沈黙の森

  • 徳間書店 (2012年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198934903

みんなの感想まとめ

冬の軽井沢を舞台に、かつて「5人殺しの健」と呼ばれた男の物語が展開されます。彼は新宿での過去を捨て、静かな生活を送っていましたが、暴力団の金が持ち逃げされ、その男が軽井沢に潜伏しているという噂が広がり...

感想・レビュー・書評

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  • 舞台は冬の軽井沢。

    新宿の暴力団から五億円の金が持ち逃げされる。
    持ち逃げした男が軽井沢に潜伏したらしい。

    かつて新宿で「5人殺しの健」と呼ばれた男がいた。
    しかし、ある日忽然と新宿から姿を消し、20年の間堅気として百姓、別荘の管理人として日々を過ごす。

    ヤクザが立ち入らない地軽井沢に続々と、新宿からヤクザが湧いて出てくる。

    かつて伝説の極道が、徐々に当時の暴力性を再燃する。

    馳星周ワールド全開の一冊。
    後半の疾走感は素晴らしく気持ち良い。

  • 2013.1.20
    かつて歌舞伎町で五人殺しの健と呼ばれた男。
    現在は過去に付き合った女の影響でヤクザから足を洗い軽井沢で別荘の管理人をしていた。
    そこに暴力団の金を持ち逃げした男が潜伏。
    次々と訪れる五億円を狙う男たち。
    健の元にも協力を求める輩が訪れる。

    馳星周さんの話ってほんまにとことんで、容赦無いところが面白い。
    人殺しは何年経っても人殺し、変わりないっていう。

    この人の本読んでから他の人の暴力団の話とか読むと
    ここで生かしておくんかい!とか思ってしまうよね。

  • 軽井沢で管理人をして静かに暮らす伝説の極道。そこへカネ絡みの揉め事がやってきて否応なしに巻き込まれ……中身に触れずに感想を言うのは難しい(笑)読み終えて面白かったかな。満足です。最後にある解説の馳星周に関するテキストが言い得て妙で未読のものも読みたくなるいい解説だった。

  • 多分、期待値が高かったのでいまいちドキドキ感がない気はします。
    馳星周といえばどぎついバイオレンスっていうイメージで、触ると切れそうなトゲトゲしさがあった気がするのですが、今回はそれがいまいちな気がします。

  • 森が題名にあったので、なんとなく買ってしまった。今回は警官を含め人が死にすぎ。疾風という犬の従順さの表現だけはいいが、バオレンスすぎてちょっと引いてしまった。やはり馳星周は山と犬に特化した小説の方がいい。

  • 最高!

  • ハードボイルドでもなんでもない。
    主人公はただの殺人鬼でした

  • 今回はエロなし。バイオレンスだけ。

  • 20年間沈黙を守り、しがない別荘の管理人として日々を過ごす主人公田口のもとにきな臭い話と昔の仲間たちが突如集い、元殺し屋としての血が呼び覚まされる。必然か偶然か。20年の時を経て得られた結末やいかに・・。馳ノワール文学やっぱいいね。一気読みかつスッキリ感がなんともいえない~

  • 男50歳。20代の頃は命知らずのヤクザだった。中国人との激戦を繰広げ半ば伝説に。
    現在は長野の別荘の管理人としてひっそりと生活している。一人の若いやくざが組のお金を持ち逃げし、長野の別荘へ隠れたことをきっかけに、やくざたちの争いへ巻き込まれる。最初は巻き込まれる事を拒んでいたが、ある事件をきっかけに争いの渦中へ。そして殺し合いが始まる。

  • 「龍が如く」と「24」を足して2で割ったような作品、サバイバルができる元ヤクザって設定が面白かった。

  • 一気読み。珍しく無敵の主人公。っぽくないのが、逆に新鮮。でも、やっぱり、っぽいのが読みたくなる。

  • 馳ノワール。
    どれ読んでも違いがない。

  •  暴力団・東明会の金を持ち逃げした男が、軽井沢に潜伏している。金額は五億。東明会はもとより、大金の臭いを嗅ぎつけた危険な連中が、この閑静な別荘地に現れ、血眼になって男の行方を捜しはじめた。かつて新宿で「五人殺しの健」と呼ばれ名を馳せたが、今は軽井沢で別荘管理人として静かに暮らす田口健二のもとにも協力を要請する輩が訪れ、事態は急変する。雪山に乱反射する、欲望、復讐、狂気―すべてが暴力に収斂していく

  • 昔から読み続けていた、馳星周。絶望感と暴力のノワールの世界が面白くて最初めちゃはまってたけど、同じような展開に疲れて最近遠ぞかってた。
    久々に読んだ本作は、まともな暴力小説で今までと違う感じで、はまって一気読みしてしまった。面白かった!

  • かつて「五人殺しの健」と新宿で恐れられていた男が、今は軽井沢で別荘管理人に。
    20年の歳月が流れたにも関わらず、再び抗争に巻き込まれてしまう。
    暴力に対する爽快感と生々しさの入り交じった文章。さすが馳さん。

  • 馳星周の本を読むのは久しぶり。好きな作家の1人。
    でも、初期の「不夜城」の頃の何とも言えない独特の暗さの方が好きだった。
    この本も、決して明るい本ではないけれども、不夜城の頃のテイストとは随分と違う気がした。

  • 馳節、全開。
    平穏な(と、思っている)日常にいると馳作品が心地よい。破壊と殺戮。動物としての生存行動の美しさと、人間としての倫理、ためらいあたりがカタルシスを生むってカンジか。

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著者プロフィール

1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務を経てフリーライターになる。96年『不夜城』で小説家としてデビュー。翌年に同作品で第18回吉川英治文学新人賞、98年に『鎮魂歌(レクイエム)不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞、99年に『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞。2020年、『少年と犬』で第163回直木賞受賞した。著者多数。

「2022年 『煉獄の使徒 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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