暴走ボーソー大学 (徳間文庫 や 39-1)

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  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198938703

作品紹介・あらすじ

「廃校~?」房総の最底辺大学で、間延びした青春を送る学生たちに突如悲劇が。学校法人が経営破綻し廃校にするという。「じゃ卒業はパー?」4年生はじめ「極楽鳥研究部」(お気楽に生きぬく術を追求するサークル)一同は慌てふためく。各々の特殊技能を活かし真相に迫ろうとする一同。やがて浮上する理事長、官僚、暴力団の仕組んだ大陰謀。実は、この大学自体が××××のために創られたのだった。落ちこぼれパワーが炸裂する鮮烈青春小説。

感想・レビュー・書評

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  • 舞台は千葉の山の中の、自他ともに認める底辺大学。そこを舞台に、唐突に学期途中で閉校させようとする理事長、そうはさせじと立ち向かうお気楽サークルの面々と顧問の非常勤講師、といったしつらえのドタバタコメディ。お気楽サークルのメンバーは、やさしい会長、女社長的女子、鉄道女子、ゴスロリ、ホスト、パルクール好き、12年生と多士済々。そのやりとり、鬱屈、歓び、秘密、連帯感がジェットコースターのような事態に一喜一憂しつつ、最後はそれぞれの道をみつけて…と。コミカルで楽しかったけど、ちょっと会長が弱いなあと思いつつ。

  • 大学時代が懐かしくなるね〜。もちろんこんなにハチャメチャではないけど。
    関係ないけど、京葉線には房総特急が走ってるよ。ローマ字でBOSO EXPRESSて車体に書いてあるのをみて笑ったぜ。

  • 作品名の「大学」という言葉に惹かれて購入。
    物語終盤の、加瀬に対する兵藤氏の言葉が印象的。
    筑波大学と鹿児島県の国立大学(鹿屋体育大学のことではないかと序盤で推理した)に合格していた、という描写を見て「体育会系の登場人物か」と思い、序盤から秘密は少しだけわかっていた。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。東京大学工学部卒業後、家電メーカー研究者となる。98年『オルガニスト』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。01年『われはフランソワ』で直木賞候補。現在は専業作家として、良質な作品を上梓し続ける。

「2014年 『暴走ボーソー大学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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