竜宮ホテル (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 494
レビュー : 56
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198936952

作品紹介・あらすじ

あやかしをみる不思議な瞳を持つ作家水守響呼は、その能力ゆえに世界に心を閉ざし、孤独に生きてきた。ある雨の夜、妹を捜してひとの街を訪れた妖怪の少女を救ったことをきっかけに、クラシックホテル『竜宮ホテル』で暮らすことに。紫陽花が咲き乱れ南国の木々が葉をそよがせるそのホテルでの日々は魔法と奇跡に彩られて…。美しい癒しと再生の物語!書下し「旅の猫 風の翼」を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 本編はf-Clan文庫版で書いてるので、番外編のみ。

    番外編はひなぎくちゃん視点の物語。
    日々木くんの優しいウソににんまりしてしまいました。(笑)
    素直でいい子なひなぎくちゃんを騙しちゃダメですよと思いつつも、こういう夢のあるウソなら咎められませんね。
    本当に子供が好きなんだなと思いました。

    そして初登場の月村先生。
    言いたいことをズバズバ言う強烈なキャラですが、素直になれないだけで、とても優しい方です。
    大好きです。
    …というか、この本に悪い人は一人も出てこないんですね。
    みんないい人、みんな優しい人。

    本当に人を幸せにする本だと思いました。
    続編も手元にあるので、さっそく続きも読みたいと思います。

  • いきたいときは、いってしまっていいのよ さて、と、秋風に草花が揺れる中庭で、白猫はいいました。 わたしは風になるの。もうここで待っていなくて良くなったから、魂だけ風に乗って遠くにいくの。

  • 村山作品ではお馴染みの、風早の街の物語。
    お話の舞台は不思議な住人が集まる"竜宮ホテル"。
    あやかしを見る不思議な瞳を持つ作家の響呼、猫耳娘のひなぎく、管狐、人ならぬ者達。
    今回も魅力的な登場人物が沢山出てきます。
    優しい語り口のふんわりファンタジーで、読後感の良さは言わずもがなですね。
    ひなぎく視点の書き下ろし短編も良かったです。
    こんなホテルに住んでみたいなー。
    この物語もまだ続いていく様なので、楽しみに待ちたいと思います。

  • 遠田志帆さんがカバーを描いておられるので買ってみましたが、予想以上に素敵な話でした。

    左目で、あやかしの類を見る事と、周りの人を幸せにする力を授けられたという娘の子孫で、高校生の時からメルヘン作家として活躍している女性、水守響呼は、「生まれついての不運」を持ち合わせていると、自分の事を思っています。
    物語の冒頭でも、いきなり不運に見舞われるのですが、そんな中で偶然再会した編集者の寅彦は、彼女とは逆に、生まれついての幸運に恵まれた男性。
    でも、彼は、自他共に認める幸運さ故の不幸もあるのだ、と語ります。

    帰宅しようとしたら、住んでいたビルが崩壊していたり、猫娘を拾ったりと、様々なアクシデントの末に、響呼は、少し不思議な、「竜宮ホテル」に滞在する事になります。

    先の展開がわかりやすいのが少し残念な気もしますが、とても優しい、ほわんとしたお話でした。
    不運と幸運で、プラマイ0になるかと思われた響呼と寅彦の伏線も、寅彦が最初の方にしか登場しない為、恋愛に発展しないまま・・・。
    でも、2巻も出るとの事なので、今後が楽しみです。

  • 村山早紀さんの「竜宮ホテル」読了。みんなの幸せを願って書かれたファンタジー。不思議な力を持つ作家の水守響呼が可愛らしい妖怪の少女を救い「竜宮ホテル」に暮らすことで閉ざした心を開いていく。。最初、主人公、響呼の不幸な境遇が辛かったが、猫妖怪のひなぎくが登場する辺りから引き込まれた。物語の魅力は、響呼の書いた本に影響を受け、集まってくる人々の話が良いです。どれも優しさに満ちた素敵な話。後は、ひなぎくちゃんと友達が素直で可愛いこと。これからも竜宮ホテルの住人の知られざる過去にまつわる物語を楽しみにしたい♪

  • [2014.02.26]

  • 読み終わりました!!
    良かったです。。

    猫耳の女の子かわいかったです////
    表紙も凄くかわいかった♡

    最初の方!本当に命の恩人なんだけど、
    (後で名前を知るのですが…)ずっと恩人様と言っていて
    先生が照れくさそうに「ー恩人様というのは、やめていただけると嬉しいかなぁ。」の所!
    和みました(≧ω≦。)プププ

    響呼先生とひなぎくちゃん!この二人イイコンビじゃないでしょうか♡♡
    とっても可愛くて癒されました(/∀\*)

    子狐もかわいいです♡


    寅彦さんと先生!お似合いだと思いませんか。
    この二人これからどうなっていくのか気になりました(〃ω〃)

    愛理さんのエピソード。。読んでいてズキンとしました。
    「あんたなんかにできるはずがない」みたいなこと私もよく言われたなぁ
    親にまで言われたら悲しいよね(´;ω;`)ウゥゥ

    やってみないとわからないのに(>_<)って思う
    愛理さん家を出てくのすごい勇気が言ったと思う!


    ラストは泣きそうになりました。。
    お父さんの事… 

    詳しく感想書いちゃうとネタバレになってしまうので(笑)
    これで終わります(#^^#) 良かったですよ!!
    優しい奇跡で、読み終わるとあったかくなる物語でした♪


    私もタイムマシンで。。あの日に行って
    あの人に謝りたいです…本当は楽しかったんだよって



    読んでいて気付いたのですが
    番外編に出ている小鳥遊さんって、たそがれ堂に出てた方ですよね!!
    違ったかな??違ってたらすみません(>_<)

    第2弾も出る見たいですね!楽しみです(≧∀≦)


    妖かし物が見えるなんて。。
    ふと夏目友人帳を思いました(〃ノωノ)

  • 三笠書房から新レーベル、f-Clan文庫で創刊されたものでしたが、
    レーベルそのものが消滅してしまい、
    このシリーズはもう、見られなくなるのか、と思っていました。

    これが、徳間文庫から新しい船出となりました。
    以前のものを加筆・修正して
    さらに書き下ろしが一篇収録されております。

    やはり、村山先生の文章は、すーっと心と脳内に沁みこみます。
    忘れかけてた「優しさ・感動」を思い起こすほどに…。

    ひなぎくちゃんの可愛らしさに、また会えて嬉しいです。

    しかし、私がこんなお話を書けたらなと思う作品を
    次々と生み出す、先生に驚きと感動を覚えます。
    ありがとうございます。
    また、二巻も出る予定とのことで、今からわくわくしております。

  • 2017.10.3読了

  • 【あらすじ】
    水守響呼は、妖怪や幽霊の姿を見ることが出来る不思議な力の持主だ。 その日、住み慣れたアパートは崩壊して失い、「竜宮ホテル」へと移り住むこととなる。執筆一筋で人と関わる事もなく、その目に見える世界をも否定しながら生きてき た響呼であったが「竜宮ホテル」での生活で人やそうでない者たちと自然と触れ合い、少しずつ変わっていく。 書下し新作「旅の猫 風の翼」を収録。

    【感想】

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著者プロフィール

1963年長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞、第4回椋鳩十児童文学賞を受賞。著書に『シェーラ姫の冒険』(童心社)、『コンビニたそがれ堂』『百貨の魔法』(以上、ポプラ社)、『アカネヒメ物語』『花咲家の人々』『竜宮ホテル』(以上、徳間書店)、『桜風堂ものがたり』『星をつなぐ手』『かなりや荘浪漫』(以上、PHP研究所)、げみ氏との共著に『春の旅人』『トロイメライ』(以上、立東舎)、エッセイ『心にいつも猫をかかえて』(エクスナレッジ)などがある。

「2020年 『魔女たちは眠りを守る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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