二年半待て (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198942489

作品紹介・あらすじ

婚姻届を出すのは待ってほしい――彼はどうして結婚を決断してくれないんだろう。そこには思いもよらない理由があった(「二年半待て」)。死を目前に、なぜか旧姓に戻していた祖母。評判のおしどり夫婦で、祖父の眠る墓に入ると公言していたのに……。“エンディングノート”からあぶりだされる驚きの真実とは(「お片づけ」)。就活、婚活、妊活、終活――人生の岐路にまつわるミステリー7篇。

感想・レビュー・書評

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  • 死後離婚とは配偶者が
    亡くなった後に、

    配偶者親族との関係を
    終わらせるもの。

    亡くなってからも夫の
    親族から嫁扱いされる
    のはちょっと・・・

    という理由で主に女性
    の側から届出がある。

    手続きとして姻族関係
    終了届を役所提出する。

    そして復氏届を出せば
    旧姓に戻ることも。

    遺産相続や遺族年金は
    そのまま受け取れるし、

    むろん今ある家を取ら
    れるような心配もあり
    ません。

    核家族化で結婚をした
    子供のほとんどが親と
    同居しない現代。

    結婚をすれば法的にも
    親子は別の家族となり
    ます。

    そのため配偶者が亡く
    なってしまえばその親
    や親族との関係は希薄
    に。

    そんな現代の世相から
    年間数千の届出がある
    そうです。

    それが良い悪いは別と
    して、

    そういう選択肢がある
    ということを知ること
    ができてよかったです。

  • タイトルを見て気に入ってたまたま手に取ったけど、思っていた内容とは違った!
    二年半待て ってそういこと!?と思うはず
    短編集で、全部ちょっとずつ怖い大人の話だった。

  • 読了済

  • ★購入済み★

  • タイトルの「二年半待て」はセンスが良く、興味をそそられる。が、二年半待て、は、肝心の中身が期待外れだった。短編それぞれのドンデン返しがこの本の肝なのに、半分返し?というか、これってドンデン返しって言うの?というモヤモヤしか残らないし薄い内容。それ以外の短編の方がずっと良かった。「彼女の生きる道」「お片づけ」など面白かった。

  • 就活、婚活、恋活、妊活、保活、離活(離婚への準備)、終活をテーマにした短編集。
    こういうテーマを扱った物語は女性視点になりがち。「恋活」の話の主体は男性だが、語り手は妹の女性。あえて男性視点でこれらのテーマを扱ったら、どうなるだろう。

  • もうひと展開欲しかったかなー

  • 人生の分かれ道がテーマの短編集。 
    今作もやはりゾクっとする話がいくつかあった。
    心温まる話もあった。
    『遠い心音』の結末が良かった。

  • 覚えてない…そんな驚きもなく終わっちゃったなぁ

  • 短編集。話一つ一つは、なかなか面白いので短編でなく、もっと長くふくらませて、読みたかったかな。

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著者プロフィール

新津きよみ長野県生まれ。一九八八年『両面テープのお嬢さん』でデビュー。二〇一八年『二年半待て』で徳間文庫大賞を受賞。『女友達』『トライアングル』『ふたたびの加奈子』など多くの作品が映像化されている。主な著書に『夫以外』『ただいまつもとの事件簿』『セカンドライフ』『妻の罪状』など。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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