短篇ベストコレクション 現代の小説2012 (徳間文庫)

  • 徳間書店
2.83
  • (0)
  • (3)
  • (15)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 84
感想 : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (634ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198935634

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • なぜか心に残る作品がなかった。
    なぜか。

  • 既に多くのファンのいらっしゃるような作家さんたちのアンソロジー。
    普段の読書傾向から、一押しの作品は人によって、かなり変わるのでは、と思うような顔ぶれ。

    それでも、こういうのを読むと、短編には、その作家さんらしさとうまさが凝縮されていると思わされる。
    かなり分厚いけど、読みごたえたっぷりなのは、ページ数のせいだけではないです。

  • 極端なSF世界は貧しい想像力では理解できないけれど、いろいろな作家さんたちとの出会いを求めて短篇集を読んでます。

  • 2011年の震災後に書かれた短編20編。これだけ大勢の作家の作品があると読むスピードがそれぞれで変わるのを実感する。毎年刊行されてるのか。

  • 2014.3

  • 2011年に文芸誌に発表された短編から選りすぐりのベストを詰め込んだ一冊だ。
    あえてなんだろうけれどジャンルも絞っていないため、SFやホラーからペシミスティックな代小説、恋愛、青春、なんでもありの内容で、好きな作家もいれば読んだこともない作家もいて、雑多な楽しさがある。個人的には好きな作家の一人で中島京子の「妻が椎茸だったころ」がよかったな。

  • 2013/8/24読了。
    東日本大震災に直面した20人の「名手」が、それぞれの短編の中に描いた「世界」。面白く読めたもの、今まで自分が接したことのない作家で、激しく違和感を覚えたもの、そして正直、何だかよくわからなかった作品などがあり、少し困惑もしたけれど、世の中にはいろいろな「世界」があるのだ、と確認させられたコレクション。まだまだ自分はひよっこだということも、よくわからされた。

  • 普段読まないジャンルの小説も読めてお得感があった。
    それでもやっぱり、すきだなあと思うのは、普段好んで手に取るものがどうしても多い気がした。篠田節子のトマトマジックが最も衝撃的だった。


    ・わたしとわたしではない女/角田光代
    ・トマトマジック/篠田節子
    ・妻が椎茸だったころ/中島京子
    ・私/三島亜記
    ・竜宮/森絵都
    ・車輪の空気/森浩美

    2013.07.05

  • 年度でまとめられた短編集。その時の旬の作品が一度に味わえる一冊。
    カラーの異なるものが集まっているので、好みが分かれるかも。

    筒井康隆氏が、こんな作品を書いていたとは嬉しい喜びでした。
    中島京子さんの作品を初めて読みました。この短編、すごく素敵だと思いました。
    浅田次郎さんの作品も初めて読みました。シリーズのようなので、探したいです。

  • アンソロジー

     江戸の任侠物語「男意気初春義理事(浅田次郎)」は意外とおもしろく、大きなドラマではないものの、ひきこまれてしまった。後味サッパリの、これぞ短編ってな良い作品。でも、次の「蜩の鳴く夜に(石田衣良)」はエロ小説?って程度しか感じない。

     新宿を舞台に若い鮫島が登場する「区立花園公園(大沢在昌)」は、シリーズを読んだことがなかったから、興味津々。鮫島は活躍しないが、いい味の作品だ。ぜひともシリーズを読んでみたい。次は既読の「ふるさとは時遠く(大西科学)」。阪大理学部らしいSF。いい短編だなと見直した。

     「台北小夜曲(恩田陸)」はふんわかしたいいファンタジー。ホント短編の魅力満載のアンソロジーだなぁと感心。

     うれしいのは、「被災地の空へ(海堂尊)」。速水が東北大震災の地に派遣されて活躍するお話。番外編なんだろうが、おもしろい!

     「わたしとわたしではない女(角田光代)」はオカルトのようなマジメなような、私にはイマイチの作品。同じ傾向は「星影さやかな(窪美澄)」。父の浮気?イマイチ。


     警察小説の「監察(今野敏)」はなかなかおもしろい。もっと読みたいなぁ。
     
    「雨気のお月さん(佐藤愛子)」は文学的。でも平坦でおもしろいとは思わなかった。

     味がいいのは「トマトマジック(篠田節子)」。麻薬で自分の本当の欲望を知って驚く主人公が良い。

     次の「ストーブ(谷村志穂)」は微妙な女性心理についていけず、おもしろさがわからないままエンディング。

     「つばくろ会からまいりました(筒井康隆)」はきれいなファンタジー。

     ひとり残された男が料理にトライ。料理が好きではないからもあるが、椎茸が大嫌いな私にはイマイチだった「妻が椎茸だったころ(中島京子)」。さらに、「ケーキ屋のおばさん(ねじめ正一)」も意味不明。続いて「揚羽蝶の島(間瀬純子)」はSFタッチだが、あまりにわかりにくい。わかりにくさでは、「私(三崎亜記)」も負けていない。

     期待の「ミレニアム・パヴェ(三島浩司)」だったが、読み難くパス。

     でも、「竜宮(森絵都)」は良かった。アンソロジー中最高の作品。途中でオチが読めたものの、エンディングにかけての謎解きはスピード感も落差もあり、すばらしい。

     そして最終話はホロリとさせる「車輪の空気(森浩美)」だが、主人公たちと同じ環境に近いからか、逆に現実感がなかった。

     総じて満足。巻末の解説も、あらすじを極めて上手に、まとめた上で読みどころを紹介してくれており、とても助かる。昨年度版も読むことに決めた。

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

阿川佐和子 井上荒野 奥田英朗 柿村将彦 片瀬二郎 北原真理 今野敏 桜木紫乃 佐々木愛 佐々木譲 瀧羽麻子 田中兆子 馳星周 村田沙耶香 柚木麻子

「2020年 『短篇ベストコレクション 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

日本文藝家協会の作品

ツイートする
×