突変 (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 184
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (733ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198938895

作品紹介・あらすじ

関西地方の一部などが別次元に転移――突変してしまった世界では、チェンジリング――裏地球の生き物――が蔓延り始めている。老妻の末期癌を宣告された町内会長、家事代行会社の女性スタッフ、中年スーパー店長、ひきこもりがちのオタク青年、子連れのパート店員。彼らは如何にこの事態に対処していくのか。いきなり突変した関東平野の北西部、酒河市を舞台に、異様な設定ながら地に足のついた描写が真に迫る、近未来冒険小説の超大作1000枚!

感想・レビュー・書評

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  • タイトルの「突変」は「突然変移」の略称。ある時期から、この地球上の地域が突然、異なる進化を遂げた生命体が生息する「もうひとつの地球」と入れ替わってしまう災害が発生するようになった。
    この災害は予測できず、その時そこにいたものは突然異世界へ土地ごと飛ばされ、電気も通じず、食事もままならず、原住生物に怯える生活を余儀なくされる。(境界線上にいたものは切断されて死んでしまう。)
    末期癌の妻を家に迎える準備をしていた町内会長、家事代行会社の女性スタッフ、過去の突変で夫と生き別れた主婦、銃器オタクのニートに陰謀論を信じこむ女性市会議員…その日酒河市一帯は、そこにいた人々もろとも変移した。

    いやあ、長いこと積み続けてたからこの機会に片付けちゃおうと思って旅のお供に選んだけど………迂闊だった。新幹線の中で泣くとこだった。
    生き別れは、つらいものだ…。

  • 街版の漂流教室かな。もっと無茶苦茶になると思ってた。

  • 罹災して、じょうほうがなかなか入ってこないとこんな感じ。
    イラっとする人が結構出てくるが、なかなかスッキリさせてくれない。
    この内容が1/3程度に圧縮されていたら、スッキリと読めたかもしれない。

  • 期待ハズレ しかも長げぇ

  • 以外とあっさりしすぎている。群像劇としても失敗とどこかの書評にあったが、その通り。部分的には盛り上がったところもあるが。

  • 700ページ超というボリュームの割にスケールは大きくない。舞台も狭く、わずか3日間の出来事。それでも飽きさせない語り口はさすが。ただ純粋なSFを期待すると肩透かしを食う。群像劇としても、うまくまとまっていない気がする。一番印象に残ったのは人より異源生物。

  • 2014年10月10日、初、並、帯無
    2015年9月28日、白子BF

  • 異世界ものでかつ災害ものでかつ現代ものという一粒でかなりおいしいお話。
    一粒が少し大きめだけど。
    最後を人の話で閉めないところがまたよい。

  • 300ページほど読んだとこでふと、貴志の『新世界より』であればもうとっくに小説の世界観にどっぷりはまって、ページをめくる手がもどかしくなるほどだったのに、こんなに淡々としたペースで大丈夫かと思ったが、心配が的中したようだ。700ページを超えるボリュームを読んだのに、見事なほど何も残らない。やたら管轄や権限がどうだとか、余計な話が長過ぎる。極めつきは、巨大チェンジリングの説明の場面で、「ここは彼にまかせた」と話を振っているのに、「小学校の時にウサギを飼ってた」とかつまらない兄妹喧嘩が続くのだ。時間を返せ。

    唯一面白かったのは、"突変"発生時のスーパーで臨時休業を告げる店長に対して客たちが放つクレームで、「どうせなら、十点限りじゃなくて、好きなだけ持っていかせてよ」「これは移災なんでしょ。あたしら、裏返ったんでしょうっ!」これは笑った。

    このテーマで一番面白くなりそうのは、笑い飯の漫才のように、「人間の体と鶏の頭の境目」ならぬ「突然変移領域」、滝があり溝渠があり異形の生物がうごめく「生態系不連続線」だろうに、著者はこの部分に盛り上がりを持ってきていない。

  • 盛り上がってきたけど残りページが少ないぞ 意外とあっさり終わってしまうのか!? などと余計な事を考えてしまうが 面白くなければこの厚さは読み切れません

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著者プロフィール

62年生まれ。91年『夢の樹が接げたなら』でハヤカワ・SFコンテストに入選しデビュー。『星界の紋章』がベストセラーに。その他の著書に『星界の戦旗』『月と闇の戦記』『機械どもの荒野』など。『突変』で第36回日本SF大賞を受賞。

「2016年 『異境の水都 突変世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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