孤鷹の天 上 (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (470ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198937416

作品紹介・あらすじ

時は天平宝宇年間。藤原清河の家に仕える高向斐麻呂は14歳で大学寮に入寮した。ひそかに恋心を抱いていた清河の娘・広子のために、唐に渡った清河を迎えに行きたいという思いからだった。大学寮で学ぶのは儒学の基本理念である五常五倫。若者たちは互いに切磋琢磨しながら、将来は己が国を支えてゆくという希望を胸に抱いていた。だがそんな純粋な気持ちを裏切るかのように、政治の流れはうねりを増してゆく。第17回中山義秀文学賞受賞作品。

感想・レビュー・書評

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  • 主人公と赤土は勿論、大学寮の魅力的な登場人物たちにあっという間に引き込まれた。こんなに夢中になって寝食も惜しんで読みたいと思った本は久しぶり。

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    奈良時代の若き大学寮出身者たちが恵美押勝の乱などの政治状況に巻き込まれていく中でどのように生きていくのか、そんなお話。
    大学寮の教師や生徒たちの学生青春群像劇でもあり、その彼らが政治的な信念と政争に巻き込まれていく政治劇でもある。
    各章の終わりに、鳥が飛ぶ。視点は空へ。
    縦の軸の一番上にいるのはこの鳥か。

  • 感想は後半に。

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著者プロフィール

澤田瞳子(さわだ・とうこ)
1977年京都府生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業、同大学院文学研究科博士課程前期修了。専門は奈良仏教史。母は作家の澤田ふじ子。時代小説のアンソロジー編纂などを行い、2008年、第2回小説宝石新人賞最終候補。2010年『孤鷹の天』で小説家デビュー。2011年同作で第17回中山義秀文学賞を最年少受賞。2012年『満つる月の如し 仏師・定朝』で第2回本屋が選ぶ時代小説大賞、第32回新田次郎文学賞受賞。2015年『若冲』で第153回直木賞候補。2016年同作で第9回親鸞賞受賞。2017年『火定』(PHP研究所)で第158回直木賞候補。2019年『落花』(中央公論新社)で第32回山本周五郎賞候補および第161回直木賞候補に。

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