疾風の義賊 〈新装版〉 (徳間文庫)

  • 徳間書店 (2018年12月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784198944209

作品紹介・あらすじ

孤児の乱之介は人買から小人目付斎権兵衛に拾われ、生きるための知恵を身につける。芸人一座に身をやつした乱之介は、米価を操る悪徳仲買らを拉致、身代金を要求し江戸庶民の喝采を浴びた。若き目付、甘粕孝康は、面子を潰された上席の鳥居耀蔵から捕縛を命じられる。己の義を信じ剣を恃みに生きる者同士、対決の時は迫る。長篇時代剣戟。(『疾風の義賊双星の剣』を一部改題した新装版)

みんなの感想まとめ

物語は、孤児の乱之介が小人目付の権兵衛に拾われ、成長しながら江戸の悪徳商人に立ち向かう姿を描いています。彼は、父の仇である鳥居耀蔵に復讐するため、仲間と共に奮闘し、悪を討つための知恵と勇気を身につけて...

感想・レビュー・書評

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  • 疾風の義賊シリーズの1作目。
    「新装版」。2018.12発行。字の大きさは…小。

    さらわれた小僧・乱之介が、小人目付頭・斎(いつき)権兵衛に買われる。斎乱之介は、父・権兵衛により小人目付として育てられる。米騒動の折に無実の父・権兵衛が鳥居耀蔵により処刑される。乱之介は、代助・羊太の兄弟と惣吉とで仇を討つため、鳥居耀蔵に向かって行く。そんななか同じく父の敵と狙う陽明学者の寺坂正軒の娘・三和を救い、5人で敵を討ちに行く。
    かつての父の上司・十人目付甘粕克衛の息子・孝康が乱之介の前に立ちはだかる。

    次作が楽しみである。

  • 6,7歳の浮浪孤児が、逃げ惑う姿から、物語が、始まる。
    着る物もボロボロ、食べる物も無く、町の地回りの懐の巾着を盗もうとして、捕まってしまう・・・

    そこへ現れたのは、お杉という女が、その孤児をお金で、身請けするのだが、・・・・
    そこで、ホッとしたのもつかの間、お杉は人身売買をして居り、孤児は、乱之介という名をつけられて、斎権兵衛に買われることになる。

    権兵衛は、この孤児の乱之介そ養子にして、生きるための世の中の知恵を身に付けさせていく・・・

    そして、日々が過ぎ、江戸は、米価が、高騰しており、その米価を操る悪徳仲買やその上役の者、そして、鳥居耀蔵までが、私欲を求めていた。

    ここまでは、孤児と米騒動が、繋がらなかったのだが、・・・・

    天保世直党が、どうして、悪徳仲買商人3人を誘拐したのか?
    そして、日本橋大高札場に、御触書で、鳥居耀蔵の名前も記載されていたのかも・・・

    打ち壊しの首謀者として、斎親子が、つかまり、権兵衛は、養子とした乱之介をかばい、処刑させられたのだ。

    能の翁の面をつけ、乱之介たちが、活躍する。
    とうとうたらりたらりら・・・と、謡から始まる神歌。
    坂岡真の「鬼役」でも、出て来る歌である。

    この翁面から、隠居の甘粕克衛が、もしやして・・・・斎親子と関わりがあるのでは、と推測し、孝康に、進言する。

    洋太が、捕まり、その奪回に、乱之介たちは、・・・・
    たった数人で、洋太を連れ戻す事に成功する。

    鳥居を追い詰めた乱之介は、孝康との激刃が、繰り返されるのだが、、、乱之介が、孝康の胸元へ刃を突き付ける。
    ただ、乱之介は、面を取り、孝康に頼み事をする。
    それは、人買いにされる子供達を見つけ出し、子ども達を親へ帰してくれ!という願いであった。

    乱之介と孝康。
    これからの2人は、どのような展開をして行くのだろうか?
    そして、大江戸天下一座は、北へと進んで、悪を退治していくのだろうか?と、続編が期待される。

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著者プロフィール

(つじどう・かい)
1948年高知県生まれ。早稲田大学第二文学部卒。出版社勤務を経て作家デビュー。「風の市兵衛」シリーズは累計200万部を超え、第5回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞、ドラマ化でも好評を博した。著書には他に「夜叉萬同心」シリーズ、「日暮し同心始末帖」シリーズ、単行本『黙(しじま) 』など多数。本書は講談社文庫初登場作品『落暉に燃ゆる 大岡裁き再吟味』に続くシリーズ第二作となる。

「2022年 『山桜花 大岡裁き再吟味』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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