- 徳間書店 (2018年4月6日発売)
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感想 : 12件
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784198943264
作品紹介・あらすじ
過酷な運命を背負わされたとき、人が最後に渇望するものとは何か? HIVに感染した夫婦が葛藤の末に下した苦渋の決断とは。自ら命を絶つことを選んだ者が、樹海の中で最期に求めるもの。子を亡くした両親が、来世で幸せになってほしいと祈りを込めた絵馬。どこまでも鋭く、深く、そして優しく人間を見つめてきた著者だからこそ描ける、衝撃と感涙の短篇ドキュメンタリー集。(『東京千夜』改題)
感想・レビュー・書評
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石井光太『絶望の底で夢を見る』徳間文庫。
『東京千夜』の改題文庫化。
東日本大震災以来、いつも死や災害がすぐ隣に居るような感覚をうっすら抱いている。その感覚は何年経とうが消えることはないだろう。世の中は欺瞞に満ち溢れ、何が起きてもおかしくない時代。まさかこんな時代が来ると誰が予想しただろう…
災害だけでなく、様々な事情や不幸により現代社会は常に孤独や死と隣り合わせであるのではないかという考えが頭の中に浮かんでくるような恐ろしい短編ドキュメンタリーであった。過酷な運命を背負い、自ら死を望む人びと、様々な不幸による肉親の死を悼む人びと。そんな人びとの物語が綴られる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
絶対貧困で有名な石井さんの日本で出会ったいろんな人たちについてのエッセイ。
日本で身近な分読んでいて辛いところが多かった。 -
人それぞれイロイロなものを抱えて生きている
なかには その後どうなったのだろう。。? とモヤモヤした感じが残ったケースもあったが 青森県の「婚礼人形」や山形県の「ムカサリ絵馬」など 東北の死後婚の風習が個人的にはとても興味深い話だった -
これまで読んだ石井さんのルポとはまた違っていた。ご本人の感じたことや、経験されたことが多かったから。
震災の話は、当たり前の日常が何より幸せである事を思い出させてくれる。胸が締め付けられる。 -
いろいろな人生あります。
もうちょっと1つ1つの話に深く感じるものが生まれるかと思ったけど、そこまでには至らなかった。 -
過酷な運命を背負う人たちの今の思いと明日への一歩。鋭く優しく人間を見つめる衝撃の短編ドキュメンタリー。
自殺、HIV、ハンセン病、障害者の性などテーマは重い。安易な同情は彼らに失礼だし、突き詰めれば自分自身の現実にもあたるかもしれない。何を希望に生きていくのか。誰も出せない答えを探し求めるのが人生なのか。 -
9
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2019.10.23 67
ブックオフでジャケ買い。すごくよかった。石井光太何冊か読んでるが、やっぱりいい。いろんな人生がある。それぞれの人生には、フィクションでもないような、壮絶な物語がある。そんなノンフィクションに接する石井光太の取材力、先入観なく、まっさらで接するスタンス。取材者の心の揺れ動きも示す姿。
樹海に吊るされるノートブック。
子供が天国で結婚できるように供養する人々。
人は子供を失ったとしても、生きていく限りどこかで悲しみを覆い隠すことを強いられる。だが、彼らは悲しみから目を逸らすことができても、完全に癒すことはできない。
HIV。障害者のセックス。会いたいと言って断られた悲しいから。処女のまま死んでしまう女子高生の性。
きっと遺された者はそれぞれの物語を抱えて生きていくことしかできない。
そしてあとがき。
人の人生は結晶のような小さな体験のつめ重ねだ。素晴らしい。
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東2法経図・6F開架:914.6A/I75z//K
著者プロフィール
石井光太の作品
