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- Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198938925
感想・レビュー・書評
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恩田陸さんの「麦の海に沈む果実」が好きな人は好きだとおすすめされたので読みました。春夏秋冬の季節ごとに寄宿舎で少年少女が暮らすという、私好みの世界観でした。あまり春のお話が好きという方がいないですが、私的にはどのお話もとても楽しめました。星3なのはページがきちんと切れていなかったので。
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特殊能力を持つ子どもたちが四季のワンシーズンだけを水光舎と呼ばれる寄宿舎で過ごしながら、それぞれの能力や自分自身を成長させていく。
四季の自然の美しさや、動物や人との関わりがとても瑞々しく丁寧に描かれています。
「秋」の物語がとても切ない。
水光舎を卒業した後、この素晴らしき日々に囚われずに生きるのってなかなかつらそうだけど、きっとそれは彼らの能力が助けてくれるよね。
世界はきっと美しい。 -
ファンタジーっぽいネタを組み込んではいるが、基本的にはファンタジーではなく、人の成長物語。いろいろ考えさせられるし、心を打たれる物語が4つ、春夏秋冬それぞれの季節毎に描かれている。
いやなネタもなく、逆にはじけるような楽しさもないが、素直にすっと心に入ってくる。
★4つでもいいかとも思うが、再読するかどうかは微妙と感じたので★3つ。