- Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198944612
作品紹介・あらすじ
それは、
君たちの嘘のせい。
復讐の幕があがる!
女子大生の田渕美香は友人の轟淳子、黒沼さとみ、
池内小百合と六本木の店で
マリファナを喫っていた。
ところが、薬で眠らされてしまう。
気がつくと乱暴された跡が!
美香は外務大臣の娘。
麻薬パーティにいたなんて
知られるわけにはいかない!
同級生の西川勇吉を乱暴した犯人に仕立て上げ
逮捕させることに成功する被害者づらの彼女たち。
西川は追い詰められ自殺してしまう。
数年後「逃れることはできない」と
奇妙なメッセージが彼女たちのもとに届く。
差出人は罪を着せられた西川だった!
復讐の幕があがる。
感想・レビュー・書評
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赤川次郎先生の作品を読むのは四半世紀以上ぶりかもしれない。
久々なのだけれど「こんなにハイペースで読めたっけ?」
とにかくすごい勢いで話が展開する。
それなりに厚い文庫本だが、
時間のある人なら一日で読み終えてしまうのではなかろうか。
犯人というか仕掛け人は分かりやすいので、謎解き的なミステリー要素はない。
それでも「あーそういえばそういう人いたな」という驚きはある。
あと「君、善人ぶって裁かれてないよね?」という不満もある。
徳間文庫版は表紙がちょっとポップでファニィは印象。
本編は策謀と裏切りのお話なんでミスマッチかも。
昔から赤川先生の作品は表紙で損をしてる気がしないでもない。
(旧版の三姉妹探偵団とか)
とにかく怒涛の展開ですぐ読み終えられる一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
978-4-19-894461-2 598p 2019.5.15 初刷