むちむちぷりん 精選版 (徳間文庫)

  • 徳間書店 (2016年2月5日発売)
3.50
  • (0)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 47
感想 : 2
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784198940744

作品紹介・あらすじ

あたし、○○なんです。
ヒロインのモノローグ文体を確立し、官能小説界に革命を起こした伝説の作家、宇能鴻一郎の代表作を復刊!
東大大学院在学中に芥川賞を受賞し颯爽とデビューを飾り、その後官能小説家へと転身。
「あたし、」で始まる語り口、オノマトペの多用、思いもよらない文の切れ目。
みずみずしくってまったく新しい!

みんなの感想まとめ

性欲の強い女性の視点から描かれる連作短編は、独特のリズムと文体で読者を引き込みます。特に、一人称の語り口や多用されるオノマトペが生み出す心地よいリズムは、読み進めるほどに魅力を増していきます。収録作の...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 性欲の強い女性の一人称視点で綴られる連作短編。独特な口調や多用される読点、改行、象徴語などは癖の強い文体だが、読み進めるうちにそのリズムが心地よく馴染んでいく。

    ​収録作の『二人がかりで』は、レズビアンの性行為を寝たふりをしてやり過ごす緊迫感を描いた一編だ。聴覚を研ぎ澄ませて情景を想起する生々しさと、「起きていることを悟られてはならない」という静かな興奮が、マゾヒスティックな独白を通して鮮烈に伝わってくる。

  • すごい。エロいのに笑える。
    そしてエロいのに上品。
    この主人公ただのビッチにしては
    なんだか好感が持てる。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

宇能鴻一郎(うの こういちろう)
1934年、北海道札幌市生まれ。本名鵜野広澄。家族4人で、東京、山口、福岡、満洲国(現中国東北部)撫順、長野県坂城と移り住み、満洲国奉天にて終戦を迎える。福岡県立修猷館高校から東京大学教養学部文科二類に入学。修士課程在学中の1961年、仲間たちと創刊した同人誌『螺旋』掲載の「光りの飢え」が『文學界』に転載され、これが芥川賞候補となる。次作の「鯨神」が翌年1月に芥川賞を受賞。以後おもに性を主題として新しい文学を切り開くが、文壇では正当に評価されず、1971年から徐々に女性告白体の官能小説に軸足を移した。歴史小説、ハードボイルド、推理小説でも独自の世界を築いている。
 主な著書に『密戯・不倫』『楽欲(ぎょうよく)』『痺楽』『肉の壁』『黄金姦鬼』『お菓子の家の魔女』『切腹願望』『金髪』『斬殺集団』などがある。

「2022年 『甘美な牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宇能鴻一郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×