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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198938956
みんなの感想まとめ
テーマは、鳥取県の若桜鉄道うぐいす駅の取り壊し計画を巡る村の人々の葛藤と、主人公がその中で成長していく姿です。主人公の涼太は、村長の孫であり、住民グループのリーダーから学問上の弟子でもあります。駅舎の...
感想・レビュー・書評
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鳥取県の三セク、若桜鉄道うぐいす駅の駅舎取り壊し計画をめぐり、村長と住民グループとが激しく衝突する。
主人公涼太は、ここに巻き込まれてしまう。
村長の孫にして、住民グループリーダーの重次郎からは学問上の孫弟子にあたるからだ。
うぐいす駅の駅舎は本当にF・L・ライトの設計なのか。
そうでないなら、真の設計者は誰なのか。
私大の史学科の院生である主人公が謎解きをする。
これがこの本の一番のサスペンスかと思うと、実はそうでもない。
現役のまま頓死した村長、芹山剛造の後任の村長選が告示される。
鶯村でのデモ中に発作を起こして死んだ守る会の久世みち子。
その息子、静男が村長選に出馬する。
涼太は恋人の悠花を静男に奪われた恨みから、村長選出馬に踏み切る。
自分にとって面白かったのは、選挙戦が始まってからかもしれない。
代々村長を務める芹山家に、代々軍師(選対本部長)を務める冥加家のタッグ。
圧倒的に有利なはずの涼太と静男の勝負は、意外な方向に。
涼太の軽い性格や語り口のおかげで、分厚いわりにリラックスして読める。
改行が多く、ページ数の割には、テンポ良く進んでいく感じだ。
ライトの生涯や、日本での近代建築の保存活動など、建築に興味がある人にも楽しめる作品かな。 -
鉄道が好きなので、ちょっと気になって読んでみました。
結構どんでん返しが多くて退屈せずに読めますね。
文体もとても軽いのですぐ読了できます。
最初は駅の保存か取り壊しかの論争に巻き込まれる学生の物語かと思いきや、駅の作者に実は謎が含まれていることが分かり、中盤になるとある出来事が引き金となり、鶯村の選挙に出馬する…そして最後には駅の作者の謎が解ける…
結構色々な所に伏線が張られていますが、複雑ではないので軽い気持ちで読めます。
飽きることはない反面、中盤から終わりにかけては急ぎ足すぎてちょっとリアリティに欠けるような気が…もうちょっと丁寧に描写してほしかったなぁと感じました。
面白いんですけど、展開がかなり早い。
しっかりと編集された番組を観てる感覚。面白いんだけど、カット部分もちゃんとみたいなぁと感じます。
それと主人公の一人称が身も心も男でありながら「私」なのも若干違和感を感じました。社会人ならともかく学生だし、家族に対しても一人称「私」だし…
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「家康江戸を建てる」(まだ読んでいない)でこの作者を知り、読んでみようと思った小説。
芹山涼太という主人公の一人称で物語が進んでいく。
田舎の駅が取り壊されるという話が出てどんどん進んでいき、最後にはハッピーエンド?で終わる。
最後に物語の疑問点を回収していってよかった。 -
夏休みに鳥取に行って、若桜鉄道の駅舎を見て回った思い出がある。駅舎には手作りの人形がたくさん居てほっこりしたのを覚えてる。
最近くら〜〜い本ばっかり読んでたので、表紙が可愛いのと、懐かしくなったのでなんとなく読んだらかなり面白かった。次から次へ問題が出てきて、飽きる部分がない。
書き方もやわらかくて読みやすかった。
ミステリ?歴史?建築?ドラマ?
なんだか不思議な作品でした。
モデルは隼駅かなー?(*^_^*)
また夏に行きたくなりました。 -
地方ローカル線の駅の取り壊しをするや否やで物語は進んでいく。
話しは全体的に面白いのだが、その場面展開が結構唐突過ぎて、無理やり感がある所が多い。
もう少しスムーズな場面展開を意識してストーリーを進めて貰うと良かった。
特にキーマンの一人の心変わりの突然感は頂けない。
3 -
ストーリは鳥取のローカル私鉄の駅の取り壊し問題で住民が争う物語。駅が有名な建築家(ライト)が設計したと言われているが、病院建設のために取り壊すことにした村長派と、歴史的建造物だから保存しようとする人々。主人公は村長の孫で、この争いに巻き込まれる。その中、実はライトが設計していないのではないかと主人公は気づく。その気づきの流れは唐突な印象である。気づいた経緯・流れを丁寧に描くともっと面白いと思う。村長が急死して、村長選がはじまる。立候補者は主人公と、保存派活動をしていた女性の息子。この構図も唐突感がある。話を短くまとめようとしたのかもしれない。そして、主人公は病院建設と保存の両立を考えるが、それは村長派にならざるを得ない自分では実現できないと考え、保存派側が優位になるように話を持って行く。一介の大学院生である主人公が、政治的駆け引きを考えられることに驚いた。
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田舎の駅舎が文化財、保存か建て替えかというテーマ。
フランクロイド ライトまで引っ張り出して。
門井氏の一冊は、穏やかでとてもインテリジェンスが醸し出る。
岐阜の片田舎に巻き起る珍事に心温まりました。 -
電車の歴史を調べるうちに、どこまで転がる大騒動。
この作家さん、1人称でかかれるのに、醒めた3人称な視点を感じる。
この本が好きな人におすすめの本
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