短篇ベストコレクション 現代の小説2019 (徳間文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (704ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198944766

作品紹介・あらすじ

歌は世につれ世は歌につれとはよく言われるが、
それは小説も同じこと。
とりわけエンターテインメント小説は
世相を強く反映するもの。
はたして平成最後の短篇ベストコレクションである
本書からはなにが見えてくるだろう。
小説への新しい兆しだろうか?
それとも終末の予感?
 
大ベテランから気鋭までの
作品群の世界に浸りながら、
平成のエンターテインメント文学は
世を映す鏡だったろうかと黙考するのも一興。
読後感たっぷりのアンソロジー。

【収録作家】
青崎有吾 朝井リョウ 朝倉かすみ 朝倉宏景 小川哲 呉勝浩 小池真理子 小島環 佐藤究 嶋津輝 清水杜氏彦 高橋文樹 長岡弘樹 帚木蓬生 平山夢明 藤田宜永 皆川博子 米澤穂信

感想・レビュー・書評

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  • 短編集 読みごたえあり

  • 旅のお共として。18篇のアンソロジー。いや、こういうのはアンソロジーと呼ばないのか? ミステリだけではないので、3篇だけ合わなくて飛ばした。青崎有吾「時計にまつわるいくつかの嘘」だけ再読。呉勝浩「素敵な圧迫」は不思議な話でこういうのも書く人なんだと思った。ちょっと分厚いのが玉に瑕だけど、こういうのが旅のお共にいいんだよなー。

  • 【収録作品】「時計にまつわるいくつかの嘘」青崎有吾/「どうしても生きてる 七分二十四秒めへ」朝井リョウ/「たんす、おべんと、クリスマス」朝倉かすみ/「代打、あたし」朝倉宏景/「魔術師」小川哲/「素敵な圧迫」呉勝浩/「喪中の客」小池真理子/「ヨイコのリズム」小島環/「スマイルヘッズ」佐藤究/「一等賞」嶋津輝/「エリアD」清水杜氏彦/「pとqには気をつけて」高橋文樹/「傷跡の行方」長岡弘樹/「胎(コ)を堕ろす」帚木蓬生/「円周率と狂帽子」平山夢明/「銀輪の秋」藤田宜永/「牧神の午後あるいは陥穽と振り子」皆川博子/「守株」米澤穂信

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著者プロフィール

日本文藝家協会(にほんぶんげいかきょうかい)
昭和21年(1946)、作家、劇作家、評論家、随筆家、翻訳家、詩人、歌人、俳人等、文芸を職業とするものの職能団体として誕生。大正15年(1926)に劇作家協会と小説家協会とが合併、設立された文藝家協会を前身とする。戦後、「社団法人 日本文藝家協会」として生まれ変わり、文芸家の権利を守るだけではなく、日本の文芸文化全般の隆盛を願って活動を続けている。


「2023年 『文学2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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