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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784198945350
作品紹介・あらすじ
罪を犯した者に、被害者が体験した記憶を
追体験させることができる機械「0号」。
死刑に代わるシステムとして開発されるが、
被験者たち自身の精神状態が影響して、
なかなか成果が上がらない。
その最中、開発者の佐田洋介教授が私的な目的で
使ったために研究所から放逐される事態に。
研究は、部下の江波はるかが
密かに引き継ぐことになったが……。
人の心の機微を描くことに定評のある著者が、
近未来を舞台に描く、渾身のヒューマン・ドラマ。
刑罰0号
疑似脳0号
ギニーピッグ
エレクトラ
NOVO0号
聖戦
グラウンド・ゼロ
解説 大矢博子
みんなの感想まとめ
被害者の記憶を加害者に追体験させる機械「0号」を中心に描かれるこの作品は、死刑に代わる新たな刑罰システムをテーマにしたヒューマンドラマです。開発者の私的な目的による研究の頓挫と、部下による引き継ぎを通...
感想・レビュー・書評
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罪を犯した者に、被害者が体験した記憶を追体験させることができる機械「0号」。
死刑に代わる新しい刑罰システムとして開発されるが、なかなか成果が上がらない。
そんな最中、開発者の佐田洋介教授が私的な目的で「0号」を使用したことが発覚し、研究所を放逐される事態に。
研究中止と思われたが、密かに部下の江波はるかが引き継いでいた……。
被害者の記憶を加害者に追体験させるシステムをめぐる、ヒューマンドラマ・SF小説です。
ライトノベルのような表紙の雰囲気から、若者向けに死刑の是非を問いかける軽めの社会派SFみたいなのをイメージしていたのですが、被害者・加害者意識から刑罰、宗教、原爆・テロリズムなど、様々なテーマが詰められた壮大な話で驚きました。
作中で、死刑廃止国と継続国の違いを話すシーン、日本では「仇討ちを是とする考えが根強い」という話が出て、確かにと納得してしまいました。
仇討ち・敵討ち・仕返し・復讐ものって人気あるんですよね。古くは忠臣蔵から落語の題材、かちかち山などの昔話。最近だと復讐がテーマの漫画も色々出てますし、いわゆる小説投稿サイトの「ざまぁ系」とかも。
犯罪だとしても、どこかに「あっちがもっと悪いのだから、これは正当な行為だ」という気持ちがあるからかもしれません。
肝心の「0号」の話。被害者の記憶を加害者に追体験させることが、本当に死刑に代わる贖罪として機能するかと考えると、私はちょっと難しいのではないかと思ってしまいます。
加害者の精神状態によっては、加害者が逆に被害者意識をもってしまう事に繋がらない? とか。というか、シンプルに身内が被害者なら加害者に記憶見せたくないなとか。日本の刑罰システムに全面的に賛成も反対もしているというわけではないですが、どういったシステムでも必ずどこかからは反発が出ると思うので難しい話ですよね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
死刑にかわるシステム刑罰0号。記憶追体験。興味深い、考えさせられるテーマだ。
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面白かったー!!!この方法は効果がありそうな気がする。できたら、頭の中で傷みも伴うようになればさらに期待できるんじゃないだろうか。
イマイチな犯罪者には隔週で色々受けさせるのも良さそう。
相手の気持ちを考える。
被害者遺族の気持ちを埋め込んでもありかなぁ。
そんなふうに思える一冊でした。
実際に使えるようになったらなお良さそう。と、思えるほどに画期的なシステムでした。
この短編でだんだん未来に移って行く描き方も、その後がずーっと繋がってて面白かった!!!!!!
この著者はいっとき大ハマりしましたが、またハマりそうな予感!!!! -
被害者の記憶を加害者に体験させることで贖罪の気持ちをもたせることを目的としたシステム「0号」の試験運用が密かに開始されていた。
短編かと思いきや、実は全て〈0号〉が運用されている物語…だけならまだ読みやすかったかも。途中から開発側の事情やらなんやらでごちゃごちゃして、結局最後の方は流し読みみたいになってしまった。ファンタジーというか、元々あまり好きなジャンルじゃないからかも。 -
発想は凄く面白いと思ったんだけど、ちょっとメイン陣のキャラが深まらないかな?ってところと後半風呂敷広げまくっちゃう辺りがもったいなかったかも。
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読んだ後に心にずしんと来る様な重いコンセプトのものを探していたので購入。0号の技術又はその応用について、話が飛躍しすぎていて現実味がないように思える場面もあったが、0号が本当に実現したらどんな世界になるのだろうかと考えてしまうほどに物語に没頭してしまった。原爆、刑罰、テロ、精神病治療…と様々な題材が詰め込まれていて、それぞれの在り方について考えさせられる作品だった。作者さんのSFものをもっと読みたくなった。
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被害者の記憶を加害者に追体験させることが、死刑に代わる贖罪のシステムになるのだろうか。記憶の共有が実体験の共有に繋がるのだろうか。
何とかしたいと思う気持ちが一つの方向性を持った時事は進み始める。その意思が続く限り目標は近づくだろう。 -
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なかなか斬新な小説だと思いました。どの角度で見るかで楽しみ方がまったく異なるのではないかと。例えば、核の問題、死刑問題、新しい多重人格物としても捉えられます。次回、読んだ時感想かわりそうだなぁ。おもしろかったのでブログで紹介してます。https://chobidoku.com/keibatsu0gou/
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自分には合わなかったなー
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西條奈加さんにこんな作風があったんだ!とびっくり。
記憶の追体験をさせることで死刑に代えるという発想、物語のスケールの大きさはすごいなと思ったが、私は時代小説の方が好きだな。 -
自分の意見として、何件も殺人を犯してるとか惨い事件を起こしたとか社会的に影響のある事件を起こしたとか、その場合は死刑判決も妥当だと思ってる。
犯人が未成年の場合は極刑を逃れる事もあるし、惨い事件と思っても極刑にならない場合もあって、被害者の気持ちを考えると無念でならないんだけど、そんな時に死刑に替わって0号のシステムがあったら多少は救われるのかなあと思った。
加害者に被害者の記憶を追体験させる事で自分の罪の重さを自覚させる。死刑に出来ないのであれば被害者の記憶を追体験させて恐怖を与えるのも良いのではないなかと。
途中までは0号を体験した加害者のあれこれが面白かったんだけど、後半はなんだか方向性が変わった気がして、面白さが半減してしまったかなあという印象。 -
おもしろかった?けど
最初の始まり方と終わり方にギャップがあって
あっ!そっちで終わるんだ!って感じだった
でもこの刑罰0号が現実世界にあったら
被害者の方々の強い味方?(という言い方が
あってるかはわからないけど)
になるんじゃないかと思った。
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想像していた内容とは違ったけれども、想像以上に考えさせられながら読めた。連作短編の難しいとこでもあるが、一編がどうしてもライトにならざるを得ないのは苦しいところ。本当はもっともっと濃い一編を読みたくなる作品。
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内容は面白かったと思う。
でも思っていたのとは違う内容だった。
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