5人のジュンコ (徳間文庫)

  • 徳間書店 (2016年6月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784198941161

作品紹介・あらすじ

あの女さえ、いなければ――。篠田淳子は中学時代の同級生、佐竹純子が伊豆連続不審死事件の容疑者となっていることをニュースで知る。同じ「ジュンコ」という名前の彼女は、淳子の人生を、そして淳子の家族を崩壊させた張本人だった。親友だった女、被害者の家族、事件を追うジャーナリストのアシスタント……。同じ名前だったがゆえに、彼女たちは次々と悪意の渦に巻き込まれていく。

みんなの感想まとめ

複数の「ジュンコ」が絡むサスペンスは、女性たちの複雑な人間関係や悪意を描き出しています。物語は、同じ名前を持つ人物たちが織り成すドロドロとした心理劇で、時には混乱を招くほどのキャラクターの数が印象的で...

感想・レビュー・書評

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  • 結婚詐欺 連続殺人犯「サタケジュンコ」を軸にした5人の「ジュンコ」達が悪意の渦に巻き込まれていくサスペンス長編。....かと思いきや、真梨幸子仕掛け大大醍醐味の伏線回収は機能せず、ただただ女の醜さ、愚かさを詰め込んだ見た目以上に重量感のある作品だった。良くも悪くも。

    ストーリーがわかりにくい。点と点が線で繋がる部分は勿論あるのだが、ひたすら「負」を目の当たりにするだけでハウやフーは有耶無耶な印象。
    そもそも明確な「犯人探し」をする様なミステリー小説ではなかった。「想像と違った」と落胆されそうな、なんだか勿体ない印象を受けた。ドラマの方が見応えがありそうだなぁ。

    現代の女性達の闇を巧みに表現する心理描写は流石なのだが、どこか一昔前のサスペンスを見ているような印象。ゆるやか〜なスピード感で、盛り上がり所らしいチェックポイントは見当たらず、景色を眺めるだけのドライブ。これが初デートだったら次は無いぞ。

    とは言え女のドロドロを表現させれば天下一。眉間のシワは刻まれる一方だ。イヤーな書物を手に取りたくなったのなら迷わず読むべき作品、選ぶべき作家だと思う。まだまだ彼女の作品を楽しめる日々があると思うとニヤニヤが止まらんとです。

  • タイトル通り、ジュンコがいっぱい出てる。
    途中で、どのジュンコやったっけ?って混乱の極み…
    どの人も何て言うんですか、ドロドロって言うの?何をウダウダ言うとんねん!
    女同士って怖い…
    これだけ登場人物いて、まともな人おった?って感じ。
    結局、誰が誰を殺したんや!もう一度読まんとあかんかも?
    何か、最後には、佐竹純子がマシに思えて来た。
    なんやねん!君ら!みんな面倒臭い人ばっかりやん。
    こんな人らには近づかないのが一番や。
    って言ってるとそばに居たりする。
    さすがにイヤミスの女王!
    後味悪る〜〜〜(-.-;)y-~~~

  • 最初は食いついたけれど、段々だれたかな❓
    悪女はいるだろうね。

  • ジュンコの毒に当てられて、ジュンコの起こす事件が胸糞悪い。そもそも、ジュンコの思考や容姿もいただけない。
    なんとなく読み始めたら止まらなくて、中毒性あり。眠い頭で読んだものだから、どんでん返しがプチっと終わってしまったけど、身に覚えある悪意もなきにしもあらずで、人の心の一面を炙り出すの上手いなと感心。

  • 真梨さんの作品は最後嫌な感じが残りつつも、犯人がわかってスッキリするのが良いところなのですが、今回は結局誰が犯人なの?とモヤモヤが残りました。
    佐竹純子は、はめられた?淳子は結局何をやらかしたの?よくわからない。
    詰め込みすぎて、真梨さんの良さがあまり出てない作品かと思います。

  • 実際の連続不審死殺人事件を思わせる事件で捕まったジュンコ、それを調べるジュンコ、5人のジュンコと女のドロドロした部分を絡めたミステリー。なんだろ、詰め込み過ぎたのか、おわ!繋がった!そうなのか!とはならないのが残念。佐竹じゅんこがどうしてこうなったのか、はめられたのか自らそうなったのかも分からなかった。

  • 真梨幸子が好きなので、読んでみた。面白かったけど、最終的にどうなったのか全く分からなくてこれはまた読み返した方がいいかもしれないなとおもった。

  • なぜ私は、あの子と同じ名前になってしまったのだろう。篠田淳子は、中学時代の同級生、佐竹純子が伊豆連続不審死事件の容疑者となっていることをニュースで知る。同じ「ジュンコ」という名前の彼女は、淳子の人生を、そして淳子の家族を崩壊させた張本人だった。親友だった女、被害者の家族、事件を追うジャーナリストのアシスタント……。
    佐竹純子容疑者と同じ「ジュンコ」という名前だったがゆえに、事件に巻き込まれていく4人の女たちの運命は。
    木嶋佳苗事件を元に、佐竹純子が引き起こす伊豆不審死連続事件やいじめや同級生の自殺やホステス・ミドリが引き起こす土地詐取事件や事件を追うジャーナリストのスタッフがジャーナリストの娘を殺す事件などを結ぶ意外な真相と謎解き。
    自分を必要以上に大きく見せ周りの人々を食い物にする佐竹純子などの強烈な悪女の描写が秀逸。保護欲や尽くしたい欲を性悪女に利用される男の愚かさ、人に嫉妬されるくらいの自分で居続けるため嘘も殺人も詐欺もいとわない女性の業を描く傑作サスペンス小説です。

  • 後味悪いストーリーが好きなので、
    あっという間に読了しました。
    結局佐竹純子はなんだったのか…。

  • 読んでるときから、なんか、これ、、、

    と、思ったら案の定、誘蛾灯の上田容疑者がモデル!!!やはり!!!

    これは、、、ホント、小説かな、、と思うくらいにあり得ない事実だったから、、、わたしでさえフィクション!?って思ったもの。こんな小説が出てもおかしくない。

    木嶋佳苗容疑者の動向までめっちゃ気にしてた!って言うのまで。小説に反映されてました。

    これは、読んで面白いんだけど、ホントにホントにこういう容疑者がいたっていう事実を知ってると、さらに面白いので、是非、誘蛾灯を一緒に読んでほしい。

    そして、この小説じゃないけど、

    なんでこんな醜女の太ったおばさんに何人もの男が騙されて殺されるまでになったか。
    っていう。これだ。美女じゃないのよ。半端な美女でもないの。わりと醜女代表のような女なのよ。

    そして、事実としては5人の子どもを連れて歩いていたんだから。すごくないか。

    めちゃくちゃすごくないか。

    殺された男の人たちもなかなかのイケメンもいたって言うんだから、、、、これもまた。。。そして、上田容疑者にメロメロで不倫までした男もいるんだからさ。

    なんていうか。すごいのよ。

    この本も面白いけど、絶対に誘蛾灯見てほしいと思う。

  • ん??
    最後、よく分からなかったよ???
    自分がジュンコなばっかりにタイトルに惹かれて(笑)手に取ってしまった。

    騙すジュンコ、勘違いジュンコ、尽くすように見えるけど根に持つジュンコ、嫉妬深いジュンコ、なんかみんな愚かなジュンコ、、そして私は騙されたジュンコ?

    ジュンコじゃない人も結構な重要なポジションで出てきて、あれ?ジュンコ以外が話を動かしていいの?と思ったり。。

    個人的に、真央ちゃんを心から応援しているので、こんなジュンコたちの話(笑)に入れないで欲しかった。しかも、あのソチオリンピック。。。
    真央ちゃんを取り入れる意味が分からなかったな。真央ちゃんに謝って欲しいよー。

  • みんな自分が可愛い。
    読了後、しばらくした感想。
    1回読むだけでは、頭が混乱して整理できなかった。確か真梨先生の他の本でも同じことが起きた気がする。登場人物の繋がりが途中でわけわからなくなる。今回は特にもやっと感が残ったように感じる。でも読んでいる最中は怖くて、つい読み進めてしまうのである。

    この本の登場人物は、みんな誰かのことを疎んでいて、その人のせいでこんな目に遭っているという具合に、被害者意識を持っている。その気持ちを違う何かに昇華できれば良いものの、そんな簡単にはいかないもの。みんな視野狭窄に陥っているのかもしれないが、閉じ込められた空間で、逃げ場や選択肢のない生き方をするしかない状態にいる。そしてちょっとしたことがきっかけで、人生の歯車が狂っていく…。
    本全体の作りとしては、佐竹純子の連続殺人事件がきっかけで、バタフライエフェクトがあちこちに起きていく、ということになっているが、この現代において、何がきっかけで起きるかわからない。あらゆるものが繋がっている世の中では、誰かの一言が、遠くの誰かを傷つけて、人生を破綻させているのかもしれない。

    そうやって何かのせいにして生きているから、相手が憎くなるんじゃないかと思う。やっぱりみんな自分が一番、自分が可愛いから、自分の非を認められないんだろうと思った。
    実際私がここまで人を憎むことはないけど、この先はわからない。ジュンコにならないように気をつけないと。

  • 小さなことでマウントを取り合う、上部だけは良いドロドロの人間関係の描写がすごい。

  • ん~、率直に言うと微妙な感想。あいかわらず女の毒々しい部分を隠し立てせず(今回さらに赤裸々に?)描いている。
    実際の毒婦の事件をベースに同じ「ジュンコ」という名の5人の女や彼女らに関わった者たちが、なぜか気づけば不幸な結末を迎えているんだけど……何だろう? なんかボヤっとしてるんだよね。特にショックを感じる部分もなく、かと言ってゾッとする部分もなく終わると言うか…。全ては佐竹純子の影響で引き起こされた事か? でも純子は親友だった(と思っている?)篠田淳子のせいだと言う。ドコが?!と思ったけど、読み返す気にはならず。

  • WOWWOWでやってたドラマ「坂の上の赤い屋根」が面白かったので、この方の作品を読んでみたいと思って初読み。

    ジュンコという同じ名前の人が出てきて、少しずつ繋がっていくのが面白かった。
    同じ名前同士って、なんか他人と思えなくて特別なのもわかる。
    けど、途中あまりにもヘビーで理解出来ない感情の渦に飲み込まれそうで、ちょっとしんどくなった…

    そしてオチがイマイチわかりにくいかな?
    「坂の上の赤い屋根」も最後がイマイチ雑だったような。

    でも人間の持つ黒い感情、自分にもある出来れば蓋をしたい感情を書くのがとても上手い。

    しかし次はちょっとハッピーな作品が読みたくなりました。笑

  • 女性作家が描く悪女は怖すぎる

  • 面白いけど分かりずらい。丁寧に読まないと分からないとこがある。

  • 揃いも揃って登場人物全員クズw
    まぁ、それがメインのストーリーなんだけどね。

    なかなか面白かった。

  • うーわっ、引くわ。
    って人ばっかり。

    でも、自分が知らないうちに
    そういう人になってないか不安になった笑



    行間、文字の大きさ、フォント、ひとつひとつの話の長さ的には★4
    イヤミス具合は★5
    作品自体の構成、オチ的に★3

  • 似た者同士は引き合うということ。

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著者プロフィール

1964年宮崎県生まれ。1987年多摩芸術学園映画科卒業。2005年『孤中症』で第32回メフィスト賞を受賞し、デビュー。2011年に文庫化された『殺人鬼フジコの衝動』がベストセラーとなり、”イヤミス”の急先鋒として話題に。2015年『人生相談。』が山本周五郎賞の候補となる。そのほかの著書に、『5人のジュンコ』『私が失敗した理由は』『カウントダウン』『一九六一東京ハウス』『シェア』など多数。

「2023年 『まりも日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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