妖草師 (徳間文庫 た 61-1)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 140
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198937959

作品紹介・あらすじ

九代将軍・家重の治世。紀州藩の京と江戸の両屋敷に怪異が兆した。京では元藩士が“花が匂う”と称して、夜な夜な東山へと出かけていき、江戸では見事な庭園に、マダラ蓮と血色の苔がはびこりだした。
京の下級公家・庭田重奈雄は、人の念が乗り移った異界の妖草駆逐の秘術を使う妖草師であった。藩の要請を受けた重奈雄は、紀州徳川家への恐るべき怨念の存在を知ることに――。

感想・レビュー・書評

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  • 勢いは買う

  • 江戸時代を舞台にした、不思議な植物にまつわるお話。
    2020/9/16

  • 江戸中期を舞台に、世に災いをもたらす異界の妖草を刈る妖草師の活躍を描いた伝奇小説。
    人の心の闇を苗床にして芽吹いてくる妖草という設定が面白い。キャラも立っているし最後の方は忍法帳みたいな肉弾戦になってくるし、アニメ化したら映えそうなストーリーだと思うが、ちょっと物語にのめり込めなかったかも。いまいち主人公に好感が持てないのが残念。

  • 【収録作品】真葛原/草の堂/川床/妖花の宴/徳子/東へ-/妖草原/激闘・紀州藩邸

  • 2016.1.11 4
    はじめ、すごく読みづらかった。漢字は多いし、登場人物が入り乱れていて、ちっとも頭に入らなかった。
    中盤から、やっと場面が思い描けるようになり、せっかくの休日、外出もせずに読みふけった。
    妖草、実在するかも。
    著者は
    テレビの仕事をしてたとか。映像にしたら面白いと思ったのは当然か。
    読み終わったあとに再度、はじめから読むことは珍しい。
    それだけ気に入ったのかもしれない。次作が2月に出るという。楽しみだ。

  • 人の心を苗床にこの世に生えてしまう常世の植物「妖草」を刈り取る妖草師・重奈雄。
    いろいろな力を持つ植物でが出てきておもしろい。無明尼の側の話をもっと読みたかった。物足りなさもあったけど、魅力的なキャラも多いので、これからが楽しみ。
    植物でここまでの肉弾戦になるとは。壮絶な闘いでした。

  • 人の心を苗床にして、この世に芽吹いた常世に生える草・“妖草”を刈り取る者ー妖草師。
    この設定は好きですね。今後シリーズ化して、登場人物のキャラが確立されていけば、面白くなりそうな感じなので、続編希望です。

  • なんだよ無明尼せつないじゃん……

  • 5月16日読了。

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著者プロフィール

1978年群馬県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。映画、テレビ番組の制作に携わった後、第十七回日本ホラー小説大賞の最終候補作となった原稿を改稿した『忍びの森』でデビュー。2015年『妖草師』シリーズが徳間文庫大賞を受賞。さらに同シリーズで「この時代小説がすごい2016」“文庫書き下ろし部門”第一位に。2022年『阿修羅草紙』で第24回大藪春彦賞を受賞。『吉野太平記』『忍びの森』「源平妖乱」シリーズなど、著書多数。

「2023年 『謀聖 尼子経久伝 雷雲の章』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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