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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784198945008
作品紹介・あらすじ
筒井康隆の世紀の奇書が〈定本〉として三十七年ぶ
りに復刊!
筒井康隆の毒と笑いをご堪能あれ。
〈ドンドンはドンドコの父なり。ドンドンの子ドン
ドコ、ドンドコドンを生み……〉
ジャズ・スキャットで使われる
バブリングを駆使し、
奇想天外なパロディ聖書として
読書界を驚倒させた表題作ほか、
初刊文庫で未収録だった実験作品「上下左右」
(イラストは雑誌掲載時の真鍋博)を収録した
完全版。
書下しの自作解説を併録。全十篇。
(解説 井上ひさし)
〈目次〉
バブリング創世記
死にかた
発明後のパターン
案内人
裏小倉
鍵
上下左右
廃塾令
ヒノマル酒場
三人娘
自作解説 筒井康隆
解説 井上ひさし
感想・レビュー・書評
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Kindlで。まぁー、ぶっ飛んでます(笑)
文庫化は1982年、そこから37年経った2019年に復刊した本帯には『奇書 復刊』とあるようです。
さすが天才奇才、筒井康隆氏!
SF、ミステリーホラーに加え、百人一首のパロディや言葉遊び、シナリオ、小説の枠を超えた作品と、バラエティに富んだ10話。そんな中に社会風刺も忍ばせてあり、とにかく驚きの連続作品でした!
中学生時代『家族百景』『七瀬ふたたび』をドラマと本でハマってたことを懐かしく…美しく初々しい多岐川裕美版です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
言語やコミュニケーションをテーマにした短編小説。※ 「バブリング」というタイトルは、赤ちゃんのように言葉を習得する初期段階の音声を指しており、言葉が生まれる原初的な状況を示唆しているとのこと。
「死にかた」が特に好きだ。どうしようもなく理不尽な死であるのに、それまでの規則性からそれすらも受け入れてしまうところにどうしようもない人間みを感じてしまう。
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『残像〜』に続き、筒井作品九作目。相変わらず発想がぶっ飛んでいて面白いなぁ。その中でも一番は「バブリング創世記」であろう。聖書のパロディなんて信者が知ったらどうなることか——。同じような言葉が続き、何処を読んでいるのかわからなくなるので音読したが、リズミカルで思いの外面白いのでオススメである笑
……とここまで書いて両解説を読んだのだが、作者(基本SF作家だと認識していた)の凄さを微塵も感じ取れなくて恥ずかしい限り…(^^; 社会風刺、コメディ、ホラー・・どれもユニーク(ブラック含む)があり、クスッと笑えました。こんな自由に描けたら楽しいだろうなぁと。ジャンル分け不可能な"筒井康隆"という唯一無二のジャンル。確かに奇書であった…。 -
何かしらの概念が爆発した。どの枠にも当てはまらない「筒井康隆」というジャンル。表題作、読んでてわくわくが止まらなかった。
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やりたい放題。
筒井康隆さんでなければ途中で読むのをやめていたかも。
常時、オチに期待しながら読んでいましたが、裏切られた部分も多い。
ただ、実験的な小説は好きなので星5。 -
1ページ目を見た瞬間に、え!?え!?となった笑
全編通して、一周回ってナンセンス、みたいなものが根底にあって、筒井さんらしさ炸裂だった。
「鍵」については、青春という切り口からどんどんホラーな方向に流れていって、「世にも奇妙な物語」でドラマ化されたというのも納得できる。
「三人娘」は当初未完だったそうだが、完結版が掲載。サラリーマンというものを徹底的にバカにしている感じがおもしろい。 -
《目次》
「バブリング創世期」
「死にかた」
「発明後のパターン」
「案内人」
「裏小倉」
「鍵」
「上下左右」
「廃塾令」
「ヒノマル酒場」
「三人娘」 -
面白い!ホラーもコメディもある
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奇書中の奇書
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若い頃は、グロが行き過ぎるところが苦手だった筒井康隆作品。加齢で鈍感になったのか、ガハガハ笑って読めた。
「死にかた」「鍵」 -
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子供の頃読んだことがあるが、久しぶりに再読したらやはり抜群に面白い。表題作の中で一番ふふっとくるのは今も昔も「タイヤ、クギをふめり」の一文。「死にかた」は理不尽な世界観がたまらない。「廃塾令」はいま読んでも風刺が効いている。百人一首のパロディ「裏小倉」も面白いなぁ。まさか全首あるとは、そして後半になるにつれ若干やっつけっぽい句が増えるバランスもたまらない。
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結構面白かった。土岐麻子さんが音楽のような言葉と言っていたのがわかる(バブリング創世記の編)。
全編通してシュールで、遊び心?が満載 -
想像していたのと違った。思ったより読みづらい。
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タイトル作品を含めた筒井康隆作品集。なんというか、この人はまさに「天才」というよりは「奇才」と呼ぶべき人なのかもしれないと改めて思う。ストーリーとしての面白さを持ったまま、文学を、日本語を、常識をことごとく(いい意味で)おちょくってくる。評判高い「鍵」もさることながら、個人的には「死にかた」「三人娘」あたりもとても良かった。一見荒唐無稽なストーリーの中に、何か人間の本質をえぐるような、そんなエッセンスが散りばめられている。
今では問題視されるような表記もたくさんあるけど、ある意味これも筒井康隆節といえばそうなわけで。本好きは、一度読んでおいて損はないと思う。 -
発想力の天才さをまじまじと見せつける奇作。
私がどれだけ凡人なのかがよくわかる不思議な魅力の詰まった短編集。
読みやすくはない。 -
2020年に読んだ本で最も「きちがい」という言葉に触れた。この他にも昔は見聞きしたような表現がチラホラ。時代は変わっているんだなぁと思わされた。そういう意味では解説まで含めて定本と言えるのではないでしょうか。
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「死にかた」は傑作。
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解説で、井上ひさしが筒井康隆のことをメチャメチャ持ち上げているんですが、あなたも相当な異才の持ち主だと思いますけど~(笑)
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読み終わりました。
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1978年に刊行の再文庫化。斬新かつユーモア溢れる短編小説集。特にほぼ擬音語で構成された"バブリング創世記"の独創性に驚く。その他にも他に類を見ない様々な作品に圧倒される。
著者プロフィール
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