人間臨終図巻 新装版 (1) (徳間文庫)

  • 徳間書店 (2011年11月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198934668

感想・レビュー・書評

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  • どんな偉人も、悪人も、宗教家も書かれている行数に大差がない。人生は死ぬまでのひまつぶしと言う名言が反芻された。

  • 全4巻の大作、読み進めるのが辛くなるほど、沢山の臨終に立ち会える本でした。2巻以降も読もうか、悩み中

  • 第1巻は比較的若いうちに亡くなった人々。

    とあるSNSでこの本を知ってAmazonで検索したら,第1巻だけ読み放題にあった。
    全4巻らしいのだが,第2巻からは読み放題では読めない。

  • いろんな人がどんな風に死んだかというのが、亡くなった年齢順にひたすら書いてある本です。

    ただただ死に方が書いてあるというのはなんだかすごいですが、自分と同じ年齢で亡くなった人がどんな人生だったか考えたり、人の命のはかなさを感じることができます。

    自分の人生を振り返ったり、生き方を考えるきっかけになる本だと思います。

  • 歴史上の人物の死際をまとめたやつ。年齢順になっているので自分の年齢で死んだ人を探すと色々と趣深い。大抵、ろくな死に方をしていない。

  • 古今東西、老若男女、著名人(いろいろなジャンルの人々、犯罪者も)が「死」に瀕したときの様子、またそ子に至るまでの人となりをそれぞれの人物毎に簡潔にまとめている。また登場順がおもしろい。亡くなった年齢順である。私が読んだ第1巻は十代の八百屋お七から49歳の山下清まで。本を読むと少し前までは死因が洋の東西を問わず、結核、チフス等が多い。今では信じられないが結核は死の病であったことがよくわかる。治す手立てもなく、悪化していくのを本人も周りの人たちも手をこまぬいているしかなかったのだ。
    第1巻はまだ若い人たちが多いので、死に至るまでの様子は悲劇的なものを感じる。
    しかしこの本は「死」を扱いながら、暗さよりもその人物像を浮かび上がらせ、ユーモアさえ感じさせるものもある。人物により文体も少しずつ換え、その人へのコメントも秀逸で面白い、さすが山田風太郎と思わせるものばかりだ。

  • 3ページ程で脱落・・・。
    歴史に疎すぎるせいか、全然読み進めることができない。

  • 古今東西、様々な人間の死に様を描いた本。

    死に様だけで、その人の生き様が重くのしかかってくる。

    今日読んだのはジョン・レノンの死に様。

    偶然にも、彼を殺したマーク・チャップマンに、

    殺人罪による無期刑が宣告された日だった。

    ジョン・レノンの頁にも関わらず、最後の一文は、

    裁判官の被告人への宣告の一節。

    いつ読んでも、しびれる本。

    濃すぎてなかなか読み進められない。

  • 死から逃れることは何人もできない
    突然の死、惨めな死、惜しまれての死。
    様々な最期が記されている。
    最期を知ることで、その人の人生を読んでいるような気持ちになる。

    この作品に出てこないが、私は次の言葉のような人生をおくりたいといつも思う。
    「あなたが生まれたとき周りの人は笑って、あなたは泣いていたでしょう。
    だから、あなたが死ぬときには、あなたが笑って周りの人が泣くような人生をおくりなさい。」

  • 山田風太郎視点で書かれた、その人の死に際集。
    10代、20代、30歳からは1歳刻みでその歳でなくなった人があつめられている。
    いわゆる偉人達だけでなく犯罪者やその被害にあった人等ジャンルはバラバラで、それがまた死は誰にでも等しく訪れることを暗示しているようで面白い。
    しかし、近代の作家、芸術家達の死因に肺炎の多いこと多いこと。当時はやはり死に至る病だったのだなと再認識。

  • 15~49歳で死んだ歴史上の著名人図巻。死とその間際の記録の羅列で、必ずしもそれら全てに繋がりはないのに、一編の小説を読んだ気持ち。人は、生き物は死ぬ。だからこそ歴史は綴られていくのだろうな。

  • 結核で死ぬ人の多さを見ると、抗生物質の偉大さが改めて判る。おそらく、今のがん以上の恐怖だったのではと思われる。平生から、死の恐怖が消えたというのは、栄養状態よりも何よりも抗生物質のおかげだろう。

    歴史上、生命の危険が最も少ない時代の最も恵まれた地域に生まれた自分の幸運を、碌な成果を挙げられない自堕落な生活でも家族を養っていける幸運とあわせて噛み締められる。

    続きが楽しみ。

  • 全巻読了

  • 79歳で死んだ人――山田風太郎 やまだふうたろう [1922-2001]

    ■山田風太郎は歴史、伝奇における広汎な知識と膨大な資料をもとに、奇想に満ちたハイレベルな娯楽小説を半世紀にわたって量産しつづけた。
    ■その真骨頂のひとつがいわゆる"明治物"。綺羅星のごとき明治の著名人たちを縦横に配し虚実綯い交ぜて、激動の時代をさらにドラマチックに再構築してみせた。代表作は『警視庁草紙』『明治断頭台』他。
    ■あるいは"忍法帖シリーズ"。特殊能力を持つ者たちによって繰り広げられる空前絶後の死闘は、のちの全てのバトルまんがの濫觴となった。代表作は『甲賀忍法帖』『魔界転生』他。
    ■ミステリー作品においても巧みで、短編扱いの各小品が最終章でひとつの大きな謎となるような二段構えの構成で読者を驚かせた。代表作は『妖異金瓶梅』『誰にでもできる殺人』他。
    ■晩年は病気に悩まされながらも、生老病死に関するエッセイを多数執筆。なおその代表作でもある本書『人間臨終図巻』で著者は、たとえば小栗虫太郎を評して「もう少し生かしておきたかった一人」などと書いているが、山田風太郎本人は享年を存分に使ってその天才を十分に発揮し尽くしたのではないか。同じく代表作『あと千回の晩飯』で「人間の往生適齢期は65歳」と述べているのもうなずけるハナシだ。
    ■同時代の大衆作家がつぎつぎと忘れられていくなか(それは自然の流れとして当然なのだが)、風太郎人気は健在。令和の世でも漫画化、映画化などをとおして新しいファンが生まれ続けている。

  • 古今東西の偉人や罪人、そして有名人の最期を年齢別に記載されている本。
    読んでいると人生のままならなさと、
    死ぬ時は1人なんだなという無情さが伝わってくる。
    自分より年下、同い年、年上と読むタイミングで感想が変わる本。

    ただ、いくら読んでも「人生の儚さ」みたいなのは感じられなかった。
    どこまでも泥臭くて、生き汚い。
    そしてそれが人間だし、後悔しないで死ねる人はごく稀なんだと。

    それすらも、本人がどう思っていたかは周りが知る由もなく。

  • 噂に違わぬ名著。時代を問わず無味乾燥的に年齢順で臨終した著名人に関して記載がされているだけなのだが、これが思わぬ発見や新鮮な驚きをもたらすということに有意義を感じる次第。

  • 2025.04.26 朝活読書サロンで紹介を受ける。
    女性死刑囚
    ・夜嵐おきぬ
    ・高橋お伝 小陰唇異常肥厚 陰梃異常発達
    ・ジプシー・ローズ

  • 歴史を代表する今までの人々。いつ何歳でどのように亡くなったか、辞典式になってる

  • 四十代までの古今東西。事故、病気、困窮、自死、殺人、死刑。

  • ビブリアに出てきたので読んでみました。全然知らない人、名前しか知らない人、大体どんな人か知ってても「そういえばそのごどうなったの?」と思うような人がたくさんで亡くなった時ことを知ってたのは大石内蔵助・主税親子と織田信長と上杉謙信など一部。死因は知っててもその様子までは知らないから興味深かった。全4巻とのこと、他のも探して読んでみたいな。

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著者プロフィール

山田 風太郎(やまだ・ふうたろう):一九二二年兵庫県生まれ。『甲賀忍法帖』『くノ一忍法帖』などで忍法帖ブームを巻き起こす。『眼中の悪魔』及び『虚像淫楽』で探偵作家クラブ賞(現日本推理作家協会賞)短編賞受賞。九七年菊池寛賞を受賞。『警視庁草紙』『戦中派不戦日記』『戦中派虫けら日記』などの日記文学、『人間臨終図巻』ほか著書多数。二〇〇一年没。


「2025年 『東海道綺譚 時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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