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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198935887
みんなの感想まとめ
警察官の日常と事件を通じて、正義を貫く熱き心が描かれています。著者は退官後の元警察官で、実際に経験した事件を基にした物語は、フィクションを超えるリアリティを持っています。小さな出来事に情を持って対応し...
感想・レビュー・書評
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サダは走る。ひったくり犯を追って。車泥棒のヤクザを追って。北海道江別署の駅前交番を振り出しに、機動捜査隊や銃器対策課などで刑事として活躍後、熱血ゆえの左遷もなんのその、真っ直ぐに正義を貫いた42年間の警官人生!サダの熱い心が、逮捕した自販機破損の高校生を改心させ、ヤクザが隠匿していた大量の拳銃や機関銃押収の糸口を掴んだ。事実の迫力が小説やドラマを越える。
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警察小説ではなく、なんの捻りもないただの事件簿?と思ったら、ほんとうにただのサダの事件簿なのだった。退官後の元警察官が著者なのである。だが、フィクションよりもずっと信じられないような展開もあり、被疑者や被害者との情の通い合いもあり、著者だからこそとも思われる無謀さもある。それを、熱意を胸に秘めつつ淡々と事件簿として綴っている姿に、警察官という職業への愛を感じて胸が熱くなる。読後に改めて表紙を見るとしみじみとありがたくなる一冊である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
警察小説というのか実録エッセイとでもいうのであろうか、本書は北海道警察の元刑事が自分の警察時代に担当した事件を元にしてこつこつと書き溜めたものを退職を機に自費出版したものが出版社の目に留まり、こうして文庫として出版に至ったという稀有な作品だ。
警察小説と言うと如何にも大掛かりな捜査や犯人逮捕劇を想像するが、本書にはそういった警察小説でお馴染みの捜査一課のような華やかなものは殆ど出てこない。街のお巡りさんが犯罪の芽を摘み取るように自転車泥棒を犯した高校生に説教をするなど、生活課・駐在所勤務警官の廻りに起きる小さな出来事に情を持って対応してきた経験が描かれている。
そう紹介すると如何にも立派な警察官という印象を持つかもしれないが、それが大違い。ちょっとばかりおっちょこちょいで、直情的。上司を上司とも思わぬ型破りな物言いと行動から何度も左遷を喰らい、更には道警始まって以来の不祥事を起こし逮捕された刑事とも何度か職を共にしたことから、最後には要注意人物もどきの疑いを持たれまたまた左遷されるというような不遇の警察管生活を送ったのだ。
逆にそのような組織第一で物事を考えないが故にこうした逸話を残す警察官生活を送ってきたのであろう。
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