禁断 横浜みなとみらい署暴対係

  • 徳間書店 (2013年5月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198936884

みんなの感想まとめ

警察小説として、横浜みなとみらい署を舞台にしたこの作品は、諸橋と城島という二人の刑事の活躍を描いています。堅物な諸橋とラテン系の城島のコンビは、暴力団との抗争や新たな麻薬ルートの謎に挑む中で、次第に周...

感想・レビュー・書評

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  • 今野敏『禁断 横浜みなとみらい署暴対係』徳間文庫。

    諸橋と城島の同期の二人の刑事を主人公にした警察小説。降格人事により係長として、みなとみらい署に赴任した諸橋とその煽りで係長補佐となった城島。『ハマの用心棒』と呼ばれる堅物で頑固者の諸橋に対して、ラテン系の城島という二人の活躍が面白い。

    横浜の元町で大学生がヘロイン中毒死したことをきっかけに次第にキナ臭くなる横浜。暴力団・田家川組を中心に東西のヤクザたちがあちこちでいざこざを起こし、新たな麻薬ルートの謎を巡り、新聞記者、田家川組の構成員までが殺害される。

    諸橋と城島を疎ましく思う監察官の笹本、重要な場面で諸橋と城島に協力する神風組の組長とたった一人の組員・岩倉の存在も面白さの一因になっている。

    今野敏は数多くの警察小説シリーズを手掛けているが、どれを読んでも全くハズレがない。余りにも多くのシリーズと作品を手掛けているが故に全てを読むのは難しいが、どのシリーズのどの作品をどの順番で読もうと違和感も無く、面白いのだ。

  • 監察官、笹本と諸橋のやり取り

    諸橋は、心底驚いた。 「何だって……?」 「警察をなめるなと言ったんだ」 「たまげたな。あんたが、俺のやり方を認めるとはな……」 「私だって意味もなくあんたを責めているわけじゃないんだ」 「意味もなく責めているのだと思っていた。俺をクビにしたいだけだと……」

    「あんたがクビになったり、死んだりしないように、ブレーキをかけてやってるつもりなんだがな……」
    諸橋と城島の名コンビ、諸橋とヤクザの神野の関係、最高の作品である。
    神奈川県警みなとみらい署暴対係の警部・諸橋は、暴力団の間で〈ハマの用心棒〉と呼ばれ怖れられている。ヤクザの抗争に巻き込まれ、両親を失った諸橋の暴力団に対する憎悪は特別深いのだ。
    大学生が自室で変死体となって発見された。死因はヘロインの中毒死。市内では薬物検挙数が目に見えて増えているという。白い粉で俺たちのハマを汚すな! 絶好調、シリーズ第二弾。

  • 横浜みなとみらい署シリーズの2作目。今回も諸橋と城島のコンビは最高でした。敵対していると思われた身内も段々と『ハマの用心棒』のやり方に共感してくる様がとても心地良いです。誰かのレビューでアメリカのTVドラマ『スタスキー&ハッチ』を思い出したとあったが、全くその通りですね。懐かしいとか言うと歳もバレます(^^)まだまだ楽しみです。

  • ワルはもっと悪く描いていたらと思う。

  • シリーズ2作目。横浜を舞台とした薬物戦争とでもいえばよいでしょうか。500ページを超える大作で読み応え十分。著者としてもこなれてきたのか、諸橋と城島コンビの息、また部下4人の立ち振る舞いも一層磨きがかかったように感じ、安定感が出てきました。

    ラストはピンチに陥った諸橋をまたしても倉持による捕り物で救う展開で、スゴイの一言! 監察官である笹本との関係も一歩進みお互いの理解も深まったようでなんだかほほえましかったです。

  • 大学生のヘロイン中毒死 新聞記者のとヤクザの死
    中国武装警察隊? なんだか怖かった〜。
    「ハマの用心棒」も拉致されたり 城島さんもなんだか今回はモヤモヤしてるし、無理やりの突破で解決したけど怖かった〜。
    564ページもあるけど スピード感があって面白かったです。

  • 「ハマの用心棒」諸橋はベイエリア署のマル暴刑事、今回は横浜に新たなヘロイン売買ルートができると言うことで関西のマルBが横浜に大集合。繁華街は関西と関東とで一触即発の危機。裏で糸を引いているやつは誰なのか?今回も命を狙われつつ…

  • 横浜・元町で大学生がヘロイン中毒死した。暴力団・田家川組が事件に関与していると睨んだ神奈川県警みなとみらい署暴対係警部・諸橋は、ラテン系の陽気な相棒・城島と事務所を訪ねる。ハマの用心棒―両親を抗争の巻き添えで失い、暴力団に対して深い憎悪を抱く諸橋のあだ名だ。事件を追っていた新聞記者、さらには田家川組の構成員まで本牧埠頭で殺害され、事件は急展開を見せる。
    中国ルートでヘロインが流す計画。田家川はそれと戦い横浜を守ると言ったが嘘。
    中国ルートの男は元警察。元上司の警官が研修と称して来日。諸橋は最初疑ったが間違い。元部下中国ルートの男を逮捕するために来日。
    田家川の指示で二人を殺害。証拠がない。諸橋は脅された。車で帰宅途中、追跡
    署に戻る途中に拳銃で脅され拉致、田家川とホテルで対面。消されると思ったが解放。ホテルのドアを開けると部下が立っていた。殺されるかと思った!
    銃を撃った男を逮捕。殺されたヤクザは自分の弟分。指示したのは田家川だと知っていた。中国ルートの男を中国警察がビルに追い詰める。屋上に逃げた。諸橋達もビルに入る。中国警官が倒れていた。諸橋も首を決められた。城嶋がいない。既に足された。死を覚悟したが、倉持が相手を倒した。中国警察が中国ルートの男と取引。
    田家川の中国の会社に大量のヘロインがある。まだこれだけでは逮捕できない
    横浜の任侠ヤクザの若手が夜中に田家川の家に入った。死ぬ覚悟。若手ヤクザの逮捕状をとり田家川宅に入る。リンチされていた。田家川を逮捕。証拠をおさえられた田家川の顔色が変わった。任侠ヤクザに諸橋はお礼に行く。初めて出された茶を飲んだ
    不正捜査を指摘するキャリアの協力もあった。

  • う~ん。
    軽くは読める。
    最近は警察ものが多い為だからか
    渋い主役刑事にキュンとしなくなり
    逆に参謀的な脇役に頼もしさを感じる。

    もっとも、そうなるように
    作者も作品を書き上げているんだろうけど・・・

    軽く読める分枚数の割には
    ミステリー要素は今ひとつ物足りなかった。
    どちらかと言えば
    人間模様が中心かなぁ?

  • ひたすら長かった。もう少し短くてほしかった。
    諸橋は前作でも1人になったところを狙われていたなと思った。

  • 横浜が日常を取り戻すまで結構なボリュームで、諸橋の心の動きにじっくり付き合えた。みんな(笹本含む)よく頑張ったよ。

  • 中国が絡んでくると凄く怖いけど面白い。
    ハマの用心棒カッコいい!

  • 横浜みなとみらい署シリーズ第二弾。
    大作であるが、スイスイ読ませる。ただし、「隠蔽捜査」シリーズに比べるとちょっと弱いかな。

  • 04月-06。3.0点。
    みなとみらい署暴対係第二弾。大学生が高純度のヘロイン中毒で死亡。捜査を始める諸橋たち、新聞記者が近づいてくるが、その記者は殺害され。。。

    読みやすい。少しのミスリードを上手く使っていた。次作も期待。

  • 横浜みなとみらい署暴力犯シリーズ第二弾。

    係長諸橋と係長補佐城島のツンデレコンビ(?)のやり取りがだんだん心地よくなっていく。

    諸橋が主役のはずなのに、実際には城島に動かされているような気もそこはかとなく。

  • 読ませる、

  • 横浜みなとみらい署シリーズ2

  • 201501 完読

  • 主人公は安積さんほど親近感は湧かなかったけど、物語は長編で楽しかった。
    暴力団系の話は馴染みがないからちょっと抵抗あったけど。
    諸橋班のみんなの魅力と何より城島の安心感が良かった!

  • #読了。横浜みなとみらい署シリーズ第2弾。かつて暴力団の抗争により両親を亡くした諸橋率いる、みなとみらい署暴対係の面々が、横浜を守るために奮闘する。今回はヘロインの流入を巡り、暴力団や中国人警察を巻き込み犯人を追う。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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