和気有町屋南部署: デカは死ななきゃ治らない (徳間文庫 た 62-1)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198938222

作品紹介・あらすじ

目覚めたら、記憶がなかった。持っていた身分証と部屋に入ってきた男によると、私はこの警察署の署長らしい。
じゃあ、なんで殴られたんだ? その直後、近くで殺人事件が起きた。これが町を根幹からゆるがす大問題に発展するとは……!? 稀代の名探偵が、犯罪者や、その家族を集めて作った「和気有町」で、ひと癖もふた癖もある警察署の面々が繰り広げるトンデモなくハチャメチャなミステリ!

感想・レビュー・書評

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  • 田舎の刑事シリーズから滝田さん読みアサリ中。
    環境設定がかなり突拍子もない。これはないなという警察署。ライトな感じで読めば楽しめるはず。個人的には、主人公はきっちりまともで、周りのキャラが面白い方が、感情移入しやすい。

  • コメディなミステリ連作短編集。
    往年の名探偵が犯罪に関わった人々を集めて作った町という変な設定で、犯罪者以上に変人ぞろいの刑事たちが騒動を巻き起こす。
    全体としてとぼけた味わいだが、けっこうしっかりミステリな部分もあり。ギャグのセンスは好きずきだと思うが、個人的には面白かった。
    この著者の田舎の刑事シリーズは読んだことあるが、他の作品も読んでみたい。

  • 「田舎の刑事」シリーズの作者による、またもやコメディ警察ミステリ。
    タイトルとか登場人物の名前からしてまたもお気楽なバカミスだと思って気楽に読みましたが・・・意外にも、といったら失礼ですが、しっかりした内容で面白かったです。田舎の刑事を彷彿とさせるバカミスではあるんですが、シリアスな設定を下敷きにしているせいで話に深みがでているというか。

    「刑事として戦えば、あなたはぼくの敵ではない」というセリフはかっこよかったです。

  • 名刑事

  • やだ、なにこれ、面白い。
    ちょっと漫画チックだけど。

  • まともな刑事が一人もいない警察署を巡って起こる事件を描いたユーモアミステリ。いくらなんでもこんな警察署があったら、市民は不安すぎます(笑)。
    突っ込みどころは数あれど。なかなか魅力的なキャラクターたちが楽しくてさくさく読める一冊。怪盗サタン魔人が素敵すぎます。怪盗キャラってのは魅力的ではありますが。さらなる抱腹絶倒が!

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著者プロフィール

1973年、福島県生まれ。日本大学芸術学部卒。2006年短編「田舎の刑事の趣味とお仕事」で、第3回ミステリーズ!新人賞を受賞してデビュー。コミカルな設定と卓越した謎解きで注目を浴び、同シリーズは板尾創路主演で連続テレビドラマ化される(番組名は「デカ☆黒川鈴木」)。著書に『田舎の刑事の趣味とお仕事』『田舎の刑事の動物記』『田舎の刑事の好敵手』『長弓戯画 うさ・かめ事件簿』『ワースト・インプレッション 刑事・理恩と拾得の事件簿』『和気有町屋南部署 デカは死ななきゃ治らない』など。

「2015年 『捕獲屋カメレオンの事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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