神君幻法帖 (徳間文庫 や 3-24)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198937577

作品紹介・あらすじ

徳川家に盤石の安泰をもたらすため、捨て石となれ――。神君こと徳川家康を祀る日光東照宮周辺を舞台に繰り広げられる、「幻法者」たちの血で血を洗う腕比べ。魔多羅一族vs山王一族。あい争うは、修羅のさだめ! 生き残るのはどちらか? そして天海大僧正の思惑は……? 山田風太郎忍法帖の忠実なるパスティーシュ。時代伝奇説の極北。装画は、単行本時も好評だった、かつて風太郎忍法帖を多く手掛けた佐伯俊男氏。解説は縄田一男氏。

感想・レビュー・書評

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  • 風太郎の甲賀忍法帖へのオマージュ。
    舞台、設定共にそっくりな話です。
    ぶっちゃけ、忍法の種類が違っているだけな感じでもありますな。
    残念ながら、風太郎の方が面白かったんだけどね。(^^;
    ま、そこはオマージュの難しいところというところでしょうか。
    元を知らなければ面白いと言えるんだけれど、甲賀忍法帖って今現在入手しやすいから、どちらかといってしまえば、そっちを。(^^;

  • 忍法と似てるっちゃ似てるけれど、幻法者たちの能力を科学的に最もらしく解説してることに忍法帖のオマージュに真摯に取り組んだ著者のまじめさを感じて好感。
    天海の意図が本家と違ってイマイチ理解しずらかったかな。
    後半失速するどころか、どんどんドラマチックになっていってびっくり。こういう展開も好きだなぁ。いや~おもしろかった!

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著者プロフィール

1950年生まれ。74年『神狩り』でデビュー。『地球・精神分析記録』『宝石泥棒』などで星雲賞、『最後の敵』で日本SF大賞、『ミステリ・オペラ』で本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞を受賞。SF、本格ミステリ、時代小説など、多ジャンルで活躍。

「2023年 『山田正紀・超絶ミステリコレクション#7 神曲法廷』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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