二年半待て (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
2.78
  • (0)
  • (13)
  • (41)
  • (21)
  • (5)
本棚登録 : 230
感想 : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198942489

作品紹介・あらすじ

婚姻届を出すのは待ってほしい――彼はどうして結婚を決断してくれないんだろう。そこには思いもよらない理由があった(「二年半待て」)。死を目前に、なぜか旧姓に戻していた祖母。評判のおしどり夫婦で、祖父の眠る墓に入ると公言していたのに……。“エンディングノート”からあぶりだされる驚きの真実とは(「お片づけ」)。就活、婚活、妊活、終活――人生の岐路にまつわるミステリー7篇。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 短編集。話一つ一つは、なかなか面白いので短編でなく、もっと長くふくらませて、読みたかったかな。

  • 就活から終活迄7話構成、いつもの女性目線の話題はさすがですが、重要なキーワードであるにもかかわらず中身がイマイチかなぁ...もう少しいつもの怖さやどんでん返しがあってもよかったんじゃないかと思うのは私だけでしょうか?

  • 新津きよみさんの短編集。

    全7話収録されています。

    彼女の生きる道→「就活」
    二年半待て→「婚活」
    兄がストーカーになるまで→「恋活」
    遠い心音→「妊活」
    ダブルケア→「保活」
    糸を切る→「離活」
    お片づけ→「終活」

    今回は人生の節目に訪れる様々な「活動」がテーマとなっており
    どれも身近に感じる事象ばかりで興味深く楽しみながら読ませて頂きました。

    安定の読みやすさで一気に読めましたが
    お気に入りは短編ならではのキレの良さと良い意味で想像を裏切られた「ダブルケア」

    表紙もいつものイメージと異なり新鮮な印象でした。

  • 記録

  • 「〇〇活」で揃えることに拘るあまり、いまいち中身がないように感じた。ダブルケアでは世にも奇妙な物語のようなゾワっとした感じをおぼえたけれど、そのほかはさらっと読めたぶんあまり何も残っていない。

  • ◯活がテーマな短編小説

    どんでん返しミステリーの煽りが肩透かしすぎて、全章、もしかして読み飛ばしたか?と不安になった
    おもしろくないしどんでん返しもないし酷い

  • さらさら読めた短編集。二年半待てはおもしろかった。

  • 女性の様々な○活がテーマの短編集。
    兄がストーカーになるまでと、ダブルケアの結末が想像とは異なり面白かった。
    ほんのりミステリーを楽しみながら、妊活、保活、離活などの知識が得られます。

  • 人生の色々な「○活」の短編集
    「どんでん返しミステリー」という触れ込みだけど、きれいに落ちてるのもあれば無理やりなものもあれば……
    「親しき仲にも"悪意"あり」という見出しの方がしっくりくるかな

    「就活」彼女の生きる道
    「婚活」二年半待て
    「恋活」兄がストーカーになるまで
    「妊活」遠い心音
    「保活」ダブルケア
    「離活」糸を切る
    「終活」お片づけ

    主に女性視点での人生の岐路になっている

    「就活」
    娘の就職がなかなか決まらない母親視点
    離婚の際に夫の方を選んだ娘。母親とは価値観が合わないという
    母親は母親で自分が婚外子である事で就職に苦労した経験があって
    出自のについてのあれやこれや

    「婚活」
    非正規雇用の彼氏が、結婚まで二年半待って欲しいという理由は?なお話
    ってか、最後には二年半待って欲しい理由は判明するけど、最初の方は結局何が理由だったんだろうね?
    生活が安定するまでって単純なことかな?

    「恋活」
    理系でオタクっぽい兄に恋人を作ろうとする妹
    徐々にストーカーっぽくなっていく兄に対してとった妹の行動は?
    このお話は構造がきれいでいいですね
    まぁ、結末はちょっと怖めですけど……

    「妊活」
    できちゃった結婚の夫婦の大学生の息子が、一回り年上の女性を結婚相手として連れてくるお話
    父親からのメッセージでなんとなく気づいた
    個人的には、妊活はタイミング法以外はしないほうがいいんじゃないかと思うけど
    ま、選択肢としてある以上はその選択を否定する気はないといったところかな

    ってか、家の娘がもし今結婚して子供を生んだら、僕も42歳にしておじいちゃんになるなぁと思ったり

    「保活」
    複数の身内の介護をこなしてきた女性が、母の異変に気づく
    味の変化、物忘れ等々
    そして帝王切開を姑に咎められ続けた経験から、出産方法に関して異常な執着を見せる

    うちはまだ親の介護が必要ではないけど、もし結婚を継続しててあともう少ししたら……と思うとまったく他人事には思えない
    もし自分が当事者だったら気付けるかなぁ?という不安感

    「離活」
    契約書を交わして結婚した二人が、契約の通り離婚した後のあれやこれや
    熟年離婚が増えているというのは結構前から言われてたけど、その気持が今はよくわかる
    どれだけ一緒に暮らしていても、むしろ長い年月を積み重ねてきたからこその価値観の相違ってのは埋められないよね

    「終活」
    孫に日記を残して亡くなった祖母
    実は亡くなる前に旧姓に戻していた事が判明
    その疑問に孫とその彼氏候補が挑む


    どのお話も一応のオチが用意されてあるけど、全部が全部どんでん返しとは言えないかな?
    婚活、恋活、妊活、保活はとてもキレイに決まってるけど
    就活、離活、終活は取ってつけたようなものなので、それほどの必然性を感じない

    でもまぁどの作品も女性の心理描写をリアルに感じた

  • 題名に惹かれて読む。『二年半待て』何かはわからないけど、二年半なら待てそうな気がする。三年は長く感じる。それにしても、あらすじの『どんでん返しミステリー』というにはちょっと物足りない短編集であった。特に最初の『彼女の生きる道』なんて、続きがあるのかと思ったくらい拍子抜け。表題作の『二年半待て』も期待外れ。『兄がストーカーになるまで』『ダブルケア』の二つはどんでん返し、という条件はクリアしていると思うし、なかなか面白かった。しかし全体的にはちょっと今一つ感は拭えない。

全32件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

長野県大町市出身。青山学院大学文学部仏文科卒業後、商社勤務などを経て1988年に作家デビュー。女性心理サスペンスを基調にした作品を多数手がける。『二年半待て』で2018年徳間文庫大賞受賞。近著に『始まりはジ・エンド』『セカンドライフ』『ただいまつもとの事件簿』などがある。

「2021年 『妻の罪状』 で使われていた紹介文から引用しています。」

新津きよみの作品

ツイートする
×