話。全てにおいて中途半端過ぎます。
    読んだのが小学生だったとしても「オチは?」と聞くわ!

    ・・・とりあえず今回新たに出てきたキャラ『ミクニ』も中途半端と言うか
    何もオチも無くいきなり切ったんで
    大体、こいつも何で唐人が日本で妖怪退治屋してるのか、何も設定なかったので
    次回、登場して話にまとまりが出る事を期待しつつ・・・

  • 空腹なのに食べぬ。
    誰でもいいから襲ってしまうのは簡単だろうが、気持ちの変化があったのだろ。

  • 今回はクロスケさんの活躍があまりなくてちょっと残念。でもちょっとだけでも出てくるとやっぱり可愛らしいんですよね☆統子さんとのコンビも可愛らしい。てとてとニャンニャンと走るとこも可愛らしい☆ そして新しいキャラ⁇なのか、ミクニさんもなかなか良かったです。金髪碧眼って久々聞いたなぁ!これからも出てきてほしいキャラです。仁科さんの過去も出てきてちょっと意外な関わりも明らかに。最後の染之助さんとこよりちゃんはちょっと切ないです。次作も楽しみ☆

  • 夜が明けると血を吸われた女性の死体が転がる江戸の吸血鬼騒動と、退治にやって来たござる口調の金髪碧眼斬り師、吸血鬼と人間の恋。前巻からの登場人物の把握が曖昧なものの、基本的には読みながらはとても楽しめる。でも読後の印象が散漫。平和な雰囲気だけれど人死が関わるからそのままは終われなくて悲恋にハッとした。

  • 江戸で血を抜かれて乾涸びた女の遺骸が発見される。
    吸血鬼で騒ぎになった江戸で上から妖怪改方へ「江戸中の妖怪を追い出せ」とお達しが下る。

    クロスケは血吸い猫!などと言われて家から出られず、このタイトル関係なくない?
    金髪碧眼の唐人、ミクニなんていう妖切り師が登場して高橋留美子臭をかもしだしてるし。でも、お園さんどこいった?
    仁科甚吾の嫁取りの話に善鬼の訳ありな様子。
    こよりと染之助のせつないような微妙なお話。
    なんだかどれも中途半端だった。
    やはり短編むきな気がする。
    妖怪より吸血鬼より群衆がこわいね。
    ミクロイドSとかデビルマンを思い出しちゃった。

  • かる~い感じでサクサク読める。今回は長編だが、中身があまりなくって薄っぺらい感じ。
    仁科さんがメインのようで、大(?)活躍。なんかいい人だったのねぇ~って感じ。
    あれっ?仁科さんってお園さんのことが好きだったんじゃなかったっけ?なんか矛盾してないかと思って読んでいた。
    手軽にすき間時間でも読み切れるのが良かった。

  • 妖怪取締の部署があるんだから、時代背景うんぬん言わないけどね。
    さすがに、異人さんの居合の達人とか吸血鬼って飛ばしすぎじゃないかな。
    特に吸血鬼はキリスト教圏の化物(妖怪)だから違和感ありすぎです。

  • 主人公が誰かわからなくなる。
    河童の妖怪が一番好き。

  • 字が大きく、ページも少ないのですぐ読み終わる。
    今回はクロスケの出番はちょっぴりで新しいキャラが登場したり、仁科のちょっといいとこが見えたりする。
    仁科のような人間臭く真っ直ぐなキャラクターは好きだわ。

  • 第二弾
    今回もどうでもいい内容、吸血鬼と唐人、それぞれの愛の形?
    筆頭与力仁科甚吾と妻の関係、そして長官早乙女夜ノ介の弟善鬼の失踪が何か意味がありそう?
    薄い本なので気楽に読んでみよう

  • 読みながら「んん?」が重なっていって、そのまま読了。なんとこちら、シリーズものの2巻目だったのですね^^;
    このミス結構多いんだよなあ。

    しかしそれをふまえて考えてみても、これ、主人公がまるで主人公してませんよ!
    短編集の中に一本、二本番外編みたいな感じで視点を変えてみるのは良いと思いますが、こちらは一冊で一本のお話。なのに主人公らしい刀弥なりクロスケなりの描写が殆ど無いの!

    一番丁寧に描写されていたのは本作限りの登場であろう落ちぶれた町医者山善。まあ、サブキャラらしき仁科を書き込むのならまだわからんではないけど。

    これは主人公仁科だろうと思ってしまいますね。

    妖たちはそれぞれにかわいいのだけれど。本作では活躍と言う活躍が見られないし、その妖ならではの見せ場があって欲しかった。ラストのクロスケは取って付けたようだし。

    章ごとに視点や時間軸が変わる書き方は嫌いでは無いのですが、その構成がね。もう残り少ない頁だと言うのにここに仁科の過去を持ってくる?!とか。それはもう少し前で良かったように思う。

    それよりも章を増やすか何かして、染之助とこよりと言う人物、過程を掘り下げるべきだったかも。移入できないし、吸血鬼に関しても、新登場らしきミクニと言う人物にしても、ぼやけ過ぎでは…

    設定だったり発想は面白いと思うのに、やはり構成でしょうか。書ききれていない、消化不良感が。

    善鬼なる人物も気になりますし、前作、新作も読んでみたいと思います。

  • 何だちょっと良い話じゃないか…。ただこれ以上キャラ増えたら覚えきれなくなる予感。

  • シリーズ第2弾

    でも、2作目とか謳ってないし、1作目を読んでない人には不親切すぎるよなあ
    全然脇役のクロスケがタイトルって・・・

    まあ、軽い話なんでいいけど^_^

  • なかなか面白い。

  • “濃い目の醤油をたっぷりの酒と出汁で割った汁が鉄鍋の中で、ぐつぐつぐつぐつと煮立っている。
    そこに九助が、大雑把に切った鮪の切り身と長ネギを入れた。
    いったん鮪と長ネギで温度の下がった鍋が、再び、ぐつぐつと音を立てはじめる。ミクニの腹が、再び、ぐるると鳴った。
    ねぎま鍋だ。
    稲亭の看板料理だった。
    九助の工夫で小皿に芥子が添えられている。甘辛く脂ののった鮪に、つんと辛い芥子は意外に合う。
    「そろそろ食いごろだぜ」
    九助の言葉を合図に、ミクニが鮪と長ネギをはふはふと口の中に放り込む。
    お園が米の飯を丼に盛ってやると、がつがつと食いはじめた。
    聞きたいことは山のようにあったが、ミクニの様子を見ると、他人の話を聞くどころではないようだ。
    はふはふがつがつとねぎま鍋と丼飯を食っている。
    みるみるうちに、空の丼がいくつも重なり、鍋の底が見え出した。
    「すごく食べるのです」
    「にゃん」
    と、飯屋の娘と雷獣が感心するほどの食いっぷりだった。”[P.50]

    2巻目。
    なんとなく章ごとにぶつんぶつんとしてるような。
    読みやすいところは好き。

    “「敵になっちまうんですよ」
    泣きそうな声になってしまった。
    しかも、今の妖怪改方の長官は早乙女夜ノ介——。善鬼の兄に当たる。このままでは血肉を分けた兄弟が争うことになる。
    仁科の思いを読んだのか、善鬼は薄く笑うと言った。
    「そのうち分かってくれますよ」
    「え?」
    意味が分からず、きょとんとする仁科に善鬼はくり返した。
    「甚吾も兄者も、そのうち分かります」
    「だから何が分かるって言うんですか?」
    聞き返す仁科に善鬼は答えた。
    「本当の敵ですよ、甚吾」”[P.180]

  • 今回は江戸に吸血鬼がやってきたお話。金髪の妖かし斬り師も登場して稲亭は大賑わい。仁科さんの過去や、吸血鬼の恋があって、ちょっと切なかったけど面白かった。

  • 愛嬌のあるキャラクターたちが愛おしくて堪らない。
    好きな小説。

  • シリーズ第二弾。今度は江戸に暗躍する吸血鬼が巻き起こす事件。「血吸い猫」と間違われたクロスケは受難ですね。さらに新キャラとして腕利きの外国人が現れたりして、物語は盛り上がりっぱなし。
    しかし今回の主役は、「不幸な脇役三昧」のあの人ですね。まさかあんな過去があったとは! 実はすごくかっこいいじゃないですか! じーんと感動させられる部分もあって、だけど……大笑いもさせられてしまいます。激弱コンビ、がんばれ~。
    宿敵としていずれ対峙するであろうあの人にも、なんだか事情がありそうですねえ。ますます目が離せないシリーズです。

  • 吸血鬼も因果な生き物だなぁ・・・。
    雷獣、もっと活躍しようよ?

  • 全巻と比べて登場人物の評価が二転三転ころころと。
    こういう伏線の引き方は好きです。
    次巻も楽しみ。

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著者プロフィール

高橋由太:第8回「このミステリーがすごい!」で最終選考まで残った作品を加筆修正したデビュー作「オサキ江戸へ」が10万部を記録。以来、時代物を中心に執筆活動を行っている。亜沙美:講談社「ITAN」を中心に活躍するイラストレーター・漫画家。

「2015年 『雷獣びりびり ⑥ 大江戸あやかし犯科帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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