潮風に流れる歌

  • 徳間書店 (2012年10月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198936136

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

人間関係や学校生活をテーマにしたこの作品は、特に魅力的な女性キャラクターたちが織り成すドラマを描いています。主人公の律や楓、そしてクラスの女王的存在の美玲など、個性的なキャラクターたちが学校裏サイトを...

感想・レビュー・書評

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  • 2020/08/08
    この人の作品は本当に先が気になってすぐ読み進めることができます。入手するのも苦労した分、あっという間に読み終わってしまいました。
    同じ団地に住むリッツこと律と、楓を含めたクラスでの出来事や人間関係のあれこれを描いた作品。クラスに存在する学校裏サイトには日々クラスメイトのいいこと悪いこと様々に書き込まれていて、それがこの話の主軸と重なる部分があります。
    クラスの女王的存在の美玲という、結構読んでてこいつ大丈夫かよ?みたいなキャラも登場しているのですが、結構話の中ではいい味を出してくれていたり…。
    とにかく関口さんの描く女性キャラというのが魅力的で、読んでてとっても惹かれます。ツンデレキャラも登場します。最後にはちゃんとデレてくれる(?)のもいいです。
    掲示板のことが若干ミステリーっぽい内容だなあとも思いながら、でもその要素が絶妙に薄くてバランスいいなーって感じました。
    だいぶ前の作品みたいで、学校裏サイトって言葉自体この時期流行ってたなーとか思いながら、楽しく読めました。

  • 著者、関口尚さんの作品は、最近は学校の試験問題になったりしているらしい。学生から見ると、現実を題材に先生が好きそうな展開にした作品に感じるかもしれない。僕が社会人2年目に他の作品を読んだときはそうだった。あれから10年、目に映っていた世界をすべて黒く塗りつぶし、自分の汚れた感情に負け、世の中はこうあるべきとか考える資格も無くしてしまったと思う今。僕にもあったかもしれない綺麗な心を描く関口作品は、宇宙に飛び出すよりも、剣と魔法がある世界よりも、もっとずっと、泣きたくなるほどきらきら輝くファンタジーだ。

  • 若さと正義感は、そのまま世の中を変えていけると信じたい。正しいことは、人に強要すると暴力になる。静かに、強く、自分を信じることの難しさ。その困難は、若さで乗り切ることができる。

  • 高校3年生の主人公が想いを寄せる、彼女への視線・気持ちが優しい。

    登場人物それぞれの目線から物語りは進行。
    内容そのものは、今っぽい・現実世界でもある内容。

    学校(クラス)のPC掲示板もとても重要な役割を果たすが、掲示板にまつわる出来事の解決部分が、「フワッ」と終っている。

    軽く読める一冊ではある。

  • 関口尚の作品は読みやすい。だから心に響く。簡単に読めて、それでいてものすごく感動する小説の真骨頂ここにあり。

  • クラスの中で良くも悪くも思われないように、目立たないように
    ずっと気をつけてきた主人公のリッツは高校3年生。
    彼は、クラスの中でも人気のある楓に片想いをしていたのだが、
    楓はクラスの女王的存在の美玲の反感を買い、
    クラスの裏サイト『トリプレア』で悪意の書き込みを受けてしまう。

    楓を守りたいリッツはそんな状況を見かねて、
    目立つことも厭わずに行動してしまうのだが…

    果たしてリッツは楓を守ることができるのか。
    半端だった男は強くなれるのか。

    リッツの優しさに理解を示す一部の同級生や
    美玲の視点での語りも交えて彼らの青春を描く物語。


    関口さんらしい優しい物語で面白かったし、
    ハッピーエンド好きとしては嬉しい結末だったけど、
    でも、ちょっと最後は駆け足過ぎた感が残るかな。
    もう少しページを増やしてでも彼らの心情の変化を
    もっと描いてほしかったなー。

  • 文庫で再読。律や楓のように生きて行けたら凄いよな~
    2012.10.10

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著者プロフィール

1972年栃木県生まれ。茨城大学大学院人文科学研究科修了。映画館の映写室でアルバイトをしながら小説を執筆し、2002年『プリズムの夏』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。07年には『空をつかむまで』で坪田譲治文学賞を受賞。他の著書に『ブックのいた街』、『はとの神様』、『ナツイロ』、『シグナル』、『潮風に流れる歌』などがある。

「2018年 『サニー・シックスティーン・ルール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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