帰らずの海 (徳間文庫)

  • 徳間書店 (2016年8月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784198941338

作品紹介・あらすじ

辞令がなければ、函館に戻るつもりなどなかった。刑事田原稔は、正式な着任の前日、殺人事件発生の報を受ける。被害者は、かつて若い愛情をかわした女、水野恵美だった。田原の胸に「あの時」のことが蘇る……。この捜査に関わることは、二十年前に彼が故郷函館を捨てざるを得なかった、ある事情を追うことと同じこと。田原は黙々と捜査を続けていく……。北海道の港町を舞台に、かつて若かった者たちの激情が交錯する。馳星周が描く、傑作警察小説!

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

舞台は北海道の函館、過去と現在が交錯するノワール警察小説。刑事の田原稔は、着任早々にかつての恋人である水野恵美の殺人事件に直面し、彼の哀しみと苦悩が深く絡み合う捜査を進める。物語は、主人公の過去の出来...

感想・レビュー・書評

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  • タイトル縛り6作目「か」。
    内容がどうのと言うより、単純に好みではなかった。
    色んな事を引き伸ばした割にパンチが弱い印象。

    唯一、主人公の親友である郁夫が良かったな。

  • 函館を舞台にしたノワール警察小説。

    さらりと読める小説であるが、すっきり感は無い。少し入り組んだストーリーでありながら、結末まで上手くまとまってはいるように見えるものの、細部には粗さを感じる。すっきり感が無いのは登場人物の善悪がはっきりしてないためか。

    かつて暮らした函館に赴任した刑事の田原稔は着任早々、殺人事件を捜査する。被害者は田原のかつての恋人、水野恵美だった。少しずつ明らかになる田原の哀しみと苦悩に包まれた過去と事件の真相…

  • 昔の物語と今の物語が交互に進んで行く。主人公と被害者の過去の出来事が気になり読み進める。物語の中ほどから題名にもある「海」のシーンとなりいよいよ真実が⁉︎となりワクワク。途中、なんとなく犯人や起きたであろう事実が想像できたがラストまでほぼ一気に読めました。スッキリなラストでは決してないけど、小説としてこんな終わり方も有りね、とニンマリとなった結末でした。結構ドキドキもして面白く読めました。というか、ありえない⁉︎エピローグのような、最後の立待岬のシーン、あの時主人公が違う行動をとっていたら、とつい思ってしまいます。

  • 北海道、函館を舞台に、高校生の青臭くも切ない葛藤と、それを引きずって生きていくしか無いしがらみだらけの地方在住者の悲哀的なものを感じる作品。

    例によって、ラストに向かうにつれて、物語がなんともやるせない、救いのない八方塞がりの焦燥感満載になっていくのは馳ワールドというか、この作者の真骨頂というべきか。それにしてもなんとも救いのない結末。

  • ストーリーは、見えていたが、悲しい。

  • 函館が舞台。今と、過去を行ったり来たりする形式。面白かった。

  • 一気に読める展開はさすが馳星周だが、どうしてそんなことで終わりにしてしまうのかと思う幕切れにこんな大人にならなくていいのにとがっかりしてしまった。

  • ゆったりとした休日に、ゆっくり読もうと思いながらほんの頁を繰り始めたが…「続き」が気になって、頁を繰る手が停められなくなり、最終章まで一気に読了してしまった…
    「哀しい運命」の中で、やや不器用に刑事として生きる他に選択肢が無かった田村…或いは故在って警察官になった水野郁夫…様々な事情の陰で一途に田村を想っていた水野恵美…そういう作中人物達の様に、何か引き込まれた…
    所謂“ノワール”という分野で知られる作者が、出身地でもある北海道の地方都市を舞台に綴る物語…何か「画が思い浮かぶ」ような具合で、少し引き込まれてしまった…なかなかにお薦めだ!!

  • 静かで切ない。
    この作家さんの作品は好きですが、今回はスローペースなのと、終わりが悲しすぎて星3でした。
    それでも描写の美しさは変わらずなので、のんびり浸って読むのをオススメします。
    浸って悲しくなって、ぼんやりしたい方向け。

  • 馳星周の警察物珍しく

  • 馳さんの暗黒系。函館で警察の話。故郷の北海道本として、若い頃の思い出を語り、旧友との再会を喜ぶような、小生のような人には、しっかりとハマります。

  • ストーリーとしては面白いんだけど、こういうつっかえ感をいつまでも持ち続けるというテーマはもう無理。
    ーーーーー
    辞令がなければ、函館に戻るつもりなどなかった。刑事・田原稔は、函館西署着任の前日、殺人事件発生の報を受ける。被害者は、かつて愛情をかわした女、水野恵美だった。反故にされた約束。忘れたことはない。忘れられるはずがない。この事件に関わることは、二十年前に彼が故郷を捨てざるを得なかった、ある事情を追うのと同じこと。田原は黙々と捜査を続けていく。警察小説の傑作!

  • 面白い。特に、中盤から。どんでん返しのストーリー。

  • コテコテの香港映画的でよろしい

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著者プロフィール

1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務を経てフリーライターになる。96年『不夜城』で小説家としてデビュー。翌年に同作品で第18回吉川英治文学新人賞、98年に『鎮魂歌(レクイエム)不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞、99年に『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞。2020年、『少年と犬』で第163回直木賞受賞した。著者多数。

「2022年 『煉獄の使徒 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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