お髷番承り候 六 鳴動の徴(徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198936754

作品紹介・あらすじ

次期将軍の座をめぐり火花を散らす、紀州徳川、甲府徳川、館林徳川の三家。紀州藩主徳川頼宣は将軍家綱の大奥に刺客を忍ばせ、虎視眈々と頃合いを窮う。一方、館林家は黒鍬者を差し向け、頼宣排除に乗り出した。さらに甲府家は事態の混沌に乗じ、館林の黒鍬者の引き抜きを企てる。風雲急を告げる三つ巴の争い。かつてない危機に瀕した家綱を守れるか。お髷番深室賢治郎の小太刀が奔る。

感想・レビュー・書評

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  • とうとう婚儀が整うのか?

  • 根来組の失脚。
    三弥との関係も少し進展。

  • お髷番大活躍
    最近は貫禄ができました
    そこそこ突発的な事態にも対応するし
    お偉方に厚かましく問いかける面の厚さも
    もっとも敵は増えてきた気がするけど(笑)

  • 2014201/6/21

  • 第六弾
    紀州でも継承をめぐり親子対立、役者が違いすぎる?
    各派がごちゃまぜの闘争劇
    今後どう展開するのか、歴史が決まっている分どうなるか

  • 次期将軍を狙う甲府と館林の水面下の戦いが激化し、紀州も内乱が起き将軍を狙う頼宣にも危機が訪れる。賢治郎が徐々に成長し、周りからも信頼を得ていくのが心地よい。家庭的にも進展があり三弥とも良い感じになってこんなシーンが(笑)甲府と館林の動きも盛んだが今まで通りの小粒な感じ。それに対して紀州が面白い。今までも存在感のあった頼宣がより一層目立つ。策士で豪放磊落な頼宣の言動がある意味心地良く、主人公も将軍の影も薄くなるほどの活躍ぶり。賢治郎に対する恩返しも粋だ。この頼宣に賢治郎はどう立ち向かうのか。

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著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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