矢立屋新平太版木帳 (徳間文庫 か 48-1 徳間時代小説文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198940300

作品紹介・あらすじ

かわら版は江戸時代の新聞であり、その記者を当時は矢立屋と呼んだ。寺子屋師範にして矢立屋の顔も持つ柿谷新平太は、お上の許可を得ずに出版するもぐりのかわら版専門。ネタが大ネタであればあるほどよく売れるのだが、ネタに鼻が利く性分ゆえに、次々と事件に巻き込まれてしまい……。市井の人々との暖かな交流とともに、泥棒、殺人という江戸の闇までをも描く、新感覚時代ミステリー!

感想・レビュー・書評

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  • 初めは戯作を志していたが、才能が足りないことに気がつき、読売の文章を書く『矢立屋』家業を。
    貧乏人の子ばかりが集まる寺子屋もしているが、何しろ月謝はないに等しい。

    長屋の隣人の娘、お梅は、寺子屋の弟子でもあるが、代わりに子供達の面倒を見てもらっている。

    そして読売の絵を描いているのが、鶴八。
    二人で、事件が起これば、読売のネタ探しの毎日。

    居合抜きの名人でもある新平太は、事件の真相も捜査する毎日。岡っ引きの親分にも頼りにされている。

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著者プロフィール

小説家、脚本家、劇作家、シナリオ・センター講師。
95年、歴史群像大賞を『桃鬼城伝奇』にて受賞。同年、オール讀物推理小説新人賞を『二万三千日の幽霊』にて受賞。
映画脚本に『GOTH』『武士の家計簿』『武士の献立』『二宮金次郎』『島守の塔』など。
著書に『しぐれ茶漬 武士の料理帖』『面影橋まで』(光文社時代小説文庫)『猫でござる』①②③(双葉文庫)ほか多数。

「2023年 『劇的! 小説術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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