本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198940300
作品紹介・あらすじ
かわら版は江戸時代の新聞であり、その記者を当時は矢立屋と呼んだ。寺子屋師範にして矢立屋の顔も持つ柿谷新平太は、お上の許可を得ずに出版するもぐりのかわら版専門。ネタが大ネタであればあるほどよく売れるのだが、ネタに鼻が利く性分ゆえに、次々と事件に巻き込まれてしまい……。市井の人々との暖かな交流とともに、泥棒、殺人という江戸の闇までをも描く、新感覚時代ミステリー!
感想・レビュー・書評
-
初めは戯作を志していたが、才能が足りないことに気がつき、読売の文章を書く『矢立屋』家業を。
貧乏人の子ばかりが集まる寺子屋もしているが、何しろ月謝はないに等しい。
長屋の隣人の娘、お梅は、寺子屋の弟子でもあるが、代わりに子供達の面倒を見てもらっている。
そして読売の絵を描いているのが、鶴八。
二人で、事件が起これば、読売のネタ探しの毎日。
居合抜きの名人でもある新平太は、事件の真相も捜査する毎日。岡っ引きの親分にも頼りにされている。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示