ハイ・アラート

  • 徳間書店 (2013年3月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198936716

みんなの感想まとめ

物語は、スポーツジムの店長を主人公に、爆弾魔と警察の視点を交えながら進行します。独特なキャラクターや興味深い題材が揃っているものの、中盤からは物足りなさを感じる読者も多く、特に重要人物の掘り下げが不足...

感想・レビュー・書評

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  • 主人公はスポーツジムの店長
    爆弾魔、警察それぞれの視点で描かれるお話
    それなりに楽しめました
    中盤からちょっと物足りなさもありましたが
    結末はまぁなるほどという感じでした

  • 帯の文句に惹かれて購入の、初“福田和代”作。
    前から名前は気になってたんですが、どうも食指が動かず、いつかはと思っていた作家さんでした。

    結論を言ってしまうと、少し物足りなさを感じました。そこが残念。
    題材といいキャラクターといい、かなり興味を惹くものをそろえてあるのに、どうにも「読み応え」が足りないなぁという気がしてしまう。悪くはないんだけど、お気に入りの中に加えるのはちょっと(無いなぁ)、というw
    田代の過去や日系ペルー人刑事のディテールなんかは面白そうなのに、主役かと思っていたら、物語中盤からはいつの間にか暴走する少年たちのお話に。しかもほぼ1人称w 重要人物「原田」の掘り下げも特に無いまま、怒涛のラストへ。
    ん~~、もったいないな~、というのが正直な感想w
    報道側や、原田の側から 事件の本質 とかがもっと見えてくる描写があれば、中途半端な印象は免れたんじゃないか?とか思ってしまったり。
    エンタメに徹する為に、あえて終盤から展開を早めて細かいことは省いたような感じ、というかそれが作者の狙いかとか思えてきたり。
    とまれ、読後感は悪くはなかったです♪ 同作者の他の作品も気にはなります。実際に手に取るかどうかはまだ決めかねてますが ^^;

  • 爆弾を使っての建物への爆破を繰り返すテロリスト「十二神将」。具体的な要求はなく、その目的と犯人は?という謎に、知人を探して日本を訪れたペルー警察の捜査官と彼が頼る元筋者の男による捜索劇が絡んでいく。犯人は割と早めに割れるため、彼らの心情の動きが焦点となっていき、事件の派手さに比べると、犯人たちの行動は稚拙で行き当たりばったりの感が強い。弱者は強者に食い物にされるしかない、というメッセージは悲痛に響き、それこそがそれを狙いだということは理解はできるものの、求めているのはそっちじゃないんだ、という感が否めず、あまり入り込めなかった。

  • 社会に虐げられた者たちが世の中の不条理に抗おうと身悶える。
    しかしそれも、弱者がさらに弱い者を喰い物にする絵図のひとコマでしかない・・・。

    半分くらいまで読み進めた時点での感想。

    読了後、巻末解説者が同じような趣旨のことを書いていて、「やっぱりな」と思った。

    ★2つ、5ポイント。
    2018.09.30.古。

    ※メンバー達の最期の救いようの無さ・・・。
    巨悪が生き延びてほくそ笑む、ってのはよくあることだから許容内だとしても、中悪(原田)までがのほほんと最悪の事態から逃げおおせたのが、納得いかない・・・。

  • 130730

  • 切ない、というかなんというか。犯人の考えに「うん、うん」とうなずけるものがありました。いや、犯罪は悪いことですが。

  • 主人公いらない
    犯人たちあっけない
    軽い

  • 「十二神将」と名乗る爆弾テロリスト集団が、首都東京で次々と爆破事件を起こすというストーリー。
    初めての福田和代作品。犯人側と犯人を追う側の両方に視点が置かれた為、結果的にどちらにも感情移入出来なかった。
    特に、テロリスト集団には現在の日本が抱える様々な問題を背景にした若者たちが揃っていたので、もっと深く人物像を掘り起こせば、作品に色が染み出たと思う。

  • タイトル、本の帯から想像するのは、
    非情なテロリストによるテロの連続。
    そして、テロに立ち向かう、テロ対策機関
    と言う感じなんですが、違いました。

    なるほどねぇ。
    2009年から2010年にかけて書かれた本ですので、
    派遣労働者の派遣切りが、大問題になった頃ですからねぇ。
    そう言う背景を理解していると、この本のことを
    より一層理解出来ます。

  • 「十二神将」と名乗る爆弾テロリストが、東京を舞台に連続爆破テロを繰り広げる。

    初福田作品デス。

    うーむ、なんだか救いがない。とゆうか。

  • 爆弾テロリスト集団による東京での連続爆破事件発生というハリウッド映画的な展開のあらすじ。冒頭から事件発生でストーリーのテンポも非常に良かった。
    とはいえ神戸の話が本筋とどう関連するのかなかなかわからないので少し焦れるのと、東洋テレビの登場意義が弱い気がする。結局最後に出会えるように演出するため?
    主要登場人物に警察・記者などがいないので、捜査状況を詳細に把握している存在としてテレビ局を使ったと思われる。
    ある意味日本の若者を取り巻く末期現象の一端かと思わせる、なんだか救いようがない話でした。

  • 自分ではどうにもならない環境に文句をいっても始まらない。
    今の状況は「自分がその瞬間、その瞬間に、必死で選び取ってきたことの結果。自分で選んだこと」こう考えないと悲しすぎる。

    ちょっとした反抗心から始めたテロがいろんな思惑に利用されて・・・。最後だけでも自分の考えを貫けたのは良かったんじゃないかな。

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著者プロフィール

福田和代一九六七年、兵庫県生まれ。金融機関のシステムエンジニアとしての勤務を経て、二〇〇七年、航空謀略サスペンス『ヴィズ・ゼロ』でデビュー。主な著作に『TOKYO BLACKOUT』『ハイ・アラート』『怪物』『迎撃せよ』『潜航せよ』『生還せよ』『繭の季節が始まる』『梟の一族』など。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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