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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784198945411
作品紹介・あらすじ
現行犯なら一般人でも逮捕出来る。それを利用して、「現行犯の私的逮捕が趣味」の男の活躍を描く。プロの刑事には迷惑がられながら、趣味の逮捕に邁進する。本人は実に真剣なのだが、傍から見るとちょっと笑いを誘ってしまうような活躍になってしまうのだが…。
決めぜりふ、「また逮捕してしまった」
連作短編 70~80ページ×4篇
舞台は東京東部のいわゆる下町。
主人公は、無駄な正義感に燃える初老の男。寡黙な整体師。離婚して妻子は他所に住んでいる。
ルールを無視する人間を憎む(映画「シリアルママ」のような)。
読者に違和感を与えるような、正論しか言わない「正論おじさん」のような存在。
治療院の受付嬢や患者から「悪いヤツ」を知ったりする。
患者たちが主人公の行動に巻き込まれて「私人逮捕」に協力せざるを得なくなったりする。
*序章
主人公が悪党を追い詰めて、「私人逮捕」をする。
「お前を現行犯逮捕する!」
「なんでオマワリでもないオッサンが逮捕出来るんだよ!」
「馬鹿め!刑事訴訟法第213条を知らないのか!」
「知るわけないだろ!」
「刑事訴訟法第213条 現行犯人は、何人でも、逮捕状なくしてこれを逮捕することができる。いいか、ナンピトでも、だぞ。つまり私人逮捕は法律で認められてるんだ!」
パトカーがやって来て、主人公は犯人を引き渡す。
犯人の身柄を受けとった刑事はウンザリ顔で手錠をかける。
主人公は「また逮捕してしまった……」とニヒルに現場を立ち去る……。
以下、どこかで見聞きしたようなという現実の事件の要素を取り入れて、主人公の活躍で日頃「小さな正義感」すら行使できない(多分)読者に留飲を下げていただく趣向。
みんなの感想まとめ
現行犯逮捕を趣味とする整体師の男が主人公のユーモラスな連作短編集で、彼の正義感に満ちた行動が描かれています。主人公は法律を駆使して悪を追い詰め、周囲の人々を巻き込みながらも、どこか滑稽な展開が笑いを誘...
感想・レビュー・書評
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安達瑶『私人逮捕!』徳間文庫。
安達瑶の作品には非常に珍しいエロっぽくないコミカルなイラストの表紙に驚いた。
現行犯の私人逮捕が趣味という整体師のオッサン榊鋼太郎の活躍を描いたユーモラスな連作短編集。
世間を賑わした事件なども散りばめて、従来作からの脱却を試みたのかかなり挑戦的な作品なのだが、結果は今一つ。物語の造りは有川浩の『三匹のおっさん』に似ているがそこまでの面白さは無い。
本体価格720円
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正義感の強い方にはとても痛感であると思いました。
若干詰めが甘い箇所もありますが楽しく一気読みしちゃいました。
オススメの一冊ですね
「三匹のおっさん」を思い出しました。
またテレ東さんでドラマ化してくれないかな -
エロはないけど安達色はしっかりあり楽しめた。
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また私人逮捕してしまった…刑事訴訟法第二百十三条。現行犯人は、何人でも、逮捕状なくしてこれを逮捕することができる。榊鋼太郎は曲がったことが大嫌いな下町在住のバツイチ五十五歳。日常に蔓延する小さな不正が許せない。痴漢被害に泣く女子高生を助け、児童性愛者もどきの変態野郎をぶっ飛ばし、学校の虐め問題に切り込む。知らん顔なんかしないぜ、バカヤロー。成敗してやる!
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